妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

幸せが続いていく幸せ feat.愛のバカヤロー

注意......

日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。

クパン(両親?)と、ホシウジ(子供=小学校1年生頃)設定の301号室と、

ジョシュア(保護者)と、ディノ(永遠の5歳児)設定の302号室と、

ウォヌ(社会人)とミンギュ(大学生)の、兄弟?設定の303号室。

1階で花屋さんを営んでるドギョムとか。

そんな彼らのおはなしですが、それでも良ければどうぞ............

 

sevmin.hateblo.jp

 

幸せが続いていく幸せ

ディノのオムツは、ウジとホシに遅れること2か月で外れた。
ジョシュアも驚いたけど、お世話になってた医者はもっと驚いた。
身体が成長したら、大人用のを買うだけだと思ってた。ディノの可能性を信じなかった訳じゃない。それぐらい、ディノには難しいことのはずだったから。
ホシとウジをはじめて預かってから、隣りの家との交流は驚くほどに増えた。
ジョンハンは1人で買い物に行けることに喜んだし、時々はジョシュアが買い物に出ることもあったほど。2人とも焦る必要なんてないと知ってても、なんでか猛ダッシュで必要最低限のものだけ買って帰って来てたけど......。

泣くだけだった赤ちゃんなだけの2人がハイハイをはじめたら、ディノは楽しそうに一緒になってハイハイしてた。
まだヨロヨロしてて、大きなお尻を振って嬉しそうに身体を動かすホシとウジにあわせてディノも楽しそうにお尻を振っていた。思えばそれが、ディノにとっては良いことだったのかもしれない。
育てられずに放置された期間を取り戻すように、赤ちゃんだったホシとウジと一緒に、育っていけたことが。

ジョシュアが何度もスプーンを持たそうとしても放り投げることの方が多かったのに、ホシとウジがスプーンを嬉しそうに持つ姿を見て、ディノもお揃いのスプーンを嬉しそうに持っていた。
それであちこち叩くだけの3人だったのに、スプーンを使って口にものを入れることを誰か1人が覚えれば、残りの2人が追随する。ディノはいつだって追随する側だったけど、それでも2人にそれほど置いていかれることもなく、色んなことができるようになっていった。
もちろんそれは小さな小さなことばかりで、でも崩すことしかできなかった積み木が積めるようになったりするたびに、ジョシュアはディノのことを抱きしめて喜んだ。

ディノのために用意したトイレトレーニング用のグッズのあれこれは、一度も使われることなく放置されていて、それを最初に使ったのはホシだった。
なんでか自分の家ではなく、隣家でトイレトレーニングをはじめたホシは、オムツじゃなくてパンツを履けるようになると、わざわざズボンを脱いでパンツを見せてくれるようになった。子どもなのにその姿は自慢気で。多分その可愛らしいパンツに、ウジもディノも魅力を感じたのかもしれない。
2人ともまだオムツが必要だというのに、ホシと同じパンツを欲しがったから。

ウジはホシに遅れること2週間ほどで、それからディノが2か月ほどで、オムツがいらなくなった。時折ディノは失敗したけど、ホシやウジだってそれは同じだったから、なんだかまるでそれは、子どもが成長していく過程を普通に見てるような気持ちになったほど。

驚く医者や看護師の前でも、わざわざズボンをおろしてパンツを見せる姿はやっぱり可愛くて、ジョシュアの方が自慢気な顔をしていたかもしれない。
きっと普通の親なら子どもの成長が加速度的に早まっていくにつれ、薄れていくだろう色んなことができるようになることへの感動を、ジョシュアはありがたいことに今でも味わうことができる。

The END
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