妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

HANABI

天気予報の問題......

何が進歩したって、天気予報の精度ほど、世の中進歩したものはないと思う。でも当日の天気を調べたりはしないんだけど。行かないし。
まぁ雨でも楽しめるだろうから、何も問題はないんだけれど、清々しい天気の中で彼らが楽しんでくれればいいなって思うだけで。

VLIVEの順番待ち問題......

あの予約制は、早い者勝ちなのか謎だなぁ。
その割に、ウジさんは長時間使ったなwww

権力とかが、関係してたら笑うなぁ。
いやもう言葉は判らないけど、楽しげなのは、十分に伝わるし、癒しだなぁ。

Wi-Fiが切れすぎる問題......

いや、どこに苦情を? いやいや、ダメダメwww
しかし、世界中のカラットが、そのWi-Fiを強化してあげたいと思ってそうだ。
そう考えると、やっぱりウジさんは凄いな。全然負けてないしな。

 

ジョンハンさん日本語話しすぎ問題......

ありがとうでしかない......けれど、後はもう敬語を乗り越えるだけだなんて、凄いなぁ。ほんと。いやでもジョシュアさんに旅行に連れていってもらうつもりでいるので、ジョシュアさんも日本語頑張って欲しいwww 私は1ミリも頑張らずにいるからwww

 

隔離が終わったら問題......

とりあえず、買い物に行き、それからラーメンを食べに行き、それから、思い出を作ってきて欲しいけど、トラブルに巻き込まれないように、あの空港とかでいつもいるデッカイオジサンさんたちが周りを囲ってくれたらいいんだけど、どうなんだろう?
いや普通に出かけてそうだけどなwww

 

隔離が終わらない問題......

1人後から来たエスクプスさんは、隔離がギリギリまで終わらないのだね。
でもそれも、あえての選択だろうから、のんびりして欲しい。
帰りは一緒かな? まぁ一緒じゃなくてもいいよね。一緒に帰ったら、帰りはエスクプスさんの荷物に、何かを零されるかもしれないからwww

 

荷物の中にラーメンを零され問題......

いや、普通ないよ? 普通はないよね?
する方も凄いけど、される方も凄いよね。
しかも空港で、帰りじゃなくて行きしなのに?
いやぁ、やっぱり、私のおはなしなんかより、余裕でリアルが上を行くよなぁってしみじみ。

 

HANABIぶちあげちゃう?問題......

うん。テンションあがるしね。それもいいよね。
とか、思っている。
オンラインで参加する予定なのですが、まだチケットも買ってない状態。参加できるかなぁ。

 

写真がまだ揃ってないけど張っちゃう問題......

ミンギュさんのビジュアルが、今一番好きなんだけどな......

 

そしてこれ、書きかけです問題......

続きはまた書こう。とりあえず仕事に行かねばwww
お昼休憩中も書くけど、楽しいなぁ。セブチが日本にいると思うだけで楽しいのかは謎だけど。
13人揃ってることが、嬉しいのかなぁ?

 

そしてHANABI問題......

久しぶりに、13人分書くんだよ。ということで、順番はネットで決める。
順番決まりました。

9 ミンギュさん
13 ディノちゃん
11 ぶーちゃん
12  バノンちゃん
1 エスクプスさん
2 ジョンハンさん
8 ハオちゃん
6 ウォヌさん
3 ジョシュアさん
4 ジュンさん
7 ウジさん
10 ドギョムさん
5 ホシくん

そしてコレが証拠の画像

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ということで、HANABI、始まります......

瞬殺予定なので、テキトーなおはなしですが、まぁ、いつものことだからね〜

 

HANABI

ミンギュやらかす

意気揚々と出かけてきたし、車の中でも、その後の人混みの中を進む間も、パスポートを差し出して顔を晒す瞬間も、ミンギュは楽しいでしかなくて、ワクワクとウキウキとドキドキと、全部が混ざって鼻歌を歌ってしまいそうになったほど。
それはウォヌがいるっていう喜びでももちろんあったし、大好きなハニヒョンとずっと一緒にいるっていうのもあったし、マンネラインの3人も楽しそうだったし、エスクプスだけが一緒じゃなかったけど、車の中でも今も、グループのカトクではずっと話してたから寂しいってこともなかった。
だからなんだか、HANABI当日、でっかいHANABIをぶち上げるぞって気持ちでいたのに、ミンギュの意気込みというか、熱量というか、楽しかったあれやこれやが、一瞬で消えてしまった。まぁ自分が悪かったんだけど、まさかラーメンをこぼすとは思ってなくて。
「いや、あれはこぼすとかっていうレベルじゃなかったけどな」
飛行機の中、デッカイ身体を小さくして座ってたら、左横に座ったドギョムが言う。
最初はあんまりにも落ち込んでいたミンギュのことを、「わざとじゃないんだし、ハニヒョンだって怒ってなかったじゃん」と励ましていたけれど、ミンギュがいつもの感じに戻って来たのを感じ取ったのか、今度は右横に座ってたディエイトが「いやでもさ。どうやったらラーメンなんてこぼせるの? わざとでもなかなかできないよ」とか言い始めた。
「わざとな訳ないだろ。手が滑ったんだよ」
「ラーメン持ってて手が滑るなんてこと、普通はないよ」とディエイトが言う。
「まぁね。ハニヒョンのバニラコ、ヌタヌタになってたもん。あれで怒らないのが凄いよね」とドギョムも言う。
確かに、必死に謝って必死に拭いたけど、スタッフやマネヒョンまでもが慌ててる中、「いい。もうお前は動くな」って言ったその声は、全然怒ってなくて、それでまた凹んだかもしれない。
後ろからは謎に「ぅおっほ」っていうウジヒョンが我慢できなかった笑いを零す声も聞こえてきたし、あちこちから、「또민규......」って声も。
笑ってたり、呆れてたり、マネヒョンやスタッフヌナにはため息をつかれたり。でもわざとじゃないのに......。
滑りにくいお盆に平たい皿が乗っていて、その上にラーメンの器が乗っていて、お盆は滑らないのに、平たい皿の上では器が滑っただけのこと。なまじお盆が滑らないだけに油断したのかも。
ホテルに着いたらすぐに着替える予定だった服は当然ながら、スマホの充電器もヌタヌタになっていた。拭いたけど、油にまみれたというか。新しい帽子はきっともうダメだろう。一瞬、絶望みたいな顔をしたのが判ったのか、「お前の鞄をくれたらいいけど?」ってハニヒョンが笑って言ってくれたから、どうにか息を吹き返した。だから謝りながらも「いいよ」って答えて、全部ちゃんと買って返すよって言えば、「バカ、何もいらないよ」って言われた。
こんな時、どちゃくそ怒りそうなのに、ハニヒョンは絶対怒ったりしない。目の前で全部見てたジョシュアがまた、「俺も新しい服欲しいから、お前、俺の服で口でも拭く?」って言って笑ってた。なんだかそれもまた優しさに思えてミンギュはやっぱりちょっと凹んだかもしれない。
「なんでだからそれで凹むんだよ。今年のハニヒョンの誕生日に、奮発すればいいだけだろ」ってドギョムが言う。
「そうそう。お前が何したって、ハニヒョンは簡単には驚かないんだし、気にする必要ないだろ」ってディエイトが言う。
「なんだよお前ら、励ましたり落としたり、どっちかにしろよ」
文句を言えば2人とも楽しそうに笑うから、ミンギュも一緒になって笑う。
「なんでなんでもできるのに、こんなにやらかすんだろうな」ってドギョムがしみじみと言う。
「ほんとだよ。こんなに男前なのに、うっかりすぎるよな」ってディエイトまでもがしみじみと。
「いや、だから、あれだろ? 天は二物を与えず? そういうのないと、俺完璧じゃん?」ってミンギュが自分で言って、2人から同時に「「お前が言うな」」とツッコまれていた。

