妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

ウォヌヨンが困ってる BitterSweet

BitterSweet

ビタスイのミーニーの続きが書きたくて、でも長いのは書けそうになくて、ミニマムで時々、ビタスイの2人を書こうと思う............。えへへ。

sevmin.hateblo.jp

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ウォヌヨンが困ってる

色々あって、しばらくウォヌは弱ってた。
だからって訳でもなくはないが、ミンギュは大分ウォヌに大して過干渉になってる自分を認識してた。
誰もいなければ、ウォヌの手を握って過ごしてしまう時間も増えた。
店の営業時間は1時間早く終わるようになって、夜に2人でのんびりする時間を増やしたりもした。
元からそれほど詰め込んでなかったっていうのに、少しだけテーブルを減らしたりもした。
何を心配してか、ウォヌは時々営業時間やテーブルをいつ戻すのかと聞いてくるけれど、そのうちそのうちと誤魔化している。

それから毎日、美味しいものを食べさせている。これまでだってそうだったけど、特にそうなった。
世の中の母親が、子どもにだけは美味しいものを食べさせてやりたいと思うように、ウォヌにだけは美味しいものを食べさせますと、ミンギュは密かに誓ったから。

「やめろって」

ある日ウォヌがそう言った。
別にベッドの中とかで、ミンギュがしつこかったからとかじゃなくて、普通に食事の用意をしてた時のこと。

「ん? 何が?」
「いろいろ」
「何? ウォヌヒョン、漠然としてるけど」
「だから漠然としてるけど、いろいろ、全部、やめろって」

朝からテーブルの上に乗った皿の数が5枚を超えたあたりから、ウォヌは言おうと漠然と思っていたことを、急に言わなきゃと思い始めたらしい。

「このままじゃ、お前がいなきゃ、俺が生きていけなくなるだろ」
「そうなったら嬉しいけど、でもウォヌヒョンだけじゃないよ。俺もだもん。俺も、ウォヌヒョンいなきゃ、生きていけないって。抱きしめてるつもりで、縋ってる時だってたくさんあるよ」

ウォヌが真剣に言うから、ミンギュだって真剣に答えた。
そうしたらウォヌは困ったような、照れたような、呆れたような、それから諦めたような顔をして、「もういい」って言ったきり黙ってしまった。

だからミンギュはそのまま朝食の準備をして、デザートまで用意してからテーブルにつけば、「でもやっぱり、朝からこれはやり過ぎだろ。俺がデブったらどうしてくれるんだよ」と言ってきた。

「全然いいよ。デブっても絶対、ウォヌヒョンはカッコイイしカワイイし、俺は好きなウォヌヒョンのままだと思う」

そう言えば、ウォヌはやっぱり困ってたけど、朝食はどれも美味かったようで完食してくれた......。

The END
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