妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

流れ星ピンナダ3

 

全然続きものではないけれど、ディノちゃんセンイルから書きはじめたこのおはなしが最初だったから、貼っておく。そして2番目はドギョムさん。

sevmin.hateblo.jp

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流れ星ピンナダ3

結構ちゃんと考えて、バーノンは空を駆けている。なのにヒョンたちは「ちゃんと前を見ろ」とか言う。
まぁ時々はスングァンと3回ぐらい遭遇する。
激重愛のストーカーだなと思ってたけど、自分が同じ星をグルグルしていたことに、7周ぐらいしないと気づかないバーノンがいた。

「あ」

スングァンとまた会った。呆れたような、怒ったような、俺がいないとダメじゃんみたいな顔をしてるような。そんな感じの「あ」って声を出したスングァンがいた。

「お?」

それに対して、またあったなみたいな「お?」って声を出したバーノンだった。

「さっきから良く会うけど、荷物の届け先が近いなら、まとめて持ってってくれたら良かったのに」

そう言えば、「そんな訳ないじゃん」と言われた。「言っとくけど、俺はもう行って帰って行って帰って、今からまた行くとこだから」とも。

「OMG」

そしてやっと気づいた。音楽聞きながら駆けていたからは言い訳だけど、リズムに乗って気持ち良く駆けていたけれど、同じ星をグルグルしていたことに。
宇宙だと景色もあまり変わらないから......も、当然言い訳だけど。

「よし」

バーノンが、「今から本気だす」みたいな声を出す。
それをスングァンが疑わしいって顔で見てた。
まぁそうだろう。本気だすってことの「よし」ではなかったから。

「ミンギュヒョン、ディエイヒョンッ」

バーノンが「よし」って言った後に呼んだのは2人のヒョンだった。空を光の速さで駆けて行く2人なら、きっとバーノンの仕事を半分ぐらい渡したってどうにかしてくれるだろう。

「どうした?」「何かあった?」

本当に光の速さでバーノンの前に現れたヒョンたちに「気づいたら星を7周してた」って素直に話したら「何やってんだよ」とは言われたけれど、「荷物は? ほら」と当然のように引き受けてくれた。

「後で覚えてろよ」とスングァンが言うから、「おぉ、後でお茶しよう。これ急いで届けてくるから」と答えておいた。
多分これで、スングァンからのお小言は半分ぐらいにはなるはずだから。

バーノンが空を駆ける。
誰よりも自由に駆けるから、空を見上げてそんな流れ星を見つけた人は特別なんだけど、それに気づく人はどれだけいるだろうか。
色んな願いの中、鼻歌混じりのバーノンが行く。キラキラと、輝きながら。

The END
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