The END
1690moji

ディノやらかす

ディノは飲むと可愛くなる。
いやヒョンたちからすれば飲まなくても可愛いのに、飲むと笑ってるだけでも可愛いし、ムキになってても可愛いし、困った顔をしてても可愛い。
でも実際のところそんなに強くないんだから飲酒ブイラなんてよせばいいのに、ヒョンたちが連日ビール飲みながらやってるのを見て自分もやりたくなったんだろうが、よりによってウィスキーなんて飲むもんだから。
ブイラが終わって数時間後、グループのカトクにはディノから、「ねぇ、なんでずっと揺れてるの? 地震多すぎるよね」って呟きが投下され、当然のようにほぼほぼ全員から一斉に返される。
「揺れてないけど?」byエスクプス
「お前だけじゃん」byジョンハン
「ディノや、ケンチャナ?」byジョシュア
「ウィスキーなんて飲むから」byジュン
「そのまま踊ってみ」byホシ
「さらに酔いがまわるだろ」byウォヌ
「もう寝ろって」byウジ
「酔っぱらっただけで、体調不良とかじゃないよね?」byディエイト
「え? お前何やってんの?」byミンギュ
「ただ酔ってるだけだろ?」byドギョム
「あぁチンチャ」byスングァン
「いや、酔うほど飲んでた?」byバーノン
結局最後は心配されていて、「酔ってないし元気だよ。ただ揺れが収まらないだけで」っていうディノの呟きに、今度はツッコむ人の方が少なかった。
地震は正直怖いけど、お酒を飲んだ後の揺れはそれほど怖くなかった。
いやだからそれは地震じゃないんだよってヒョンたちは言うかもしれないけれど、ちょっと飲んだからって、そんなに揺れるはずがないから。
いつもと違う場所と環境と、それから飲酒ブイラでテンションもあがってお酒がまわるのが早かったのかもしれないと気づいたのは、クラクラしてる視界の中に、いきなりユンジョンハンの顔が入って来たから。
「あれぇ、ハニヒョンが見えるよ?」
そう言えば、「お前やっぱり飲みすぎ。ほら、水飲め水」と冷たいペットボトルがディノの頬に触れた。
抱き起されて、水を飲まされながらもちょっと考えた。
「ヒョンッ、俺ら隔離中じゃん」
「いや、ギリギリ解除」
「え? そうなの? じゃぁ良かった」
幸せそうに笑ってるディノの額に、ジョンハンの手が置かれる。熱がないことを確認して安心したのか、「お前はしばらく禁酒な」って言われてた。
「やだよ。俺も糖質フリーのビール飲んで、ブイラするよ。スングァニがあれ、ゼロカロリーだって言ってたし」
いや絶対ゼロではないだろうけど、ディノは「ハニヒョンだ~」って言いながら、目に見えて甘えてくるから、やっぱりディノは飲むと可愛くなる。
とりあえず「今後、隔離中は禁酒な。心配するから」と言えば、「アニャ」って言いながらもディノはあっさり眠ってしまった。

