注意......
日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。
ウォヌ(社会人)とミンギュ(高校生)の、兄弟?設定です。
それでも良ければどうぞ............
▼2020/5/20 wed 追記
sevmin.hateblo.jp
じゃぁキスだけしてよ feat.愛のバカヤロー
着慣れたスーツにネクタイ姿。朝から手作りのピザトーストを食べてしまい、ちょっとだけ胃もたれ中。仕事行くの面倒だなって思いながらも、足は意識せずとも動き続ける。今日もいつもと変わらない日のはずだったのに、家から出て僅か十数歩目で、後ろからミンギュがウォヌの腕を掴んできた。
「今日は一緒にサボろうよ」
掴まれた腕を振り払おうとして、逆に抱き込まれた。しかも耳元で、「いいじゃん。やりたい」なんて言う始末。
「離せよ。廊下で何やってんだよ。しかも朝っぱらから」
「でも、廊下で、朝だけど、物凄いエッチな声聞こえてくるし」
「............」
反論はできない。何せ朝っぱらから、廊下を歩いただけで、そんな声が聞こえてくるとは思わない場所で、物凄い聞こえてくる。
まぁ建物も古いから、防音なんて大したことはないんだろう。
マンションだというが、エレベーターもない。何せ三階建てだから。
ウォヌとミンギュの部屋は廊下の突き当たりで、階段を下りるためにはワンフロア三室しかないそのすべての部屋の前を通るしかない。
そこでまさかの、朝から、玄関で、そんなことをしてるのが丸わかりの声が、聞こえてくるなんて............。
一応保護者的立場のウォヌとしては、学生服を着ているミンギュをチラ見してみたが、「絶対ウォヌの方が、いい声だって」なんて言ってくるぐらいだから、教育に悪いなんて文句を言うほどのことではないだろう。
「サボらない。やらない。ほら、行くぞ」
今日はサボろうかな。駅まで行ったらコッソリ引き換えしてくるか、会社とは反対方向の電車に乗って一日のんびりしてくるか。そんなことを考えながらも、ミンギュに対しては大人な顔を見せておく。
「じゃぁ夜は絶対やるから」
「..................」
何を宣言されてるんだか............って感じ。
さらに、じゃぁってなんだよ............って感じ。
ウォヌの父親とミンギュの母親が再婚したことによって兄弟になった二人。すでに社会人だったウォヌは当然のように家を出たけれど、何故か高校生だったミンギュまで家を追い出され、親たちは新婚を謳歌していて、ウォヌとミンギュは結果一緒に暮らすことになった。
そしてウォヌはある日ミンギュに押し倒されて、気づけば、そういうことに............。
まぁ別に背徳感がある訳でもなく、嫌でもなかったために続いてはいるけれど、束縛されるのは嫌い。
そうハッキリ言えば、ミンギュは悔しそうにしていたけれど、「俺は諦めないからいいもん」と、子どもみたいな言い方をしていて、いやまだ子どもだったな......と思い直したのは、まだ今年の最初だったかもしれない。
性格なのか、若さなのか、ミンギュの熱量に押しきられるようにして何度も寝たけれど、いないと困る存在ではないと思っていたのに............。
「明日も仕事だからムリ」
「じゃぁキスだけしてよ」
「は?」
「夜は我慢するから」
ここは廊下で、朝で、しかもひとん家の前で............。
だけど覆いかぶさってくるミンギュの身体を、強く押し返しはしなかった。
ちょっと譲ってやっただけ......。そんな態度は崩しはしなかったけど、でもそのうちバレるだろう。いやもしかしたら、もうバレてるのかもしれない。
舌が入ってくる。
ここは廊下で、朝で、しかもひとん家の前だというのに。
「ほら、やっぱり。ね」
なにが「ね」なんだか。
あぁだけど、ミンギュがウォヌの腕を掴んで引っ張っていくのに、思わず抗えなかった。
朝なのに、仕事なのに。まぁもうサボる気ではいたけれど。いやミンギュは学校があるはずなのに。まぁ一日ぐらいサボたって、デキはいいから大丈夫だろうけど............。
The END
1563moji
もどってきた......
調子に載って、ミーニーです。愛のバカヤロー繋がり。そう。クパンが301号室だとしたら、彼らは303号室。朝から廊下でエライ目にあったウォヌさんでした。
いやもうこんな写真見ちゃったら、そりゃミーニー書くよね? ね?