ごめんなさい<(_ _)>
明日書くよ..................。何もないものを、あげておきます。
2022/9/9(金)追記
1日遅れだけど、書きました。ふぅ。
ソラブーはいつだって書いた後に、ホンモノに今度こそ負けないものを書くぞと思うけど、いつだって負ける。それぐらいリアルなソラブーは夢と愛が詰まってできているwww
ソラブーだっていつかは
ドラマみたいな恋とか愛とかは、リアルな世界にはあんまりない。
でも、「キスするのかと思った」って呟いて、唇を手で押さえながら宿舎のキッチンで1人ボーっとしていたのはスングァンで、それはまるで恋愛ドラマのワンシーンのよう。
相手がバーノンだから恋愛ドラマの主人公としては合格ラインなんて軽く超えてる。
でもバーノンはスングァンに甘くもないし、ツンデレでもないし、カッコイイけどカッコつけたりはしない。でも2人にしか判らない出来事はたくさんあるから、テンプレートに落とし込むとしたら、幼馴染スタートで片方はまだ恋に気づいてないっていうアレじゃないかと思う。
考えるとテンションはあがるけど、そんなことが起きるとは、正直思ってなかったってのに............。
「酔ってないよ」
あんまりにもスングァンが驚いているからか、聞いてもないことをバーノンが答える。
スングァンが見てるんだから、バーノンが見返したらそりゃ見つめあうことになる。
でもいつだって「なんだよ」みたいな視線を寄こして笑うだけのバーノンなのに、思わず見つめあってしまって、12秒までは数えた。
こんなの、恋愛ドラマで言ったらキスするしかないのに。
きっとステキなOSTがかかりはじめて、2人きりの世界みたいなカメラアングルで、手が伸びてきて、首とか頬とかを触られるんだ。
そう思ってたら、本当にバーノンの手が伸びてきたから、スングァンは思わず「なに? なに? なに? なに?」って4回も聞いてしまった。
「別に」
バーノンが言う。伸ばしかけた手が、ちょっとだけ空中で止まったまま。
思わずその手をじっと見てたら、バーノンがその手を見てるスングァンを笑って、それからまたその手を動かしてきた。
その手は、頬にも首の後ろにも来なかった。恋愛ドラマなら、頬とか首の後ろに手が添えられて、身長差を使った甘いキスシーンとかがあっちからもこっちからもそっちからも撮られるのに、バーノンの手はただスングァンの頭をクシャクシャってしただけだった。
いやでもそれだって、恋愛ドラマに出てくるから、別にいいんだけど。
無難な展開だったことにスングァンがホッとしたっていうのに、なんでかスングァンはバーノンに抱きしめられていた。
「今日、俺、誕生日だったっけ?」
思わず抱きしめられながら、そう聞いてしまったほど。
やっぱりバーノンは笑いながら、「なんだよ。ハグしちゃダメなのかよ」と言うけれど、ハグにしては長いし、抱きしめ方がしっかりしてるし、恋愛ドラマならこれはって必死に考えようとして、辞めた。
だって今、恋愛ドラマなんかに負けないぐらいのことが、起こり始めてるから。
ハグが長すぎた。ドキドキがハンパなかった。
バーノンは酔ってないと言ったけど、酔ってないなら調子が悪いんじゃないかと心配になったほど。
でもあの時、「なに? なに? なに? なに?」なんて言わなけりゃ、キスしてたかもしれないと思うと、思うと、思うと......。
「あぁもう俺のパボ、パボ、パボッ! ウゥァッ!」
ってなったスングァンだった。
The END
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