The END
1159moji

スングァンやらかす

隔離中のホテルでの楽しみは、いっぱいあったけど、予想以上にテンションがあがって幸せをくれたのは、ルームサービスだったかもしれない。
「なんでこんなにメニューが豊富なの?」
ホテルの部屋には誰もいないから完璧独り言なのに、スングァンは思わずそう言ったほど。
だって飲み物だけでも山ほどあって、ビールだけでもサッポロからアサヒからキリンからと山とあって、ノンアルコールだってあったけど、糖質フリーのまであった。嘘かほんとかネットで調べてみたら、糖質フリーを飲みながら食事をすると、カロリーゼロみたいなもんらしい。
「いやそれ、絶対ウソだから」
思わずグループのカトクでそれを呟いたら、即みんなから全否定されたけど......。
久しぶりだからって言いながら、空港のラウンジでも食べたし、ほんとに久しぶりだからって飛行機の中でも食べたし、飛行機を下りた直後にも日本ほんとにほんとに久しぶりだからって、お菓子を買って食べた気がしないでもないけれど、ホテルに入ってとりあえずとばかりにルームサービスのメニューを見てしまったら、頼まないでなんていられなかった。
それに何より、日本語を使って頼んでみたいと思っていたから............。
でもそう思ったのは何もスングァンだけではないようで、すぐにカトクに、「これマジ美味いわ」って言葉とともに写真がアップされる。
そうしたら誰かが「それ何?」って聞くし、ちゃんとそれに誰かが答えるし、味の説明までしてくれるから、ついついルームサービスの追加注文をするハメになる。
「ダ、ダイエットあんなに頑張ったのに......」ってスングァンが言ったのは、食べ終わった後のはなし。
恐るべし隔離期間......なのか、恐るべしルームサービス......なのか。
でもまだまだ、恐ろしさには続きがあった。
「ヤーーーーー」
いきなりホシがカトクで叫びはじめたから。
みんながどうしたどうしたって言い始めたら、「ヤバイぞ。ルームサービスじゃなくて、外部からの出前が取れる。しかもラーメンでもなんでも」っていう物凄い情報を繰り出してきた。
謎な疫病が蔓延した後の日本では、出前文化が花開きまくっていて、ピザみたいな出前当たり前のものじゃなく、日本料理だってフランス料理だってなんだって、出前が可能になっていた。
「しかも初回利用はクーポン使って無料だって」
そんな情報がぞくぞくカトクにあがっても来る。
「懐かしのトッポギだって頼めるし、ネネチキンもあるぞ」
全員がカトクで「おぉ~」って言ってるけど、よくよく考えれば全然懐かしくなんてない。だって今朝はまだ韓国にいたから。
あぁそうまだ日本1日目。ってことは隔離1日目なのに、なんだか3日分のカロリーを取得した気がしないでもない。
「でも大丈夫。何も問題ない。糖質フリーと一緒に食べたら、カロリーゼロだから。あ、それから、笑って食べたらさらにカロリーゼロだって」
信じる者は救われる的な考えで、さらにそう呟いたスングァンだったけど、当然のように全員からツッコまれる。
がしかし、「でも大丈夫じゃないか。だって今回コンサートじゃないもん。ファンミーティングだもん」とか、何が大丈夫か判らないようなことを言いだしたドギョムがいたりして............。
「ヤバイ。この酢豚美味過ぎる」
あぁそしてまた、そんな情報がスングァンのもとに届くから............。

The END
1424moji

バーノンやらかす

バーノンはやらかしたらしい。
音声のみのブイラで楽しく話してたら、カトクではてんやわんやだったらしい。
どうやら、言ってはいけないことを言ってしまったからだとか。
「なにやってんだよもぉ」
終わった後、直接スングァンから電話がかかってきて、やたらと怒ってた。
「まぁでも、そういうこともあるよ」
そう言えば、「そういうのはやらかした本人じゃなくて、第3者が言う言葉じゃん」ってスングァンはまだ怒ってた。
「やっちゃったものは、しょうがないよね」
そうも言えば、「だ~か~ら~」ってまだ怒ってた。
こう言う時は話題を変えるに限る。
「そんなことよりさ、ルームサービスでパンケーキ食べた? 有名なカフェに行って食べた気分になるやつが来たんだけど」
スングァンは「そんなことよりってなんだよ」って言った癖に、パンケーキって言葉に反応して、次の瞬間にはルームサービスのメニューを見始めていた。
まぁ付き合いが長い分だけ躱し方も判ってる。
電話の向こう側で、「チョコのとイチゴのと季節のフルーツのがあるじゃん」って真剣な顔で悩みはじめたスングァンがいて、「ボノニはどれ食べた?」って聞いてくるから、「とりあえずチョコ。次はイチゴ食べて、帰るまでには制覇する予定」って言えば、「隔離がとけたら一緒に食べよう」ってスングァンはテンション高く言うから頷いてやれば、物凄い幸せそうに笑ってた。多分もう、怒ってないはず。
怒ってるスングァンを躱すのは、自分に被害が及ぶからいつの間にか上手くなっていたけれど、それ以外はあんまりだったかもしれない。
ルームサービスを食べすぎて若干以上に凹んでたスングァンに対して、「あれ? ムクんでる?」って言ったのはバーノンだったし。
カトクで全員にツッコまれて怒られたから、慌てて「いや、ムクんでるように見えたのは、勘違いかも。ライトの加減で膨張したように見えただけかも」って言い直せば、一瞬でスングァンが泣きそうになっていて、「言い方......」って呟いて絶句してたのはディエイトだった。
ディエイト曰く、「いや、俺でもそんな酷いこと言わないのに」ってことらしいが、慌ててさらにバーノンは墓穴を掘った。
「金髪だから、光をはじき過ぎて全体的に平たく見えるんだよ」
フォローしたつもりだったけど、全然フォローにはなってなかったようで、「俺、寝る」って何故か急にカタコトな言葉を残してスングァンがカトクから去っていった。
当然のようにディノからも、ヒョンたちからも、「ボノナ..................」って山ほど「点々」をもらったバーノンだった。
だから慌ててルームサービスを頼む。
届け先はスングァンの部屋で。
イチゴのパンケーキを。
「また太るだろ」ってスングァンからはカトクが来たけど、「俺はプクプクしたスングァニも好きだもん」って返しておいた。
後からまた「季節のフルーツのは一緒に食べよう絶対」ってカトクが来たから、ご機嫌は治ったらしい。
怒ってるスングァンだって拗ねてるスングァンだって、嫌いじゃないけど、やっぱり楽しそうに幸せそうに笑ってたり話してるスングァンの方が好きだから。
カトクで素直にそう伝えてみれば、なんでか「なんだよもぉ」って怒られたけど。
いや多分照れてるだけだろうけど............。

