妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

このまま、どこか遠く

さて......

仕事が忙しくて、おはなし更新ができてない状態です。
おかしいなぁ。怒涛に頑張るはずだったのに。
月2回おはなし出す予定が、まだ後1回残ってるつもりな今月。VSとVS2はあまりにも短かったため、謎にカウントせず。

でも、11月22日のPM11:22に、予約投稿したんですよ。

寝てない割には元気で頑張っている今日この頃。ふぅ。 

 

同じ日々を繰り返しても......

セブチがあほほど愛おしいから、幸せ……ってはなし。

ホンモノのカラットさんではない私ですら幸せなので、世の中のカラットさんは、もっと幸せだと思われます。

コンサートとかもあったし。

謎にGOING SEVENTEENで幸せの波状攻撃が襲ってくるし。
底なし沼の底が抜ける感じ。いや、底は元からないから抜けないのか。
いやでも、怒涛なんですよ......

きっと、同じ日々を繰り返して人生が過ぎていくとしても、私の人生は同じ職場の誰よりも、キラキラしてると思う。セブチのおかげで。うん。

そんな感じ。 

 

え、書くんだ......

もしかしたら、読みたくない方もいるかと思いますので、ご報告しておきますが、実は、「え、書くんだ......」ってことも、書きます。

謎な宣言をするけど。

私が書くのは、妄想で、ただのおはなしで、絵空事で、ニセモノで、嘘です。
当然誰もが、わかってらっしゃるとは思うのですが、それでも念のため。

もちろん、読みたくない方もいるかもしれないと思うおはなしを書いた時には、注意書きを書いてから、書くとは思いますが、書きたいと思ったことは、書いてしまうはずなので、うっかり読んでしまって、嫌な気持ちになったらすみません。

 

このブログは、片手か、いっても両手の数の人も来てないはずなのですが、せっかく遊びに来てくださる方を、不快にしてしまったらすみません。

謎に謝ってもおきます。

だって、書いちゃうし......

ということで、ジョンハンさんがエスクプスさんに「ちょっと休もう」っていうおはなしです......。
読みたくない方はここまで。読む人はどうぞ、このまま下にお進みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このまま、どこか遠く

「ちょっと、休もう」

楽屋の中には、エスクプスとジョンハンしかいなかった。
ジョンハンが、スタッフも、マネヒョンたちも、副社長すら追い出したから。

コンサートの舞台の上で、エスクプスが途方に暮れた顔でジョンハンを見た。
その時には、もう誰かが言わなきゃと思って、すぐに「あ、俺か」と思っただけ。

いつだって真剣で、いつだって頑張っていて、いつだって頼りがいがあって。
でも誰よりも怖がりで、弱虫で、時折はイジけてスネて、甘えてもくる同い年のこの男に、全部全部全部、一人でどうにかできるはずもない。

だけど笑ってるから、いつだって「ヒョンに任せとけ」って弟たちには言っちゃうから、自分でもそれを信じてるから。

バッサバサの睫毛まで、涙で濡れている。デッカイ目からボロボロ涙を零してるのに、嫌だって顔を振っている。楽屋の隅っこに座り込んで、目の前にいるジョンハンを見上げてくる。

「嫌だ。俺は大丈夫。まだいける」
「こないだ。ニューヨークに絶対一緒に行くって言ったスングァニを説得したのは誰だよ。お前には休養が必要だって、スングァニに言ったのはお前だったじゃん」
「でも、スングァニはケガしてた」
「そうだよ。同じように、お前にも休養が必要だ」
「で、でも、俺はどこもケガしてない」
「......知ってる。でも、涙が止まらなくて、息苦しくなって、眠れなくなるのは、きっと心がもう辛いって言ってるんだと思う」
「ハニ、ハニや。でも、十三人で、全員で頑張れば、俺ら、今までだってどうにか」

エスクプスがジョンハンに縋りついてくる。
ジョンハンだってできれば、「そうだな。俺ら、一緒に頑張ろう」って言ってやりたかった。

でもここで休ませなきゃ、自分が、自分たちが、大切な存在を失ってしまうかもしれない。そんな賭けなんてしたくない。ワールドツアーだからって、大切なカラットたちを悲しませることになったって、譲れないものがある。会社よりも何よりも、メンバーが大事だと口にして憚らない男を、失えるはずがない。

「ダメだ。聞いて、クプス。エスクプス。チェ・スンチョル。ほら、俺を見て、聞いて」

止まらない涙をぬぐいもせずに、それでもエスクプスがジョンハンを見上げてくる。

「もしもお前がどうしても休めないっていうなら、俺らはワールドツアーを中断する。セブチ全体が、活動を停止する。俺たちは、お前と一緒に、一から出直す覚悟をもう決めたから」

エスクプスを休ませる話は、ジョシュアと、ウジとホシにだけは相談した。その場で「じゃぁヒョンが休まないなら、セブチの活動を止めるぐらい言わないと」と言ったのはウジで、エスクプスとの付き合いが一番長いだけのことはある。
「また全員一緒の宿舎から出直すことになったって、俺はいいよ」と言ったのはホシで、一瞬で覚悟を決めたんだろう。
ジョシュアも泣きそうな顔で笑いながら、頷いてくれた。

セブチを一番大切にしてる男だから。何よりもセブチを愛してるから。セブチのためならなんだってできると、しようと思ってる男だから。

「ダメだ。ワ、ワールドツアーの、中断なんて」
「だから、ちょっと休もう。な?」

だってほらもう、涙が次から次へと零れていく。声も出さずに泣く技を身につけてしまった男は、辛いことも、全然辛くないって顔で頑張って頑張って頑張ってきたから、心が悲鳴をあげてしまった。

「練習生の頃、辛かった。でも、楽しかった。頑張って頑張って頑張って、諦めなかった。デビューできるだけでも凄いのに、俺たちここまで来て、嬉しいばかりのはずなのに、あの頃より俺、辛い時がある。なんで、なんだろ」

色んなことがあるたびに、頑張ってきたからだろう。
怒りたいときも怒らずに、深呼吸を何度も何度もして、飲み込んできたたくさんのものがあるからだろう。
過密なスケジュールだって、嬉しい悲鳴だってみんなを励まして、本気でそう思ってたんだろう。

抱き締めて背中を擦ってやれば、エスクプスはよりジョンハンに縋り付いてくる。

「ちょっとだけだよな?」
「あぁ、ちょっとだけ」
「すぐ、戻れるよな」
「あぁ」

エスクプスと二人、このまま、どこか遠く。
誰にも言わなかったけれど、そんな覚悟だってジョンハンは決めていた。
誰も自分たちを知らないところで、のんびり生きていくのも悪くない。
もしも、どうしてもの時は。失ってしまうよりはいいから。失えないから。それだけは、絶対だから。

 

The END

 

 

ちょっと休もう......

あぁ、どうしよう。
なんか、泣けてくる。彼らのおはなしを書いてると、それだけでも泣けるのに、こんなに哀しいおはなしを書いてしまうとは......。
あぁ、ここまで読んでくださって、ありがとうございます。そして、哀しくさせてしまったらごめんなさい。

今回の件、私には語るべきことがやっぱり、ないかも。
ただただ、健やかに。幸せに。祈るばかり。

どうかどうか、どうかどうか。
自分に何ができるか判らないけど、ほんとに、どうかどうか。

あなたが幸せでありますように。

 

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