注意......
日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。
クパン(両親?)と、ホシウジ(子供=baby)設定の301号室と、
ウォヌ(社会人)とミンギュ(高校生)の、兄弟?設定の303号室のミックスです。
しかも今回は、ちょっと育った? 頃のホシくんのおはなし? だったりして。
それでも良ければどうぞ............
高い高いの上の世界 feat.愛のバカヤロー
ホシは、一歳の誕生日の日の記憶がある。
誰も信じないけど。
だってホワイトタイガーの、お気に入りの虎の人形を貰った日だから。
くれたのは、隣りの隣りに住んでたウォヌヒョンで。
小学校を卒業するぐらいまで、毎日一緒に寝てたほど。
実は小学校の入学式に、それを持っていきたいと言って泣いて泣いて、エスクプスとジョンハンを困らせたほど。
でもウジが「お前、絶対なくすだろ」と言うもんだから、泣く泣く諦めた。
その日の記憶はもう一つあって、これもまた隣りの隣りに住んでたミンギュヒョンが、高い高いをしてくれた記憶で、天井が目の前に迫って赤ちゃんごころに「ウォッ」ってなったのを覚えてる。
今までのエスクプスのとは違う。高さと速さ。
まだ赤ちゃんだったけど、高い高いの上の世界を知ってしまった日だった。
だからそれ以降、ミンギュを見つけたら突進することを繰り返してた。
気持ちは「ミンギュ~高い高いして~」って感じだったけど、そのほとんどはちゃんとした声にはなってなかったから、高い高いの成功率はそれほど高くはなかったけれど、一緒にいれば何回かはしてくれて、やっぱり赤ちゃんごころに高揚感を感じたのだって覚えてる。
思えば、育ててくれたエスクプスとジョンハンには悪いけれど、料理はミンギュの方がうまかった。いや全般、ほとんどのことはミンギュの方がうまかった。
ジョンハンが両手を絆創膏だらけにしながら作ってくれたエプロンだって、紐を引っ張ったらすぐにちぎれてしまったけれど、その後ミンギュが作り直してくれたエプロンは、ポケットはロケットになっていてカッコよかったし............。
それでも一緒に寝るのはエスクプスとジョンハンの間が良かったけど。
なんでもない日に食べる、ジョンハンの作ってくれるラーメンはどうしてか絶品だったけど。
テストで0点取った時にも、「名前はしっかり書けてるじゃん」と笑ってくれたエスクプスとジョンハンが大好きなんだけど。
「なぁ、おまえは? いつの記憶が最初?」
そうウジに聞いてみれば、「五歳ぐらい?」と逆に怖いことを言われたけれど......。
The END
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