The END
1377moji

エスクプスやらかす

1人だけ、出発日を変えた。
それを提案してくれたのは会社で、どうせ隔離期間が終わっても外に出るつもりがないなら、ギリギリにこっちを出てもいいって。
ハニに相談したら「いいじゃん。そうしたら。そっちの方がのんびりできるなら何も問題ないだろ」って笑ってた。
会社は同じ提案を、ウォヌにもウジにもしたらしい。
「一緒に行かないと、俺はもう行けなくなりそうだから」ってウォヌは言ってた。
「俺はどこにいても仕事できるから」とウジも言ってた。
後のメンバーは日本を堪能する気が満々のようで、行きたい場所とかを調べるのに忙しそうだった。
空港で車から下りて全員が並んだ時に、「あれ? 1人足りなくない?」って言ったらしいバーノンとかは、きっと何も考えてないだろうし。
いやでもジョシュアはそんなバーノンに「よく気づいたエライ」って褒めたらしいから、バーノンは気づかないと思われていたらしい。
もしかしたら1人だけスケジュールを変えたことで、もっとつまらない気持ちになるかも......って心配してたけど、そんなこともなかった。
全員でのカトクは賑やかで、日本についたら色々起きるだろうとは思っていたけれど、行きしの空港で事件はすでに起こったらしく、次から次へと色んな話題が振りまかれるから。
しかも全員でのカトク以外でも、エスクプス当てに皆が個人個人にカトクもくれる。
1人後から行くことを、大事に考えないでいてくれることが嬉しかったけど、なんでか途中から間違いが入った。
「クプスヒョンごめん、俺、充電器忘れた」ってバーノンが呟いたから。
は? それは俺にお前の忘れ物を持ってこいって言ってるのか? ってカトクに入力する前に、「案外寒いから、俺のあの服持ってきて」とかジョシュアも言い出す。ディエイトは「俺の部屋にある茶葉もお願い」とか。面白がったのかホシは「ネネチキン買ってきて」とか言い出して、そうしたら次から次へと。
「ヤーーーーーッ」
怒りスタンプとともに言ってやれば、みんなが笑ってた。
でもスングァンが、「クプスヒョンに早く会いたいよぉ」とか言うもんだから、まだ離れて1日も経ってないのに。
日本に着けばそのまま隔離に入って、やっぱり皆とは会えなかったけど、遅れてきた分だけルームサービスで絶対に頼んだいいものリストなるものが出来てたりして、助かったことはいっぱいあった。
でも隔離中は寝続けようと思って寝ずに日本に来たっていうのに睡魔は訪れなくて、しょうがなくルームサービスを頼む。
美味しいけど、1人で食べなきゃいけないのはちょっとだけ辛かった。
だからちょっとだけやさぐれて、カトクで「俺寝れそうにない」とか「ずっと起きてる」とか呟いたせいで、ウジが6時間もブイラをした理由を後から知った。
結局それでディエイトから怒られたのはエスクプスだった。
それから隔離が解除されて出かけて行く弟たちに「お土産お土産」って言い過ぎたせいで、ルームサービスとは別に山ほど食べ物が集まって来た。
カトクで「ヒョン、外に荷物置いたから」って連絡が来て、ドアを開けたら荷物があって、廊下の向こうの方で「クプスヒョ~ン」って手を振ってる誰かがいて。
やさぐれる必要なんて微塵もないなんて、最初から判ってたのに。それに最初の最初、当然のように「俺も一緒に、後から行こうか」って言ってくれたのはハニだった。結局、隔離解除後に日本のアップルストアに顔を出すスケジュールがあるってことで、みんなと先に行ったけど。
部屋のベルが鳴る。ドアを開ければ、何故かドアが途中で止まって開かなかった。
「お土産」
ハニの声がして、ビニール袋が手渡される。そしてその手が、少しだけエスクプスの腕を掠めていった。

The END
1533moji

ジョンハンやらかす

ジョンハンは何をやらかしたのか。
まぁ何もしてないと言えばしてないけど、ジョシュア曰く、「ミンギュの隣りに座っておいて、油断したんだよお前は」ってことらしい。
でもまさか、鞄の中にラーメンをぶちまけられる人生があるなんて、誰が予想するだろう。
「キムミンギュ..................」
物凄く驚くと、叫んだりはしないもんだ。
ホテルに入ったら一番に着替えて楽になろうと、お気に入りの寝間着としても問題ない部屋着を持ってきていたのに、ラーメンの汁のしみ込みの早いこと早いこと。
バニラコも手にすれば思わずヌルついて滑ったほど。
「俺なんで鞄開けといたんだろ」って、思わず自分の行いを反省したジョンハンだった。
真横でミンギュは1人慌ててる。きっとこの勢いなら次は水とかお茶とかジュースとか、おかわりって感じでぶちまけてくれるかもしれない。
でもジョンハンは知っているから。
それがキムミンギュだってことを。デキすぎる弟の唯一の欠点が、「또민규」と呼ばれるこのうっかりなところで、それは愛すべき欠点だった。
今もミンギュは情けない顔で謝りながらも必死にラーメンを手で取り出しながらも拭くものを探してて、マネヒョンやスタッフヌナからも怒らなかったことを凄いと言われたけれど、このミンギュが巻き起こすあれやこれやが、自分に来たなら幸いだ............みたいな気持ちになるんだからしょうがない。
まさかの見知らぬ第3者の方にラーメンでもかけられようもんなら、ただではすまないし、そっちの方が心労っていう意味では果てしないはずだから。
あぁ俺で良かった。って思うと、不思議と怒りは沸いてこない。
でもまぁ被害は甚大だったけど。
なかなかに良かったはずの空港ファッションだったのに、ラーメンの汁を吸った鞄がさらに飛行機の中で他の場所を汚さないようにとデッカイビニールを貰ってそれに入れた。しかし得体の知れないものを飛行機の中には持ち込めないため、それを説明するには「実はラウンジで~」からはじまって、一連の話を説明する必要があって。でもそれを説明するのはジョンハンで、凹んでるミンギュはジョンハンとは離れた座席に小さく縮こまって座ってたけど。
日本に到着後、ホテルに落ち着いて一番はじめにしたのが鞄の中の整理とクリーニングの手配でジョンハンは疲れてイラッてしたけど、それでもまぁ良いことだってあった。
隔離中にブイラの予約待ちが起きていたのに、ジョンハンはミンギュの順番を1回奪ってやったから。
「ハニヒョンは昨日もやったじゃん」って言われたけれど。
「ミンギュや。俺はお前にブイラの順番を1回譲ってもらうぐらい、絶対してもらってもいいと思うけど?」って言ったら、ミンギュは「ぁあ? なんでだよッ」ってはむかってきた。
「いやお前、人の鞄にラーメンぶちまけたのに、忘れんの早すぎだろッ」って言ったら、「あ............」とか言うから本気で忘れてたっぽいけど。
でも大丈夫。そういう話は絶対に忘れないようにとブイラで話すことにしてるから。
そうすればジョンハンが忘れたってミンギュが忘れたって、世界中のカラットたちがちゃんと覚えててくれるから。
あれいつの話だった? って聞けば、日付だって完璧に、その時のブイラの映像だってカラットたちが出してきてくれる。
まぁ自分の服を汚したとこだとか、飲んでたビールの銘柄だとか、ジョンハンの失敗談とかもカラットたちは忘れないんだけど......。

