妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

踊る踊る踊る feat.愛のバカヤロー

注意......

日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。

クパン(両親?)と、ホシウジ(子供=小学校1年生頃)設定の301号室と、

ジョシュア(保護者)と、ディノ(永遠の5歳児)設定の302号室と、

ウォヌ(社会人)とミンギュ(大学生)の、兄弟?設定の303号室。

そんな彼らのおはなしですが、それでも良ければどうぞ............

 

sevmin.hateblo.jp

踊る踊る踊る

「わぁーーーーーーッ!」ってディノが叫ぶ。道端にしゃがみ込んでテンション爆上がりなのは、デッカい蟻を見つけたかららしい。
ダンゴムシを見つけても叫ぶし、誰かの落とし物のハンカチを見つけても叫ぶ。

その声を聞きつけてホシがディノに駆け寄って、同じように「テェバッ!」って叫べば当然ウジだってそれを覗き込んで「ぅをッ!」って叫ぶ。
そしてなんでか、3人揃ってグルグルと回って踊りだす。

もうホシとウジは1年生で、年齢でいったらディノはそれよりも年上なのに、なんでかテンション高く踊ってる。

誰がはじめたかというと、それはディノだった。音に敏感なディノはいつだって何かあるとテンション高く跳ねだすから、そうなった時にどうやって鎮めようかとジョシュアはいつだって考えていた。
でもホシとウジは、ハイハイも卒業してヨチヨチの頃からディノと一緒に育ったからか、気づけばテンション高いディノと一緒に踊ってた。どのタイミングで終わるのかは全然判らないけど、なんでか爆笑してたり、変な動きをはじめたりして、踊りは突然収束する。

ジョシュアがその踊りを無理に止めるよりも早く、穏やかに楽しく、踊りは終わってしまう。いつかその秘密を解明しようとジョシュアはそんな3人をじっと観察するけれど、結局は何も判らない。

そうこうしてる間にも、3人は蟻を追いかけて、マンションの1階にある花屋にそのままなだれ込んで行ってしまった。

「ドギョミヒョンッ! でっかいアリだよッ、ほらッ!」

ホシが元気よく教えてあげたら、店の奥から「ぅわぁぁぁぁぁッ」って叫び声がする。
花屋を営んでいるくせに、でっかい蟻が怖いらしいドギョムは、「ディノや、それを早く外に、外にッ」って叫んでる。

当然のようにそんな言葉は聞いちゃいない3人は、花屋の中では水に手を出してキャッキャキャッキャと楽しそうに遊びはじめ、すぐにでっかい蟻のことなんて忘れてしまった。だからお詫びにとジョシュアが手近にあったカップに水をすくってでっかい蟻を店の外へと押し流しておいた。

「シュアヒョンありがと~~~~」

ドギョムがえらく感謝してくれたけれど、子どもたちが店の中を走り回っても騒ぎまくってても文句の一つ言うでもなく、嫌な顔するでもないのだから、お礼を言うのはこっちだと思う。

「こっちこそいつも」

ありがとうとか、迷惑かけてとか続けたかったというのに、3人が一斉に走り始めて花屋から出ていく。興味はもう別のものに移ったらしい。
外に走り出ていくこともなく、家へと続く階段に向かって走っていくのが判ってるからそれほど焦りはしないけど、それでも子どもたちの後を追うために、結局お詫びもお礼も中途半端になってしまった。

「はいはい、気を付けてね~」

でもドギョムはいつだって笑って許してくれるけど。
階段では、ディノとホシとウジが順番に何かを叫んで階段をのぼっていく。本当はジャンケンして、買った人が一定の数だけのぼれるルールなはずのそれを、自分たちなりのルールに変えたのか。叫びながら好きなだけのぼれるルールにしたらしい。

いまいちどころか何が楽しいのかは全然わからないけど、ディノが「わぁぁぁッ!」って叫びながら階段を数段駆けあがる。ホシだって負けじと「わぁわぁわぁわぁッ!」って叫んでディノを超えて駆けあがる。そうしたら当然ウジだって......。

何段駆け上がろうと自由なはずなのに、なんでかウジに抜かされてディノとホシが悔しがってる。
でも不思議とちょっとだけ静かになるから見上げてみたら、3人の視線がジョシュアに集まっていた。

「え? 俺もこれに参加するの?」

子どもたちに「早く早く」とせかされて、しょうがなくジョシュアだって叫ぶ。
大人げなくも「わぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁっぁぁっぁぁぁぁッ!」って結構叫びながら、そのままの勢いで3人を抜かして階段を駆け上がってやれば、子どもたちも負けじと叫んで楽しそうについてきた。誰が勝ったのかは結局、判らなかったけど、のぼり切った3階の廊下で3人が楽しそうに踊る踊る踊る............。

The END
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