LEFT&RIGHT2（MV100M Anniversary）
2022/8/8（月）記念すべきスンチョルさんのお誕生日に、見事100M達成♪
ということでレフライ2はじまってます。
そして現在5周目ですが、まだまだ取っ散らかってます!!!!!
sevmin.hateblo.jp
て、展開が早すぎる
とりあえず、ジョンハンは肩で息をしてた。
家の中でそんな状態になるなんて、なかなかにない。
普通の家よりは全然デカイし、豪華だし、セキュリティだってしっかりしてるってのに、それは外からの何かにだけなのかって思わずブチ切れそうになったほど。
家の中でまさか水攻めにあうとは、考えもしてなかった。
普通に水道の故障とかなら慌てても水の量もそれほどだっただろうけど、まさかのプールの水がなんでか家の中に流れてくるとなると、結構な量だし、それがプールの水だなんて最初は知らなかったから、何が起きたのかも判らずに、ただただ必死だった。
車イスのエスクプスが水の中に倒れれば、命に係わるから。
何があってもエスクプスだけは守ると決めて、身体だけでも高い場所へ押し上げなきゃと思っていたってのに............。
「やべ。俺さっき、プールに水入れるボタン押しちゃったけど」
「は？ 嘘だろ」
プールはメンテナンス中で、しかも水を完全に抜いた状態で、数日は使えないと聞いていたはずなのに。
故障なのか事故なのか、メンテナンス中に水を入れるとそういうことが起こるのか。
自慢じゃないが普通にテレビのリモコンだって使いこなせないっていうのに、プールの操作ができるという操作盤を前にしても、ジョンハンにはどこがどこでどこを押せばどうなるのかなんて、判るはずもない。
ありがたかったのは、その操作盤にメーカーとメンテナンス会社の連絡先とが、どちらもちゃんと書いてあったから。
電話はでも、どこも一緒なのか音声ガイダンスが流れるばかりで簡単にはつながらなかったけど。
でも助かったのはホシが物凄い勢いで駆けつけてくれたから。
「クプスヒョンッ、ハニヒョンッ、なんだよこの水ッ、2人とも生きてるッ？」
とりあえずエスクプスのことを、水に濡れない場所まで運んだ。
それからホシは当然のようにウジに連絡をとって状況を説明して、「止水栓を止めてみろ」と的確な指示をくれたようだった。
ホシがどこをどう触ったのかは知らないが、水の勢いはすぐに落ちて行ったし、しばらくすれば止まった。でも家中もう水浸しだったけど。
何から、そしてどこから。どう手を付けるか。ちょっとだけジョンハンが途方に暮れていたら、チャイムが鳴る。そしてホシがそれに普通に対応してて、気づけば人が家の中に招き入れられていた。
「ハニヒョン、家の片づけしてくれる人たち、ジフニが手配済だって」
仕事が早すぎて驚きつつも、見知らぬ人たちをあまり入れたくはないとかも思ってしまったっていうのに、そこもすでに判っているのか「家具の移動とか、ほら、クプスヒョンの運動用の器具とか設置してくれたとこの人たちだから大丈夫ってジフニが言ってる」と、ホシが伝えてくれた。
どうやらスマホは常に、ウジと繋がっているようだった。
濡れた家具が運びだされていく。その後ろから、なんでかピザの配達の人が来た。
「ハニヒョン、ジフニが、みんなでピザでも食っててって」
って、どこまで気が利いているのか。
気づけば自分は何もしてないのに、いつもお手伝いに来てくれる人たちまでが戻って来てくれた。
The END
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