妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

い、色々ありすぎてフリーズした

LEFT&RIGHT2(MV100M Anniversary)

2022/8/8(月)記念すべきスンチョルさんのお誕生日に、見事100M達成♪
ということでレフライ2はじまってます。
そして現在5周目ですが、まだまだ取っ散らかってます!!!!!
sevmin.hateblo.jp

 

い、色々ありすぎてフリーズした

ウォヌのもとには情報は全て入って来ていた。
ウジの指示のもと、ホシが走り回ってることだってちゃんと知ってたし、ジュンがヘンガレで誰かに乗っ取られたことだって、判ってた。
いつもならそんなウジのこともホシのこともジュンのこともフォローしつつ、色んなことに先回りすることだってウジの手の届かない場所の情報を集めることだって得意なはずだったのに、全くもって不甲斐ない。

ただミンギュが捕まっただけなのに。
もしもそれでミンギュが犯罪者となったって、絶対に刑に服させたりはしないし、手放すつもりなんてない。だから誰よりも自分が気にしなければいいだけなのに。

大したバグでもないのに、ウォヌっていうコンピュータはたったそれだけでフリーズして動けなくなっていた。
幾ら再起動を命じたって、同じ場所で引っかかるみたいに。

「絶対にミンギュは取り戻すから、全員の無事を確認しろ」

でもウォヌを動かしたのは、ジョシュアの珍しくも強い口調のその言葉だった。
まだ取り戻してない。でも絶対に戻ってくるなら、自分の横にミンギュがいることを想像すれば、バカみたいに同じ場所で止まり続けてたコンピュータも、どうにか再起動を果たせそうだった。

「ジフナ。ヘンガレには今誰がいる?」

電話越しに珍しくもウォヌがウジのことをそう呼んだ。
最近ではホシしかそう呼ばないというのに、ウォヌに名前を呼ばれて「お? 復活したか?」っと返したウジは、それ以上は余計なことも言わずに「ボノニとスングァニがいる。変態プレイ中。クプスヒョンはさっき落ちてった。何があったか判んないけど、スニョイを走らせてるから、あいつなら絶対間に合うはず」と事実だけを述べていく。

「ジュニは?」
「多分ミョンホんとこに行っただろ? お前と同じで、アイツはミョンホが弱点だからな」
「弱点にしては、最強だろ?」
「最強だろうが弱点は弱点だからな」

ジョシュアは今、ミンギュのために動き出している。エスクプスとジョンハンのことはホシがどうにかするだろう。ジュンはミョンホのところに向かってて、そこさえ無事なら後は最適で最強な動きを見せてくれるはず。

「ドギョムはこっちで探す。ウジはボノニとスングァニのリアルな居場所を確認して、それからチャニをどうにか探して」
「俺の仕事が多いじゃねぇか」

ウジはそう文句を言ったけど、「ボノニは自宅、スングァニはなんだこりゃ、あいつは家出中なのか? なんでこんな繁華街に?」と口にしたから、ウォヌと話しながらも手は勝手に働いているんだろう。
しかも本人たちに聞いたって訳じゃなくて、どうやったかは知らないけれど、現在地を勝手にサーチした風で............。

でもそんなことは気にもせず、ウォヌは時計に視線を向けた。
まだこの時間帯なら、学生が家に帰ってなくたって不思議はない。でもスングァンがそんな場所に行くのは珍しい。そういうタイプでもないことは知っているから。

「ぁあ、チャニは......、判らん。なんだよアイツはほんとにもぉ」

さすがのウジにすら判らないと言わしめる我らがマンネだって、リアルでは最強なのかもしれないと、ちょっとだけ思う。

「ホシのフォローはこっちでする。あっちはリアルで問題が起きてるんだろうから」

ウォヌがそう言えば、ウジはあっさりと「任せた」と言って電話を切った。
きっとこの後、ウジの電話は別の用事で使われるんだろう。
それがちゃんと理解できて、ウォヌは自分の再起動が終わったことを実感した。

The END
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