注意......
日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。
クパン（両親？）と、ホシウジ（子供＝小学校1年生頃）設定の301号室と、
ジョシュア（保護者）と、ディノ（永遠の5歳児）設定の302号室と、
ウォヌ（社会人）とミンギュ（大学生）の、兄弟？設定の303号室。
1階で花屋さんを営んでるドギョムとか。
そんな彼らのおはなしですが、それでも良ければどうぞ............
幸せすぎると笑える
長期出張から戻った次の日には、エスクプスはホシのために運動靴を洗ってやった。会社にお土産は持って行ったけれど、数日休みをとったから、その後は待ち合わせして外食して帰りは買い物をして帰った。
ホシはなんでも、あちこちの文字を読み上げるのが楽しい時期なのか、それでなくても真っ直ぐ歩かないのに、こっちが気をつけてないとぶつかりそうで。
ウジはそんなホシが指さしたものをジッと見て自分の中に丁寧にしまい込んでいくのか、それでなくても歩くのも遅いのに、やっぱりこっちが気をつけてないとどんどん遅くなる。
エスクプスがホシと手を繋いで、ジョンハンがウジと手を繋いで。
もう一方の手には買い物した荷物を持って。
それなのにホシが時々ジョンハンへと走っていくから、そんな時は荷物を貰ってホシを預けて。
それほど遠くない場所での買い物だったというのに、子どもたちにあわせれば、家に帰りつくまでにかなりの時間がかかった。
それでも子どもたちは夕飯を食べれば、テレビを見ながらだったり本を読んでもらいながらだったりしながらも、すぐに寝てしまう。どんなに頑張っても20時には夢の中の世界に入ってた。
だからその後はゆっくりしたいのに、ジョンハンは忙しなく洗濯機を回したり、明日の準備をしたり、子どもたちのために動き回ってた。
手伝うよと言いかけて、それが一番ムカつく言葉だとどこかで読んだ話を思い出したから、「俺もやる」と言えば、ジョンハンが「デキる男みたいじゃん」と笑ってた。
少しの間にジョンハンは大分痩せてしまったから、子どもたちの横で眠る時にはそっと抱き合って眠るぐらい。
それでも幸せで、朝からウジは泣いてるし、ホシは今日も小学校に行くと張り切ってるし、騒がしくてゆっくりなんてしてられないのにジョンハンだって幸せそうだった。
小学校に通う練習に付き合おうとエスクプスだって張り切っていたのに、その日はウジが泣いていてダメだった。
なかなかグズることも珍しいのに、着替えもしないしご飯もいらないって言う。
ホシはもう学校に行く準備が万端で、なんでか小学校には毎日行ってもいいとか威張ってるけど、小学校は基本毎日行くもんなんだと知ったらちょっとショックかもしれない。
ジョンハンがウジを宥めて泣いてる理由を聞いてみれば、昨日の夜にやってたアニメを見たかったらしい。頑張って起きているつもりが夜ご飯を食べたあたりではもう忘れていたんだろう。
子ども心に自分の失態が許せなかったのか、ウジはさめざめと泣いている。アニメが見たかったとムクれたり誰かに怒りをぶつけたりすることもないところがウジらしいが、小さいウジが身体をさらに小さく丸めて泣いてるもんだから、可愛いったらない。
調べてみたらアニメは2年も前に映画になったやつで、それならDVDだって売ってるだろう。買ってきてやると言うのに、ウジはその後も長く泣いていた。
だから結局今日も小学校に通うための練習は失敗で、ジョンハンは苛ついている様子だったけど、最後には諦めたのかジョンハンも笑ってた。
出かける準備が万端のホシがいたから、その日は4人で公園に行って遊んだ。
その頃にはウジも笑ってた。
エスクプスもジョンハンも、ホシもウジも、たくさんたくさん笑ってた。
The END
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