妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

ホシが不安に思うこと feat.愛のバカヤロー

注意......

日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。

クパン(両親?)と、ホシウジ(子供=小学校1年生頃)設定の301号室と、

ジョシュア(保護者)と、ディノ(永遠の5歳児)設定の302号室と、

ウォヌ(社会人)とミンギュ(大学生)の、兄弟?設定の303号室。

そんな彼らのおはなしですが、それでも良ければどうぞ............

 

sevmin.hateblo.jp

ホシが不安に思うこと

一緒のご飯を食べてるのに、ウジは小さいままだった。
同じ小学校に通いはじめたのに、ウジは学校に馴染めてない。
朝一緒に起きるのに、着替えるのもゆっくりで、ホシがいつだって手を引っ張ってあげている。
筆箱のなかにはたくさん鉛筆が入ってるのに、ウジは同じ鉛筆だけを使い続ける。
先生が「ウジくんはわかるかな?」って話しかけるのに、ウジは固まってて動かない。きっと今必死に考えてるってことが判ってるのはホシだけで、ピクリとも動かないウジのことを、誰もきっと判ってない。

「先生ッ。ウジは今考えてるとこだよ。ちょっと待ってて、あと4時間ぐらいしたら、考えつくと思うから」

答えが判るならホシが変わって答えてあげたいけれど、ホシだって答えは判らない。だからちょっとだけ待っててとお願いをする。
本気なのに、先生もまわりの子どもたちも、ホシの発言を笑って通り過ぎるだけ。
きっちり4時間後ぐらいに、ウジはちゃんと答えを出すのに。
時々それは、「いや、判らないことが判った」みたいな答えだったりするけれど......。

ウジは小さい。
でもホシには勝てないことが山とある。
だってウジは動かないと決めたら絶対に動かない。ホシが強く手を引っ張ったって、泣いたって、絶対は絶対で。

物心ついた頃にはディノと3人でいつも公園で遊んでた。
その時も一緒にいたはずで、でもまだホシもウジも小さくて、ディノは2人よりも大きかったけど、その時にはもう2人にとってはディノは守るべき弟だったような気がする。

知らない人についていっちゃいけないって言葉は、物心がついてない頃から言われてた気がする。なんでか怖いおじさんは、黒いごみ袋を持って近づいてくると勝手に思っていたのは、きっとテレビかアニメかで怖いはなしを見たからだろう。

でも実際には知ってるおじさんだった。
しかもピンク色をしたお饅頭を持っていて、「一緒に遊ぼう。お饅頭をあげるから」っておじさんが言った。
ディノは「やったー!ピンクだッ」って嬉しそうだったし、ホシだって「ピンクだッ」って喜んだのに、小さい身体で自分より大きかったディノの腕を掴んで離さずに、「遊ばない」って言ったのはウジで、その時だってウジは動こうとしなかった。

「でもピンクだよ」ってディノが言うのに、「遊ばない」ってウジは頑なだった。
知ってるおじさんは優しそうだったのに、でも目の前で「チッ」って舌打ちをした。
その時ホシは、物凄いゾッとしたのを覚えてる。

知ってるおじさんなのに、ついていっちゃいけないんだって思ったから。
たまたま公園の入り口付近で見知らぬ人に道を尋ねられていたジョンハンが、子どもたちから目を離した1分にも満たない間に起きた出来事だったのに、怖くて動けなくなったホシと、何もわからずにウジに腕を掴まれて動けなかったディノを他所に、ウジは思いっきり大声を出した。

「ユンジョンハンッ、ユンジョンハンッ、ユンジョンハンッ」

小さい頃から迷子になったら叫べと言われて育ったからかもしれない。
ウジが叫んだからジョンハンが駆けつけてきて、結果的には何もなかったけれど、ウジがいなかったら絶対にホシとディノはついていっただろうから。

ウジは色んなことに頑なで、決めたことは絶対に譲らない。
一緒に遊んでご飯を食べて同じ時間に寝てるのに、なんでかウジだけ宿題が終わってる。
それからやっぱり、ウジは小さい。
誰もが判らなくても、ウジの考えてることは全部判る。だからやっぱりホシは時々不安になる............。

The END
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