The END
1454moji

ディエイトやらかす

飛行機の中、ディエイトはミンギュの隣りに座ってた。
ジョンハンの鞄の中にラーメンをこぼして凹んでたミンギュは、「俺、日本につくまで反省する」って確かに言ってたはずなのに、ディエイトが飛行機の中をくつろぐための準備をしてる間に、あっさりと寝落ちしてた。
「え? 反省するんじゃなかったの?」
思わずそう言えば、ミンギュを挟んで向こう側からドギョムが「まぁまぁ、ミンギュだって悪気はないんだから」と言ってくる。
「いやでもさ。どうやったらラーメンなんてこぼせるの?」って、ディエイトがさっきと同じことを言う。
きっとこの話題をはじめたら、日本に着くまでの間ずっと「なかなかないよ。なかなかないよ?」って言い続けてしまいそうだった。
「ミンギュはもっと落ち着けばいいんだよ。何するのにもゆとりを持って、もう少しのんびり構えて」
真剣にディエイトはそう言ったけど、当然真横のミンギュは寝てるし、その向こう側のドギョムは音楽を聞き出していて何も聞いてなかった。
ちょっとだけ、こういう良い言葉を聞くのを逃すからダメなんだよとか真剣に思ってたディエイトだったけど、色んなことにおちついてゆとりを持ってのんびり構えすぎたのか、気づけば隔離中のブイラの予約に乗り遅れてたディエイトだった。
「トロトロしてるからだって」ってミンギュに言われてちょっとムカつく。
「タイミング逃したな」ってドギョムにも言われて大分ムカつく。
なのにあろうことか、約6時間ブイラし続けたウジがいて、腰を抜かしそうになったディエイトだった。
あ、ウジヒョンもブイラするんだ。珍しいなって思った真夜中。まだやってるんだ、頑張るなって思った深夜2時過ぎ。え、嘘でしょって思った早朝。
「1人1時間やったって全員で12時間以上かかるのに?」って思わずカトクで呟いたら、当然のように「1人1時間で終わる訳ないじゃん」ってウォヌが言う。
まぁそうだろう。スングァンだって流行りの歌を語りだしたら平気で2時間とか3時間とかするし、ミンギュだって食べながらしたら1時間なんてあっさり過ぎて行くし、隔離中は当然のように仕事がないから飲酒ブイラをするメンバーも多くて、気づけば時間なんてあっという間に過ぎている。
「いやだって、夜中だったし。途中途中一回落ちてるし」
そうウジがカトクで言い訳してたけど、ほぼほぼずっと続けたと同じようなもんで、「6時間って............」ってなったディエイトだった。
「しかもアニメしか語ってないしな」ってホシが言えば、「ちょっと変態だよな」ってウォヌが言う。「でも俺は嫌いじゃないけど」ってジュンが言い、なんでかまとめてディエイトに「クユズめ」とか言われてた。
とりあえずやっとブイラを予約して、カラットたちとお茶を飲んで満足したけど、でも怒りはぶり返したからか、ブイラで熱く文句も言いつくしたディエイトだった。

The END
1200moji

ウォヌやらかす

久しぶりのカメラのフラッシュに多少心細かったのはあるけれど、思わずミンギュの隣りに移動したらバッチリそれが撮られてて、記事にもなっててTwitterにも流れてた。
それをまたすぐに知ってしまったから、それからはミンギュから少し離れてみた。
「ウォヌや、その判断は正しかったな」
そう言ったのはジョンハンで、ミンギュと一緒にいたから鞄の中にラーメンをこぼされたからだろう。
飛行機の中ではホシが隣りで、「なんでも俺に聞けよ」とか言ってくれたけど、飛行機の中でホシに頼ることなんてきっと1つもないだろう。
毎回一度は間違って人を呼ぶボタンを押すホシなのに......。
ホテルの中の隔離は心地よいでしかなかった。
誰もが気を使ってくれるから、ブイラをしなくたって誰も何も言わない。
カトクの中で「やりたくなったら気楽にやればいいだろ。俺だってちょっと、気ままにつけるだけだし」とかウジが言ってたけど、気楽にやって6時間はないだろう。気まますぎて驚いた。
それでディエイトがキレてたし、スングァンは伝説だ伝説だと喜んでいたけど、それだって楽しかった。
結局隔離中は本を読んでゲームしてゴロゴロして、落ちた筋力を取り戻すための運動を少しして。やっぱりダラダラして過ごして。
ルームサービスでは皆のおすすめを頼んで、地震には驚いて、でも楽しくて。
久しぶりの海外の雰囲気と、隔離されても自由なセブチの空気が良かったのかもしれない。
隔離が終わる前夜、隔離が終わったら一緒に出かけようとドギョムが言ってくれた。
どこに行くかはもう決まっているらしい。
部屋のベルが鳴る。ルームサービスなんて頼んだつもりもないのに。
でもスングァンの部屋にはバーノンが頼んだルームサービスが届いたと自慢していたから、ウォヌの部屋にだって誰かが何かを頼んでくれたのかもしれない。
だから気にせず出てみれば、そこにはミンギュが「一緒に食べよう」と、夜中に食べるにはカロリーがありすぎそうなチキンやらポテトやらを持って立っていた。
「まだ隔離中じゃん」
「いや、ギリギリセーフみたい。ハニヒョンがディノのとこ行ったし」
「確実フライングじゃん」
「うん、バレなきゃセーフだから」
気にせずミンギュが部屋に入って来るのに、止めなかったから共犯になったかもしれない。
でもその判断は間違ってたかもしれない。
だってなんだか、ホテルの部屋を汚してしまったから............。
まぁ鞄にラーメンをこぼされたりはしなかったけど。

