妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

ウダウダ言わない人魚たち

Twitter上でお読みください。
The END。終わりです~~~~♪って書いてるツイートまで読めば終わりなんだけど、判るかなぁ? (^-^;

2022/8/8(月)追記

Twitterより削除予定です。ということで、blogに移動させ、このページで読めるようにする予定ですので、今しばらくお待ちください。

↓はただの画像なんだよ~。ただの思い出~♪

2022/8/10(水)追記

Twitterで書いてた分を、全部そのまま張りました。書き直すのは辞めて、間にカワイイ罫線を引っ張ったので、なんとなく自分的には納得♪ 自慢♪

 

ウダウダ言わない人魚たち

ハニヒョン、陸にあがる度にビショビショになるのどうにかしてよ byスングァン


毎回裸足スタートもキツイもんな byDK


あぁ? 声が出なくなるよりはマシだろうが byジョンハン


それはおとぎ話の世界だろ。それに履物はちゃんといつもの場所に隠してるから大丈夫 byジョシュア


でも乾くまではいつも、この岩場で青春してます俺たちみたいな雰囲気で誤魔化すの、辛いな byウジ


そこのかわい子ちゃんと言われると、スングァンは振り返る。


そこの美人さんと言われると、ジョンハンは当然振り返る。


そこのちっさい子と言われると、ウジは舌打ちしつつ振り返る。


いや、ウジヒョンに言ってないよ。子供たちにお菓子配ってるだけだよ。と、ドギョムが慌ててる。


あ、本当だ。って言いながら、ジョシュアは堂々とお菓子を貰いに行く。そしてしっかり5個貰ってくる。


ボノニが迎えに来たから、俺行くよってスングァンが言えば、ちゃんと水持ってるよなってジョンハンが聞くから、スングァンがもぉいつもそればっかりって言いながらも水を見せてから駆けていく。


俺もチングたちと買い物行く予定だから行くわとドギョムが言えば、ちゃんと水持ってるよなってジョンハンが聞くから、ドギョムも本当にいつも同じこと言うよねって笑ってたけど、ドギョムは結局水を持ってなくて、ジョンハンにだから聞くんだろってキレられていた。


いつもは1番にホシが迎えに来るはずなのに、珍しくも今日は遅いらしいウジは、しっかりしてるからジョンハンに聞かれる前に水をちゃんと見せていた。それから俺は後からのんびり行くよって、笑いながら手を振っていた。


じゃあ俺も行こってジョンハンが言うから、なんだよ俺には水持ってるかって聞いてくれないのかよとジョシュアが言えば、お前は水なんてなくても問題ないだろと言い返されたジョシュアだった。
このやりとりも定番。


まぁね。そう言ってジョシュアがお先にといなくなる。
水があればどこでも自由自在な人魚だけれど、長く生きると空気中のミクロン単位な水分でも問題ないらしい。
ジョシュアが消えた後、ウジに手を振ってジョンハンは地味に歩き出す。ジョシュアとほぼほぼ同じぐらい生きてるはずなのに......。


今日は泊まってきてもいいって、ハニヒョンが言ってた。スングァンが、ジョンハンが聞いたら絶対ヤーって即ギレしそうなことを、バーノンに向かって口にする。でもそこには咎めるヒョンたちは誰1人いなかったけど。


ミンギュとミョンホを前に、あ、俺まずこの真珠売ってお金を用意しなきゃって、人間界にはあんまりなさげなドデカ真珠を手にして買い物用のお金を作るつもりのドギョムも、きっとジョンハンがいたらヤーって即ギレされてたかもしれない。でもやっぱりそこには咎めるヒョンたちはいなかったけど。


後からのんびり行くと言ってたウジなのに、誰もいなくなったら、持ってたはずの水を全部捨ててしまった。
きっとジョンハンがいたら、即ギレは確実。でもウジのそれは確信犯だったから。もう水の中の世界には還らない......って言う。
それを咎めるヒョンたちも、助ける弟たちも、いなかったけど。


ジョシュアは一瞬で飛んで、普通の子らに混ざって、楽しそうに踊る子を見つけた。
それを遠くから眺めるのがジョシュアの楽しみで、ジョンハンにはじじ臭いと言われるけど、上手く踊れなくて悔しがる子の様子に笑う。
もう少しで雨が降る。傘が見当たらなくて、雨雲の進路を変えたジョシュアだった。


ジョンハンは、弟たちの状況なんて当然知らず、のんびり歩いてた。
エスクプスと待ち合わせのカフェは公園の中にある。お茶をしながら離れてた間の話をしてと、エスクプスとの時間ものんびり流れてく。
時間には拘らない。人魚の時も悠久だけれども、吸血鬼の時だって同じぐらい悠久だったから......。


ごめん。妹が今泊まりに来てて。ってバーノンに断られたスングァンは、いいもん。別にいいもん。と泣きながら歩く。
一応、妹はいつでも大丈夫だけど、俺とのチャンスは100年後かもよ!って言ってみたけど、妹命なバーノンは揺るがなかった。
だからスングァンが歩いた後には幾つもの真珠が落ちていた


