LEFT&RIGHT2(MV100M Anniversary)
2022/8/8(月)記念すべきスンチョルさんのお誕生日に、見事100M達成♪
ということでレフライ2はじまってます。
そして現在5周目ですが、まだまだ取っ散らかってます!!!!!
sevmin.hateblo.jp
う、うりブー路頭に迷いだす
スングァンはアルバイトを探しながら歩いてた。
賄い付きの皿洗いとか、交通整理とかコンビニとか。もちろんカフェとかショップとか、見た目が派手なものだってある。
世の中にはアルバイトはたくさんあったけど、住み込みとなるとなかなかない。
ましてや今日からOKなんて。
とりあえず給料は低くてもいいからと探したけれど、それもまたなかなかない。
逆に『ド素人さん大歓迎。はじめての夜のお仕事に最適。シェアハウスもあるから安心』なんてものは見た。高時給で今日からOKで、履歴書も証明書も不要らしい。
さすがにスングァンだってそれはヤバイと判るし、募集してるのは当然女の人ばかりだった。
少しならお金もあるから、今日ぐらいはネカフェで夜を過ごせるかもしれない。
住み込みは諦めて、高時給で日払いとかも探してみたけれど、それはそれでなんでか「秘密厳守」「現地集合現地解散」とか書いてあって、それもまた怖すぎた。
アルバイトぐらいすぐに見つけられるさふふんってちょっと思ってたスングァンだったけど、実はアルバイトをしたことがなかった。
済州ではみかんを運ぶ手伝いはしてたけど、それはアルバイトというよりもお手伝いの範疇で............。
お金とスマホの中にある電子マネーと、きっと数日も持たないだろうそれらを大切に使おうと思うあまり、時間ばかりが過ぎていく。
段々日も暮れて行くっていうのに落ち着き場所もなくて、「オットケ~」って口にしながら歩くスングァンの、歩幅だってどんどん小さくなっていく。
一番安いネットカフェを見つけて店に入れば、なんとなく普通のネカフェなのに治安も悪いような気がしないでもないし、空気も悪い気がしてくる。
でもとりあえずとばかりにヘンガレにログインしたら、NPCと化したユンジョンハンの側には相変わらず貢ぎ物が山とあって、それをせっせと拾ってるピチピチギャルがいた。
「ボノナ~」
「お、スングァナ」
ヘンガレの世界ではあったけど、見知った人を見つけてホッとしたのもあったけど、それ以上にバーノンは可愛かったから、「ノムキヨ~」ってスングァンは喜んでいたけど、喜ばれてるバーノンは照れるでもなく、せっせと落ちてるものを片っ端から拾ってた。
「いやいやいやいや、なんで判るんだよ。全然ボノニじゃないじゃん見た目」
そうツッコんだのはエスクプスだったけど、「え? でも、ボノニじゃん」とスングァンは言う。
どうやって見破ったのかが不思議でしょうがないエスクプスと、だってもうバーノンそのものじゃんと譲らないスングァンは言いあっていたけれど、ピチピチギャルなバーノンにテンションがあがって、スングァンは大事なことを忘れかけていた。自分が思いっきり路頭に迷いだしているところだったことを。
The END
1158moji