The END
1046moji

ジョシュアやらかす

面白過ぎて、ジョシュアは思わず笑っていた。
なかなか、鞄の中にラーメンを零される人はいないから。まぁ零す人もいないけど。
凹んでるミンギュも可愛かったけど、久しぶりの海外にテンションが高かったのか、色んなことが楽しかったジョシュアだった。
とりあえず「俺の服でも口拭いていいよ」って言った自分も面白くて好きだったし。
それから謎に照れてるウォヌも発見した。
「ヒョン、変なとこ見ないでよ」とウォヌがボソボソと言ってきたけど、ひな鳥みたいで可愛かったから、やっぱり笑ってしまった。
スングァンとバーノンがプチ喧嘩してたのも知ってるけれど、マンネラインは酔っ払ったディノも含めて可愛いでしかない。
ディエイトなんて、隔離はもう慣れたもんだから、僅か3日ならのんびり過ごせるよとか言ってたくせに、気づけば1人キレキレだった。ブイラでもキレてたけど、カトクではもっとキレていた。
そしてジョシュア的にはドギョムが1番やらかして、笑わせてくれた気がする。
ブイラの画面から、普通にトイレの音が聞こえてきたから。
もちろんメンバーだけのカトクでは、「ヤーーーー」ってエスクプスが叫んでたし、「ドギョマ............」ってジョンハンが力尽きそうになっていたし、それぞれ叫んだり笑ったり文句を言ったり。当然ながら心配の声も。まぁでもマネヒョンもスタッフヌナたちも、当然ながら本国の会社でも、言葉を失った人たちが多かった中、ジョシュアは大爆笑してしまった。
あんまりにも面白くてカトクには笑ってるスタンプを連打したほど。
「シュアヒョン笑いすぎ」ってジュンが言えば、「笑い方がHAHAHAHAだよね」ってウォヌも言う。「シュアヒョンの笑いのハードル引きすぎるんだって。なんでも笑うじゃん。ジフニもすぐに笑うけど、最近シュアヒョンは緩いんだって」とか、ホシが謎にディスってくる。ウジはただただ笑ってる顔のスタンプを連打してるだけだったけど......。
思えば96ラインの弟たちは、派手に見えて地味だから面白いのとはちょっと違ったかもしれない。だから......。
「ジフナ、隔離が終わったら一緒にご飯食べよう」と誘ってみる。
「お? どこか行くの? 俺も一緒する」ってホシがウジより先に乗って来るのに、ジョシュアがあっさりと「お前はダメ」って断ってみた。
「ヒョンッ! なんでだよッ」ってホシが驚いてるけれど、すかさずジョシュアが「俺は最近ゆるゆるだから、ご飯食べるのは弟1人までで限界だから」って言えば、ジョンハンが「復讐早ッ」って笑ってた。
そしてそんなやりとりを見てたのかどうなのか、ウジが「ホテルのレストランで食べよう」って返信があって、ホシがさらに慌ててた。
ウォヌは落ち着いたもんで「ホテルのレストランなら勝手に合流すればいいじゃん」とか言っていたけれど、ホシはホシでちゃんと自分も認められたいらしいのか、「シュアヒョン、ミアネ」って土下座スタンプを連打してたけど。
まぁそれも面白いから、すぐに許しちゃったけど。

The END
1260moji

ジュンやらかす

ジュンは一番落ち着いていた。
隔離は慣れたもんだし、13人もいるから色んな負担は少ないし、辛かったとしてもすぐそばにヒョンもチングも弟たちもいるんだから。
でも辛いことなんて全然なくて、ミンギュは行きのラウンジでラーメンを零して話題を提供してくれてたし、気づけばウジは6時間もブイラしてたし、ホシは相変わらず隙あらばスポろうとしてたし、隔離のコツを弟たちに語ってたディエイトはブイラができなくてキレてたし。
1人後から来たエスクプスも思った以上に落ち着いていて、1人静かに過ごしてたウォヌには隔離期間は良い時間だったかもしれない。
だからジュンは幸せに過ごしてた。
カトクで皆の話題に、やいやい言いつつ笑ってるのが楽しくて、幸せでしかなかったのに、隔離も終わってもうすぐHANABIだっていうタイミングで、なんでかホシにカトクでブッ込まれた。
「ジュニ、なんか、デブった?」って。
いや、チングだから言うけど〜とも言っていたけど、本当のチングなら、ファンミ前日に言うだろうか......と思わなくもない。
しかもさっき一緒にラーメンを食べてきたところなのに。ラーメンの後の甘いものだって、食べちゃったっていうのに。
ちょっと呆然としてたら、そんなホシに同意する者もいれば、反論する者もいた。
「ヤー、ホシヒョン、バカ言わないでよッ」
1人怒ってる感じなのはスングァンで、やっと体重戻ったんだからって怒ってる。
年末に韓国に戻ってきた時には、皆が心配するほど痩せてしまっていたけれど、それほど自分は気にしてなかった。それでもスングァンは心配して、一緒にご飯食べようっていつも言ってくれたほど。
だから体重だって少しずつ戻ってきて、一応会社の管理だって受けているから、以前と同じ体重になっているはずなのに。
「いやだからさ、ゲッソリしてたイメージがあるから、その印象からすると、デブった感じなんだって。精悍さがない感じ?」
ホシがそう言えば、ウジもウォヌも「あぁ、わかる」「なるほどね」って納得してる。
いやだから、そう言うことはファンミ前ギリギリじゃなくて、せめてもう少し、一週間ぐらい前に言えよってキレかけたけど、もう隔離も終わってて、ホシの部屋には運動器具が用意されていることも知っている。
ムカつくからホシの部屋に押し入って、運動器具を占領することにした。
「いや、ジュニは相変わらず男前に見えるし、全体で見たら全然太って見えないから大丈夫だよ」
とジョシュアがカトクで呟いていたけれど、時すでに遅し。すでにジュンはホシの部屋へと向かっていて、カトクを見てはいなかった。
いやそう言うことは、すぐに言ってくれよって感じ。
そんなジョシュアの意見にみなが、そうだなって納得してたけど、ジュンには伝わらなかったから。
当然その頃には、運動器具を握りしめて、必死に頑張っていたから............。

