妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

ジュンがあほほどカッコイイはなし

 

中国のバラエティ番組の1つに、ジュンは出ていた。
それを珍しくディエイトは、番組は収録だったけど、放送された時にはリアルタイムで見てた。
そして隣りにはジュンがいた。
バラエティの中のジュンも美しいけれど、メイクもしてない隣りにいるジュンも美しかった。
ちょうど画面上では、自分よりブサイクだと思う人間の名前をあげる……っていうので、ジュンが焦ったような顔をしてた。
「こんなの、ここにいる自分以外全員だけど? って言えば良かったのに」
ディエイトがそう言えば、「俺はまだ自分のキャラを守ってるんだよ」と笑ってた。
でも気を使って見せたって、ジュンがあほほどカッコイイのは周知の事実で、誤魔化しようがない。
もちろん業界関係者でもない一般人の人にしてみたら、よっぽどのファンでもなければ、化粧と照明とで誤魔化してるんですよと言えば誤魔化せるかもしれないけれど、同じスポットライトの下に立ってる人にしてみたら、絶対的な違いを感じたはずだろう。
「化粧水は何を使ってるんですかとか、聞かれるでしょ」
笑って聞けば、「化粧水っていうよりも、手入れ方法を聞かれる」とジュンも笑ってた。
さらっと「何もしてませんけど」とか言った方がいいのかと思ってたのに、ディエイトもジュンも、肌の手入れ方法を聞かれたらちゃんと答えてあげるようにとスングァンからしかと言われてる。
浮腫み対策の運動方法や、ビタミン剤の種類とか、カロリーを取り過ぎた時の対処方とか。でも何より、笑顔でいるのが一番なんだってこともちゃんと伝えるようにと言われてるから、小さな幸せをたくさん見つけて生きるのが心にも身体にも一番良いんだと、スングァンが言うままにちゃんと伝えてる。
ただただ笑ってくれる人や、感心してくれる人や。でも時々心の底から喜んでくれる人がいて、時には泣きそうになる人もいて。
「俺はちゃんと、スングァンのお勧めを伝えてるよ。全部」
そう言ったら、「長いだろそれ」とジュンが笑う。
まぁ長い。でも撮影現場では待ち時間も長い。
それでなくても時々外タレみたいな扱いをされることがあるから、そんな待ち時間は貴重なコミュニケーションの場だった。
なにより自分には、ジュンのように何もかも押しのけてしまえる美しさなんてないから。
卑屈な訳じゃない。ただの事実で。
「そんなに大したことしてなくても、面白いって言ってもらえるけど……」
持ってないものを羨む時よりも、持ってるものを活用して頑張って楽しむ方がいい。そんなことを思ってディエイトが1人前向きになろうとしてたら、ジュンもまた珍しく、口籠るように言う。
「あぁ、それは俺も思う」
それは毎回ディエイトだって思う。だから素直に同意した。
無双してると、ハチャメチャだと笑ってもらえることがあるけれど、そんなの、ユンジョンハンを前にしたらディエイトなんて可愛い方だ。
意表をつくことばかりする。ジュンだって時々はそう言われるけれど、ホンジスがいたら、そんなこと誰もジュンには言わないだろう。
セブチにはありとあらゆる人間が揃ってる。それぞれが凄いのに、なんでか時々まとまって共闘しようとする。
あぁいつか、自分たちの国で、全員で何かできたらいいのに……。
ディエイトがそう思ったのと、やっぱりジュンは一緒に思ったのかもしれない。
「いや、俺もいつかはって思うけど、収集つかな過ぎる気がする」
通訳しながら説明しながら言い訳しながら誰かにツッコみながら、そしてどこにいても自由なホシとかを抑えながらはさぞかし大変だろうとジュンが笑う。
凄く大変そうだし、実際大変だろうし、あぁでも、それ以上に楽しいだろうし。
「それでも絶対、一番カッコイイのはムンジュニだよ」
なんでか思わず泣きそうになって、だから誤魔化すようにそう言ったのに、「うん。俺にもハオが一番カワイイよ」と言い返された。
スングァンだってバーノンだってディノだって、マンネラインの方が絶対にカワイイのに。見た目も性格も。
カップルみたいだとジュンが笑ってる。
一緒になって笑おうとも思ったのに、「でもほんとだもん」って言ったら、「やっぱりお前が一番カワイイ」ともう一度言われた。
何もしてなくてもカッコイイのに、いつだって自分に向かって微笑んでいる。時々は心配もしてる。それから様子も伺ってくる。
そのどれもが、やっぱりアホほどカッコイイ。
そう思ったけど今度は我慢した。
だってどうしたって、俺だってと言い返されそうだったから......。

The END
2025/4/19_sat⇒2025/4/26_sat
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