注意......
日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。
クパン(両親?)と、ホシウジ(子供=小学校1年生頃)設定の301号室と、
ジョシュア(保護者)と、ディノ(永遠の5歳児)設定の302号室と、
ウォヌ(社会人)とミンギュ(大学生)の、兄弟?設定の303号室。
1階で花屋さんを営んでるドギョムとか。
202号室の苦学生のチャイナ(ジュンとディエイト)とか。
そんな彼らのおはなしですが、それでも良ければどうぞ............
猫が好きな人
ドギョムから連絡をもらったミンギュから、ウォヌのところには連絡が来た。
バーノンが仔猫を拾ったって。
それでジョンハンがディノを連れて病院に向かったって話も当然聞いたけど、それはヒョンたちに任せておけば大丈夫だろうと、ウォヌは動物病院に向かうことにした。
猫好きのウォヌは、ミンギュと暮らし始めて少ししてから、保護猫を貰ってくれないかと言われて猫を飼おうとしたことがある。
トライアルを開始したその日に断念したのは、隣りの家に住んでたディノに、酷い動物アレルギーがあることが判ったから。
「猫が飼いたいなら、引っ越してもいいよ」
確か当時、ミンギュにそう言われた気がする。
自分がなんて答えたかも覚えてないけれど、今もここに住んでるんだから、猫を飼うことは諦めたんだろう。
それ以来ウォヌは地域の捨て猫を保護しては病院に連れていって去勢手術をしてもらい、保護カフェに猫を預けて飼い主を探す活動をしてた。
まぁ活動と言ってもそれほど大きな動きはない。
猫好きは多くて、ウォヌのような活動をしてる人も多くて、そしてそんな人たちはウォヌよりも大分活動的で、結果時々しかウォヌは動かない。
「ウォヌヒョンが猫みたいなもんだから、俺は別に、猫飼えなくても全然平気」
確か当時、ミンギュにそうも言われた気がする。
見た目なのか、動きなのか、性質なのか。何を以ってして猫みたいだと言われたのかは判らないけど、確かにウォヌには猫が寄ってくる。
それはきっと動きがトロくて警戒心を与えないからだろうけど、ウォヌ自身は猫に好かれる体質なんだと思ってた。
誰にも懐かない野良猫が、ウォヌの膝には乗りたがるから。
野良猫たちは、固定でエサを貰えるような猫じゃない限り、寒い冬を越せないことが多い。
だから寒さが強まる前にと、猫を保護する活動は活発化するのに、肝心の野良猫たちは仔猫でもない限り簡単には捕まらない。それこそ普段からエサを貰いに人間に近づくような子たち以外は、警戒心だけが生き延びてこれた理由だと言わんばかりに。
そんな時、ウォヌはよく呼ばれる。
ウォヌがいれば猫たちが寄ってくるから。
でもなんでか、そんな連絡はミンギュの方に入るんだけど......。
いつもなら、ウォヌが何かをしようとしたら、「俺がやるよ」と当然のように手を出してくるミンギュがウォヌの側にいなかった。
大学に残るための試験が行われる日で、義理の息子で一緒に暮らしたこともないのに、なんでかミンギュはウォヌの父に似て出来が良いと褒められることが多かった。
ミンギュならどこにでも就職できそうで、実際にどこかの会社で働くと思っていたのに、特に相談されることもなく、「俺、大学に残るよ」とある日ミンギュが話してくれた。
「ふーん」て言ったら笑ってたけど。
The END
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