The END
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ウジやらかす

久しぶりの海外だというのに、履き慣れたサンダルを履いたら「ウジヒョン本気?」ってスングァンに言われた。
だけど楽なのが1番いい。
案外どこにいてもいつもと変わりなく過ごせてるのは自分が1番だと自負してる。
でも久しぶりの海外だから色々あるだろうとは思っていたけれど、まさかのまだ国を出る前からミンギュがやらかすとは思ってなくて、油断してたら爆笑しすぎてヒーヒー言いすぎて死にそうになったほど。
隔離だって、寂しいってことはなかった。ノートパソコンがあれば、ウジにしてみればどこでも仕事はできたから。
それに暇だ寂しいと言いながら、あちこちから電話がかかってきたりもしたから。
カトクには全員の、ルームサービスの画像が溢れてたし、どうしても食べて欲しいものが見つかったらわざわざ電話をかけて勧めてくるから、やっぱり寂しいとかはなかった。
なんでか「俺、そっち行こうか?」とか聞いてくるホシがいたから、「は? なんで?」と答えたら凹んでたけど、やっぱりウジにして見れば、自分がやっぱり1番穏やかに過ごしてると思ってた。
ウォヌは静かに過ごしてる。
遅れてやってきたエスクプスは、多少緊張してるらしいが、「いつも通り眠れないだけ」ってカトクで話してた。
だからか、いつも以上にカトクはやっぱり賑わっていて、お勧め映画やらドラマやらアニメやらの紹介までされていて。
「ヒョン、眠れないなら、眠らなきゃいいよ。俺も今からブイラするから、気長につきあえばいいじゃん」
そうウジが言えば、エスクプスは「ぇえ~い。俺は朝まできっと眠れないよ」とか言っていたけれど、まさか今からウジが朝までブイラをしてやろうと思ってるなんて、想像もしてなかっただろう。
単純計算で6時間弱。
「アニメでそのペースで話してて持つ?」って誰かがカトクでツッコんでいた。
それから「いつまでやるの?」とも言われた。
「いや、まだやってたの?」って言ったのは、一度寝て起きたらしいホシだったし。
「ジフナ~。俺、そろそろ寝るけど?」ってとうとう朝方に言ったのはエスクプスで、密かにウジは心の中でガッツポーズを決めたほど。
後からミョンホには盛大に文句を言われたけど。
シュアヒョンには笑われた。
なんでかスングァンからは尊敬され、ハニヒョンからは謎に「キヨォ~」って言われたけれど、最近のユンジョンハンはなんでもカワイイというので気にしないことにした。
きっと世界中のカラットが、フラフラになったことだろうけど、最後に一言だけ謝っておいたから、きっと許してくれるだろう。
謎に伝説を作ったってスングァンとホシはテンション高かったけど、伝説でもなんでもない。きっと脇キャラとか語り始めたら、もっと長くやってられるのに......とか思ってたウジだったけど、きっとさすがにそれを口にしたら、メンバーにもスタッフにも怒られそうだから黙っておいた。
そしてまた帰りの飛行場でウジは大爆笑してしまった。ユンジョンハンがミンギュのカバンを当然のように斜めがけしていて、ミンギュは小さい紙袋を持っていたから。
帰りだと思って油断してたら爆笑しすぎてヒーヒー言いすぎて再び死にそうになったほど。
「いや伝説はあっちだろ」
そう言えば、目の前ではスングァンとホシが真剣な顔して頷いていた......。

The END
1359moji

ドギョムやらかす

ドギョムは久しぶりの日本を堪能するつもりで来たのに、なんでか情報戦争に負けた気がする。
なんでか次から次へと、食べ物飲み物のお勧めがカトクに流れてきて、「ぅわ」「テバ」「俺も頼んでみる」とか、そんなことばっかり言ってた自分に気づいたから。
スングァンなんて、「アルコールフリーと糖質フリーのビールを見つけた」と喜んでたけど、「いやもうそれってじゃぁナニモノなの?」って誰かにカトクでツッコまれてた。
なんだかよく見れば「ビールフリーとかも書いてありそう」と言いつつ、本人も笑いながら缶を必死に見てたけど、そんな新しいものも当然のように楽しんでいた。
ミンギュは隔離が苦手だと言って隙を見つけては電話をかけてくる。
ちゃんとディエイトはお茶のセットを、ドギョムはブイライブで朗読しようと思ってる本を持ってきたっていうのに。
聞けばミンギュは特に何かを持って来なかったらしく、どうにかなると思っていたとか。
「じゃぁ食べて寝て、それから歌ってなよ。で、また食べて昼寝もしたらいいじゃん」
大抵ドギョムは歌ってたら腹が減るし良く眠れるからそう言えば、「なんでだよ、嫌だよ」って拒否られた。
ミンギュは順番にマンネラインにも電話して、ヒョンたちにも電話してってしてたらしく、最終的にはカトクで「ミンギュとの電話終わった」って誰かが言えば、「じゃぁ次ハニヒョンあたりじゃない?」って予想がたてられて、実際に当たるとなんだか皆が喜んでいた。
ドギョムはそんなことも全部楽しんで、ちょっと負けた情報戦には悔しかったけどそれでもやっぱり楽しくて、やらかしたミンギュやお茶をすれば心穏やかに過ごせるとか言いつつもなんだかキレキレだったディエイトと違って、本当に穏やかに過ごしてた。
なのに、なんだかんだと帰国の途につけば、マネヒョンやらスタッフヌナたちから、物凄く残念な子を見る目で見られたかもしれない。
「いやまぁ、トータルお前が一番やらかしてるからだろ」
ってディエイトには冷たく言われて、「はぁ? なんでだよッ」って言い返したけど、ハニヒョンからも「戻って会社で謝る時には、俺がついて行ってやるから」とも言われた。
だからどうやら自分は怒られるのが確定で、謝らなきゃいけないらしい。
「いや、ウジヒョンの6時間ブイライブも大概規格外だけど、トイレの音が流れるブイライブも前代未聞だと思う。俺がビールこぼすのなんて、普通の失敗範疇だもん」
そうミンギュに言われたから、「人のカバンにラーメンぶち撒ける奴には言われたくないよ」と言い返したのに、「俺の被害者はユンジョンハンだけだもん。身内だもん。ハニヒョンなら許してくれるもんッ」と子どものように言い返された。
まぁ帰りにミンギュはカバンをジョンハンに奪われていたから「やーいやーい」とこれまた子どものように言い返してやったけど、やっぱり一番ヤラカシタのは自分だったようで............。
ジョシュアなんて、ドギョムの後頭部を優しく撫でながら、「メインボーカル、2人いて良かったよな」とか言ったほど。
当然ドギョムは「シュアヒョンッ!!」って叫んだけど、その場にいた全員から笑われた......。

