注意......
日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。
クパン(両親?)と、ホシウジ(子供=小学校1年生頃)設定の301号室と、
ジョシュア(保護者)と、ディノ(永遠の5歳児)設定の302号室と、
ウォヌ(社会人)とミンギュ(大学生)の、兄弟?設定の303号室。
1階で花屋さんを営んでるドギョムとか。
202号室の苦学生のチャイナ(ジュンとディエイト)とか。
そんな彼らのおはなしですが、それでも良ければどうぞ............
エアコンが壊れた夏の思い出
ディエイトがマンションの階段をあがると、上の方からホシとウジとディノの声がした。
3階の踊り場で遊んでるようで、今日も元気そうだった。もうすぐ小学校だと花屋のドギョムに聞いたのはもう1ヶ月以上前のことだから、もう小学校に通っているのかもしれない。
滅多と会わないしほとんど接点もないけれど、はじめて3人に会った日のことははっきりと覚えてる。
それは2年ほど前の夏の日で、その日もディエイトは階段を登ってて、2階の廊下に出たところで、自分たちの202号室のドアが開けっ放しになっているのを見て、目を見張った。
「ジュニヒョン? なに? なんで玄関開けてるの?」
何も聞いてなかったから、そして玄関が開いてるんだからいるんだろうと思って話しかけながら家に入ったら、寝室として使ってる部屋の中には小さい影が3つあった。
ベッドの上にはなんでか全裸のムンジュニがいて、その横で3人は立っていて、死んだように寝てるジュンを前に驚いていた。
「死んでる?」
「死んでる」
「死んでる?」
「死んでる」
今なら判る。問いかけてたのはホシで、断言してたのはウジで、その横でディノがエアコンのリモコンを手にジュンのことを突こうとしていた。
とりあえず事情は全く判らなかったものの、幸いなのはジュンが全裸だけどうつ伏せで寝ていたことだろうか......。
「死んでないよ。寝てるだけだよ」
そう言って会話に割り込めば、3人ともビックリしてた。
いや、人の家に勝手に入ってる時点でビックリする権利なんてないんだけれど、それを理解するには幼過ぎた。ドアが開いてたから珍しくて覗き込んでるうちに、入り込んでしまって、そうしたら人が死んでいて驚いたんだろう。いや寝てるだけだけど。
そして入り込んだばかりだったのか、3階からは「ホシや〜、ウジや〜、ディノや〜」って声も聞こえてきて、3人はバタバタと逃げてった。
家の中にも玄関にも、3人が履いてたんだろう小さいサンダルが落ちていて、驚いたけど可愛過ぎて思わず笑ってしまった。
「ジュニヒョン、なんで全裸なんだよ。起きなよ、侵入者がいたんだよ」
そう言えば、「知ってる。エアコン壊れたから窓と玄関開け放ってたら、勝手に入ってきたんだよ。すぐに気づいたけど、起き上がれなかったから死んだふりしてた」とジュンは笑ってた。
さすがに全裸で起き上がるのはどうかと思ったらしい。
小さいサンダルを返しに行けば、後からわざわざエスクプスとジョンハンがお詫びの印とビールを差し入れてくれた。
貧乏すぎて今年の夏はエアコンを諦めようと2人で決めたのに、次の日にはジョシュアがお詫びとともに家主としてエアコンを入れ替えてくれた。
しかも物凄い良いやつを............。
時々今も、ジュンは全裸で寝てる。何か着なよと言っても、「玄関閉まってるから大丈夫」と笑ってる。
それでもって時々はそのままディエイトのことをベッドに引き摺り込もうとしてくる。
時々は拒否るけど、時々は引き摺り込まれてやる。
エアコンがすこぶる快調だから......。
The END
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