妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

ジャングルジムのてっぺんで feat.愛のバカヤロー

注意......

日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。

クパン(両親?)と、ホシウジ(子供=baby)設定の301号室と、

ウォヌ(社会人)とミンギュ(高校生)の、兄弟?設定の303号室のミックスです。

しかも今回は、ちょっと育った? 頃のウジくんのおはなし? だったりして。

それでも良ければどうぞ............

 

sevmin.hateblo.jp

 

ジャングルジムのてっぺんで feat.愛のバカヤロー

確かに、ホシとはいつも一緒にいた。
それで迷惑を被ったことは、結構あるような気がする。
一番昔の記憶で言えば、ジャングルジムのてっぺんに行ったことだろう。
二人で必死に登ったはいいけれど、下りられなくなったから。
なんで登れて、下りられなくなるのかは判らない。よくよく考えれば、登ってきた場所を逆まわしのようにして下りればいいだけなのに。多分まだまだ子ども過ぎたからだろう。小学校もまだまだな頃の話だから。
でも小さくても男の子だったからか、決して「下りられない」とは言えなくて、ずっと上にいた。二人で。それから結局二人して号泣して、何故か「ユンジョンハンッ、ユンジョンハンッ」とジョンハンをフルネームで呼びながら泣いたはず。

自分たちには母親がいないことに気づいたのは、もっともっと後になってからだった気がするけれど、それに気づいてからも特に困ったこともなく、辛いこともなく、普通に生きてこれたのは、ジョンハンがいたからかもしれない。

だって公園の中、どのお母さんも遠くで見てることが多いなか、ジョンハンはいつだって一緒に遊んでくれたから。ジャングルジムだってブランコだって鉄棒だって、なんだって一緒にやってくれたはず。
もちろんジャングルジムのてっぺんで泣いてる二人のことを、迎えてきてくれて抱えて下ろしてくれたのもジョンハンだったし。

何かあった時に、「ユンジョンハン」って言うことは、小さい自分たちへの数少ない約束事の一つだった。
多分「じっとしてて」とか、「大人しくしてて」とか、「待ってて」とか。そういうのを教えてもホシは全然無理だったからかもしれない。ウジだってホシに比べれば大人しかったものの、歩けるようになれば普通の子ども程度にはウロチョロしてただろうし、静かだから余計に目を離した時に見つけにくかったりもしたんだろう。

なにより二人もいるってことが、問題だったのかもしれない。一人ならずっと見てられるけど、どうしたって二人なら目が足りないことがあるから。
迷子になった場合や、困ったことが起こった時には「ユンジョンハン」って言う事。ただそれだけを教えられて育った気がしないでもないけれど、それは案外、役にたった。

二人で迷子になった時だって、子どもたちが遊ぶ公園に変なおじさんが現れた時だって、いつだって叫べば、ジョンハンがほんとに駆けつけてくれたから。

でも、隣りのディノの家や、隣りの隣りのミンギュの家に泊まりたいと言い出すのはいつもホシで、その度にお泊りグッズを用意してもらって泊まりに行くのに、大抵眠る頃になると「ユンジョンハ~ン」と言って泣き出すのもホシだった。まぁそれもまだ、小学校にあがる前の話だけど。ウジは大抵すぐに寝てしまうので、寝てる間に運ばれてるのか、起きた時には大抵自分ちだったりして。
泊まりに来られる方も、途中で迎えに来る方も、どちらにしても迷惑だっただろうに。

でももう長く一緒にいすぎて、その迷惑な部分にも慣れてしまったんだけども......。

 

The END
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