The END
1316moji

ホシやらかす

行きの飛行場のラウンジで、ミンギュが盛大にやらかしてたけど、それを見てウジは盛大に笑ってた。泣きながらヒーヒー言うほど笑ってて、飛行機の中でも楽しそうだった。
ウジが楽しそうだと、ホシは楽しい。
元から自分の分だけでも楽しいのに、ウジの楽しんでる姿を見た分だけ楽しいは上乗せされるから、ホシはとびきり楽しかった。
問題は会えない隔離期間だけだったけど、ウジが万が一にも寂しいと言えば、いつだってホシは色々突破する気は満々だった。
とりあえず「俺、そっち行こうか?」とか聞いてみたら、ウジからは「は? なんで?」と素っ気ない返事があって撃沈はしたが、それでもビデオ電話やらカトクやら、ブイラしながら裏でカトクで突っ込んで突っ込まれてと、ウジとだけでなく、メンバー全員で楽しんだ。
隔離解除後にジュンに部屋を乗っ取られたけど、それだって全然問題ない。
「ジフナ〜、俺の部屋でジュンが運動するって占拠されたから泊めて」
そう言ってウジの部屋に押し入ったから、「別にいいよ。でも、お前とは当分口きかないことになりそうだけど、いけるか?」と物凄く冷静に聞かれてしまって、「いや、いけない」と答えたホシだった。
だから当然のように、「シュアヒョン泊めて〜」と勝手にベッドにダイブしてジョシュアの横に潜り込む。
「いや、お前の部屋にジュニがいるなら、ジュニの部屋が空いてるんじゃないの?」
カトクでのウォヌの的確なツッコミは、無視しておいたけど。
そして見事にジュンは、僅か半日程度で物凄いビジュアルを手に入れていたけれど、スングァンに言わせれば、「ジュニヒョンは元からカッコ良かったよ。全然絞れてたし」ってことだったので、元からカッコ良かったのかもしれない。
「いや、スポットライトで誤魔化されてんじゃないの?」
ってまたもや暴言を吐いたホシだったけど、もはやHANABIのテンションで誰も聞いちゃいなかった。
そんなHANABIは、楽しいでしかなかった。日本のカラットたちの前で全員で歌って踊ってふざけて笑って走って。思わず「ドームツアーで」って言ってしまったほど。
3億なんて、いつだって払ってやるぜって気持ちでいると笑えば、「その3億で、俺のスタジオに新しい機材買おっと」とかウジが真横で呟くから「いやいやいやいや」って言ったけど............。
隔離期間もあったけど、気づけばあっという間だった。
ほとんど笑って過ごしてた。
食べたかったものは食べたし、見たかったものも見たし、隔離期間にやりたかったこともやった。
結果、満足しかなかったけど、思い残すことと言えば、自分のインパクトが最終的にそれほどだったことぐらいかもしれない。
なんでか皆、結構やらかしていたから。まぁやらかすというか、はっちゃけていたというか。
帰りの空港では変な恰好でもしようかと真剣に悩んだほどだったけど、ミンギュのカバンを当然のように斜めがけしてて世界中のカラットに特大のインパクトを与えていたし、なんでかミンギュが小さい紙袋だけで移動してて世界中のカラットたちを笑わせていた。
なによりウジがまた爆笑してヒーヒー言い過ぎて泣いていたから。
ちょっとだけ悔しかったけど、でもウジが楽しそうだから、やっぱりホシだって楽しかった、トータル幸せだったHANABIだった。

The END
1366moji

 

そして色んなHANABI......


SEVENTEENHANABI’ FANMEETING BEHIND

 

HANABI見たよ......

あぁ今度こそ、オンラインで見ることができるのは、コレが最後かもしれないなぁって思いながらも、楽しみました。
スマホとパソコンで準備をして、今回は一度も切れることもなく、最初から最後まで、楽しいでしかなかった。
みんなカワイイし、カッコイイし、楽しそうだし。
本当は休んでくれたって全然良かったのに、ウォヌさんがいてくれて、それも辛いながらも嬉しかったのも正直なところで、13人で日本に来てくれて、ありがとうって思ったんだよな。
アンコールまで、楽しんだよ。
カラットさんたちが、声が出せたらきっと、物凄い声援を送ってあげられただろうなって思ったのが、ちょびっとだけ残念なところではあったけど、それもきっともうすぐと信じたいね。

ということで、HANBI書き終わりました。ふぅ~。