ドギョムの真珠は簡単には売れなかった。値段がつかない程の価値だったから。
でも俺、今日の買い物分のお金だけでいいんだけど。家にたくさんあるし。って言葉をどこの誰に聞かれたのかは知らないが、気づけば変な輩に囲まれて、謎にピンチに陥っていた。
ドギョムはまだ、買い物には行けそうにない。


ウジは約束の場所で待っていた。もう戻らないとはホシにも伝えてた。ホシは驚きつつも喜んでもいたのに、約束した時間はあっさり過ぎて、太陽はもうすぐ真上に。
人魚相手に本気の恋なんて。
でもホシに限って、絶対、大丈夫。疑いも迷いも必要もない。
水も持たないのに、ウジは一歩も動かなかった。


雨雲よりも、人魚の涙の方がより簡単に感じとれる。同胞だからか。
ジョシュアが一瞬で飛べば、そこには真珠を零して歩くスングァンがいた。
理由は知らないが、傷ついたんだろう。でもおとぎ話とは違うから簡単に泡になったりはしない。
今もほら、スングァンが昼間からやけ酒する気満々になっている


聞いてる?とエスクプスがむくれてるけど、ジョンハンだって人魚の涙には敏感だった。
でもジョシュアが飛んだのも判ったから安心してたのに、目の前のグラスの水の僅かな震えでドギョムのピンチを知る。持たせた水を慌ててまき散らしたようで。
ちょっとごめん。そう言ってジョンハンも一瞬で飛んだ。


ハルモニが今夜がチャンスだって言ったもん。今夜がダメなら次は100年後だって。
ソジュを飲みつつ肉も食べつつ、スングァンが言う。時折これ美味しいねとも言うから元気そうで、もう泣いてない。
もはや預言者レベルの人魚のハルモニに言われたらしい。
その恋を成就させたいなら今夜がチャンスだと。


ドギョムは慌てて水をまき散らす。
飛び込む範囲が広ければ、2人を連れて飛べるはずだから。試したことはないし、人魚でもない2人が水の中を通って大丈夫なのかも判ってないけど。
よくよく考えなくてもミンギュだって吸血鬼だし、ディエイトは謎な生命体だし、逃げる必要なんてなかったんだけど。


待っても待ってもホシは来ない。だからウジは震えてた。怒りで。
元々の性格か、ジョンハンの下で育ったからかは判らないけど、簡単には泡と消えたりはしなさげだった。
あまりの怒りに気圧が影響されて、大気が震えたほど。だからきっと嵐が来る。超局地的な嵐が。


泣いて食べて飲んで笑ってるスングァンは知らないけれど、預言者のごとき人魚のハルモニは恋愛話が大好きで、若者には決まって今夜がチャンスと言う。
遥か昔、ジョシュアだって騙された。
今夜運命と出会うと言われたジョンハンが、エスクプスと出会った瞬間に押し倒したのも界隈では有名な話だし...


ジョンハンは一瞬でドギョムを見つけたけれど、そばにミンギュとディエイトも見つけてホッとした。
だからどうなってんだよ今日はもぉって言いながら、さらに飛ぶ。
超局地的に暗雲が垂れ込めていて、ウジが暗黒世界を造りそうな状態になっているのが判ったから。


ボノニのバカ。妹が来てたって、俺も泊めてくれたっていいじゃん。
ボノニのバカ。俺のことも、特別にしてくれたらいいだけじゃん。
スングァンはボノニへの文句が止まらない。
目の前では、ただ泊まりたいだけだったのかと驚きつつも笑ってるジョシュアがいて、そんなスングァンに相槌を打ち続けてた


ドギョムはまだ必死に水をまき散らしつつも慌ててた。
ミンギュとディエイトに、慌てる必要も逃げる必要もないだろって言われたけれど、別に人間が怖い訳じゃない。
だってハニヒョンが来ちゃうよ……とドギョムが泣きかけながら言えば、ミンギュとディエイトも押し黙る。


ぐっと拳を握りながら、ウジはその場に立ったまま。自分の怒りのせいで、さっきから空気がバチバチ震えはじめたのも判ってたけど、止められそうもなかった。
年の割りには落ち着いていると言われることの多い自分なのに、まだまだ全然じゃんとちょっとだけ苦く笑ったウジだった。


酔っ払いスングァンの前で笑いつつも、ジョシュアは色んな事を感じてた。ドギョムのドキドキもウジのイライラも。
弟たちがなんだかやらかしてる気がしないでもないけれど、大抵のことならジョシュアは笑ってる。だってチングなジョンハンが、それこそ一通りのことはやらかしてきた過去があるから。


ジョンハンが飛べば、そこには仁王立ちのウジがいた。その拳は震えてて完全に怒ってる。
でも本当は哀しんでて。一緒に育ったというよりは、もう育てた気でいるジョンハンに判らないはずがない。
だから抱きしめた。そうすればウジがジョンハンの肩に頭をコテンと預けてきたから、さらにギュッとする。


