妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

ありがとうと、ごめんなさいと、あいしてる2 feat.愛のバカヤロー

注意......

日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。

クパン(両親?)と、ホシウジ(子供=小学校1年生頃)設定の301号室と、

ジョシュア(保護者)と、ディノ(永遠の5歳児)設定の302号室と、

ウォヌ(社会人)とミンギュ(大学生)の、兄弟?設定の303号室。

1階で花屋さんを営んでるドギョムとか。

202号室の苦学生のチャイナ(ジュンとディエイト)とか。

しかも今回は、ちょっと育った? 頃のウジくんのおはなし? だったりして。

そんな彼らのおはなしですが、それでも良ければどうぞ............

 

sevmin.hateblo.jp

 

ありがとうと、ごめんなさいと、あいしてる2

あの時ホシは、「ごめんなさいごめんなさい」って言いながらずっと泣いてた。
買い物した袋を振り回してそれをぶちまけたことに対して謝ってたのか、見知らぬ人にお金を貰ったことに謝ってたのかなんて、きっと本人も判ってなかっただろう。
ただ、ジョンハンが驚くほどに怒ったから、それが怖かっただけな気がする。

ウジは違う意味で怖かった。
小学校に通うようになってから、時折ホシのことを見に来てる人がいるのは、気づいていたから。
いつだって遠くから見てる。でもジョンハンが迎えに来るころにはいなくなっていて、ホシは気づいてなかったけど、2人で歩いててもホシのことばかり見てるその人たちの存在は、子ども心に不思議だった。

結局道にぶちまけてきたあれやこれやを片付けてくれたのはドギョムで、後から無事だった荷物を届けてくれたけど、それを受け取ってくれたのはなんでかジョシュアだった。仕事から駆け戻って来たエスクプスを呼び戻してくれたのも多分ジョシュアだったんだろう。

泣きすぎたからか、ホシはその夜熱を出した。
いつもならジョンハンが側にいて熱を測ったり薬を飲ませてくれたり、汗がひどければ着替えさせてもくれるのに、その日、ホシの側にいたのはエスクプスだった。
だから余計に怖くて、ウジは眠った振りをしてたけど、ずっと起きていた。

「お年寄りには優しくしなきゃいけないのに」

そう言ったジョンハンの声を聞いた気がした。
きっと2人とも寝てると思って、ジョンハンとエスクプスが話していたのかもしれない。
続く言葉は「俺がもっとちゃんと、一緒に歩いてれば良かったのに」って言うもので、泣き続けてたホシと同じかそれ以上に、ジョンハンも泣いていた。
「でもあの子にお金を渡すなんて。額の問題じゃなくて」って、言葉は続いてた。
鼻を啜る音と、「そうだな。そうだよな」って何度も相槌を繰り返すエスクプスの声と、はじめて聞いたジョンハンの泣き声に、ウジはどうしたらいいか判らなかった。

でも次の日、ジョンハンはいつものように笑って「おはよう」って言ってくれたし、まだ熱のあるホシの着替えを手伝ったのも、ウジには美味しい白いご飯を用意して、ホシにはその白いご飯をおかゆにしてくれたのもジョンハンで。
夏休みの初日だから宿題をしようと、なんだか楽しいことのように宿題を勧めてきたのも、思い返してみればジョンハンらしくて。

それにホシは熱が下がって元気になってみれば、その出来事をキレイさっぱり忘れてた。
だからウジも忘れたふりをした。

The END
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