妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

愛のバカヤロー

注意......

日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。

クパン(両親?)と、ホシウジ(子供=baby)設定です。

それでも良ければどうぞ............

 

▼2020/5/2 sat 追記

おとななおはなしでした。閲覧は各自ご注意ください。

ということで、contentsより消しました。

 

▼2020/5/20 wed 追記

sevmin.hateblo.jp

 

愛のバカヤロー

 別れ話に発展しそうになると、ホシがグズグズと泣き始める。

「なんだよ。まだ何も言ってないじゃん」

ジョンハンがホシに手を伸ばして、軽く抱きかかえて背中を叩いてやると、ホシは簡単に泣き止んで笑ってくれるから扱いは楽だった。でも何かと察知する力があるんだろう。
その点ウジは滅多と泣かない。だけどエサ......いやもとい、ご飯をあげないとすぐに不機嫌になる。それに気づけば食べてる食べてる食べてる食べてる食べてる。
まぁそれでお腹を壊すこともないし、落ちてるものを食べてる訳でもないし、滅多と年相応の姿を見せないウジが、食べ終わった後だけポッコリお腹で幸せそうに眠る姿は、可愛らしい以外にない。

「だから、ごめんって言ってるだろ」

目の前で、謝ってるのか開き直ってるのか判らない男がムカつくけれど、ウジがジョンハンの服の端を引っ張ってきて、口の中に何か入れてくれと催促してくるから文句を返す前にウジが食べられそうなものを食卓の上から探すはめになる。

「でも、俺の気持ちだって、判ってるだろ」

ウジの口の中に柔らかそうな小芋も放り込んで、抱き上げてるホシにはジュースを飲ませながらも、気持ちは『ぁあ?』って感じ。
ホシもウジも、眠たくなると何故かクプスのところに行く。なのに起きてる時はジョンハンのところに来る。
別に二人の面倒を見るのが嫌ってこともないし、たまたま自宅で仕事をしてるから、家事だって多めにするけれど、それだって文句がある訳でもない。
クプスの帰りが毎日遅くたって、働いてるんだからしょうがない。
仕事のつきあいで飲みに行って時々は朝帰りになったって、「仕事と俺とどっちが大事なんだよ」なんて言うつもりはない。
自分で言うのもなんだけど、よく出来た相方だと思う。

それなのに、それなのに............。

かなり酔った状態で朝帰りしたクプスは、クプスがいないから全然寝てくれないホシウジに付き合って朝方まで起きていたジョンハンのことを、酔っ払いクプスをわざわざ出迎えたジョンハンのことを、酔ってるから覚えてないだろうけどかなりステキな笑顔で「お帰りお疲れ様」と微笑んだジョンハンのことを、あろうことか玄関先で押し倒したのだ。しかもそのまま廊下でいたしたという......。

普通のマンションの玄関先の防音効果がどれぐらいかは判らない。
朝、普通に出勤するために廊下を通ったであろう、自分たちの部屋よりも奥にある二部屋の住人に、声が聞こえたんじゃないかとドキドキする。

別に男同士で暮らしてたって恥ずかしくないし、そういう関係だとバレたって問題ないけれど、その時の声を聞かれるのはまた別だと思う。
かなり酔ってたからか、ジョンハンのことを好き勝手した男は、当然のように中に出して、あろうことか入れたままの状態でジョンハンの身体の上で、寝落ちた。何が問題って、最後の最後、ジョンハンはまだイッてなかったというのに............。

酔っ払った上に寝てる人間の身体がどれだけ重たいことか。
中途半端な熱が残った身体で、自分の身体の上の人間を押しのけるのがどれだけ大変か。
しかも入ったままの状態から抜け出す時に、一人時間差でイってしまったなんて、悔しすぎて誰にも言えない。

やっと立ち上がれた時には、奥の部屋からホシの泣く声が聞こえて、シャワーを浴びる間もなく様子を見に移動するはめに。
とりあえず下半身丸出しの男を玄関先に放置したけれど、ホシウジが起きてきた時にそんな状態では、いくらまだベイビーだとは言え、教育上よろしくない。だからせめてとタオルケットをかけて、玄関先に放置した。
風邪でもひいてしまえ.........と思いながら。
あぁでも何が悔しいって、最初は当然抗ったけど、最近全然してなかったから、最終的にはちょっと燃えてしまった自分.........かもしれない。

「あ、俺。凄いイイ夢みた」

なんて言いながらクプスが起きだしたのは昼間近くで、でも自分の姿と廊下の惨状で、夢じゃないことにはすぐに気づいたんだろう。
それからかれこれ6時間近く。クプスは謝り続けている。

『出ていけ』と言うか、『出ていく』と言うか。

ムカつきすぎて、黙ってまま怒っていたら、ホシがグズグズ。お腹がすいたウジも自分の指だけじゃ我慢できなくなったのか、ホシの指までくわえ始めてハムハムしはじめたから、しょうがなく夕飯を作りはじめる。
クプスが邪魔にならないようにしながら、皿を出し、箸を出し、コップを出しと手伝ってくる。
ホシがジョンハンに抱かれながらウトウト。ウジは小芋を食べながらウトウト。でもしっかりと口は動かしているから凄い。
クプスが朝帰りしたから、二人とも眠りが足りてないんだろう。

「今日は俺が片付けるから」

クプスが率先して動く。
途中クプスが温かいお茶を入れてくれた。
ホシもウジも、夜泣きがひどいわけじゃない。特にワガママでもない。病気がちでもない。時々預かってもらう場所では最初人見知りをしてたけど、慣れれば何の問題もなかった。
普通にクプスと二人だけの生活だったなら、これほど幸せを感じることはなかったかもしれない。

「なぁ。俺の気持ち、ほんとに、判ってるだろ?」

クプスが背中から抱きしめてくる。
『判ってるよ。だからお前と一緒にいるんじゃん』
うっかりそう言いそうになって、グッと我慢した。その代わりに「お風呂」と言えば、「準備してくる」とクプスが走ってく。
多分今日はホシウジを順番にクプスが風呂に入れてくれるだろう。ちょっとラッキー。
まぁ風呂の中のホシはテンションあがって可愛いし、寝始めちゃったらウジは頭洗っても身体洗っても全然されるがままで可愛いけれど。
きっとクプスからホシウジを引き受けてそれぞれ拭き上げて、布団の上に転がす頃には、幸せすぎて怒りはさめてるかもしれない。
怒っても一日持たないなんて、ちょっとだけ、「愛のバカヤロー」的な気持ちになったジョンハンだった。

 

The END
2530moji

 

もどってきた......

すみません。5/2(土)にcontentsより消しました。
ボーっとしてたけど、案外おとななおはなしでした。失礼。
なんか、baby出てきてるからふわふわしたおはなしだと勝手に勘違いしてたw

失礼......

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