ただの酔っ払いスングァンは、服を脱ごうと頑張っていた。もう家に帰って寝てしまいたかったから。
眠たいのかって聞かれたら頷いて。
帰りたいのかって聞かれたら頷いて。
もう自分では歩けないと言えば、次の瞬間には水の中だった。
バーノンにバイバイって言えなかったなって思ったのが最後。


ドギョムの中でジョンハンはなんでも1番で、優しいのも強いのも怖いのも。
困ってるドギョムに気づかないはずもなくて、変な輩なんて一掃してしまうだろう。
水の中に引きずり込んで、沈めてしまうぐらいはきっと朝飯前。
ミンギュとディエイトがそれを否定しないから、意見は一致してるんだろう……


ウジは気づけばジョンハンの肩に頭を預けてた。もう頼ったりできないって覚悟を決めていたのに、安心感がハンパない。水は捨ててしまったっていうのに。
ヒョン俺、水、捨てたんだ。って言えば、そうかってジョンハンが言うだけでやっぱりギュッてしてくれるから、嵐がくる気配が一瞬で消えた。


ジョシュアはスングァンを水の中の世界に還した直後、ドギョムのもとに飛んだ。
見ればドデカ真珠を手に、変な輩たちに囲まれていたけれど、どこもケガはしてないようだった。
お前の家に案内しろよ、それがもっとあるんだろ……って輩たちが言う。だからいいよって返事をしたのはジョシュアだった。


ウジを抱きしめながらも、ジョンハンは、ジョシュアがドギョムのことも助けたことを知る。輩たちが一瞬で飛ばされたから。
自分なら一瞬で深海まで沈める優しさがあるけれど、ジョシュアは案外厳しいから、果たしてどこに飛ばされたんだか......


水の世界に戻ったスングァンは、ほろ酔いながらも微睡んでもいた。その表情は幸せそうだったから、バーノンの部屋に泊まってる夢でも見てるのかもしれない。
魚たちに突かれながら、時折齧られながら......


シュアヒョンッ!水の中に引きずりこんだのッ?!ってドギョムは焦っていたけれど、ジョシュアがちょっと遠くに飛ばしただけだよって言うのにホッとする。
ミンギュとディエイトが、遠くって............って言葉失ってるっていうのに。


俺、ホシを待ってるんだ。ってウジが言えば、完璧待ちぼうけじゃんってハニヒョンが言う。
さっきまで不安で怒ってたのに、今はハニヒョンが怒らないかと別の意味で不安で、でも待ってるんだって言えば、ハニヒョンはまたそうか……って言ってくれた。


ジョシュアがちょっとだけ苦く笑ってるのに、素直を通り過ぎてるドギョムは気づいてなかった。
ほらと小さな真珠を手渡してやれば、これまたドギョムが嬉しそうに喜んでいる。とりあえず水も渡してやって、それから買い物もほどほどにと釘もさしておいたけど、きっと聞いちゃいなかっただろう。


ほら、帰ろう。そう言ってジョンハンが手を引けば、ウジは黙って頷いた。だいたい人魚ってやつは、絶対いつかは陸地に憧れるもんで、でもやっぱり人魚だから、簡単には成功しないもんで。でも人生は悠久だから。
きっとエスクプスは拗ねるだろうけど、ジョンハンはウジを連れて飛んだ。


スングァンは後日、ジョンハンに怒られた。勝手にお泊りをしようとしたことじゃなくて、なんでそこで泣いて戻ってくるんだよって。


ドギョムも後日、ジョンハンに怒られた。ドデカ真珠を持ち出したことをじゃなくて、器用に立ち回れなかったことを。お前は誰を見て育ってきたんだよって。


当然ウジだって後日、ジョンハンに怒られた。ホシと一緒に陸地で生きて行こうと勝手に決めたことじゃなくて、やっぱり水を捨ててしまったことを。二度と水の世界に戻らなかったとしても、水は絶対に捨てちゃダメなんだって。


ジョシュアも後日、なんでかジョンハンに怒られた。曰く、お前がもうちょっと頑張ってウジのフォローまでしてくれてたら......ってことらしい。どうやらエスクプスがかなり拗ねているようだった。


ジョンハンはあれからバタバタしてた。弟たちはそれぞれ「だって」とか「でも」とかって言うから、当然のように「ウダウダ言うなッ」ってキレておいたけど、毎日のように陸地と往復してるのにエスクプスのご機嫌はまだ治らないから......。


ウダウダ言わない人魚たち
The END。終わりです~~~~♪
いやぁ、Twitterの使い方完全に間違ってるし、何度も消したり書いたり、最終は全消ししてやりなおしたし。
バタバタしてしまった。
やっぱり途中で返信になるけど、私のせいじゃないからもういいや。エヘヘ☺


吸血鬼は愛に戸惑う
https://sevmin.hateblo.jp/entry/2022/04/30/235900

ウダウダ言わない人魚たちの、バーノンちゃん側のおはなし~♪
このおはなしに出てくるバーノンが好き。なんかwww