LEFT&RIGHT2（MV100M Anniversary）
2022/8/8（月）記念すべきスンチョルさんのお誕生日に、見事100M達成♪
ということでレフライ2はじまってます。4周目です!!!!!
sevmin.hateblo.jp
ウジ、疲れる
ヘンガレでさっきまで一緒に走り回っていたウジとウォヌとジュンは、今はひと息ついて音声チャットなんてしながら、各自いろいろやっていた。
遊んでるだけじゃなくて仕事だってしてるから、ウジが結構大きなため息とともに「疲れた」って口にする。
「労働っていっても、ウジはパソコン前オンリーじゃん」と言ったのはウォヌで、最近新しい仕事を父親から任されたウォヌは会議だなんだと忙しいらしいので、「俺の方が疲れてるけど」って言ってくる。
「会議って言っても、ウォヌの場合は王様会議じゃん」と言ったのはジュンで、集められてくるデータや色んな情報の説明を聞いて意味深に頷いているだけだと指摘してくる。
だから当然ジュンだって、「俺の方が疲れてる」と言い出して、3人とも手元ではなんだかんだと仕事もしつつ、誰が一番疲れてるかを競ってた。
でもふとウォヌが、「あれ？ ホシは？ さっきまでそこにいなかった？」と言えば、ジュンが「トイレだろ、どうせ」と言う。
ヘンガレの世界で走り回ってた間にも、何度か確かにホシは「トイレ行きたい」とか言っていた。そのたびに「行けよ勝手に」とウジにツッコまれてもいた。
それでも遊んでる間はどうしても一人で抜けたくなくて我慢していたのか、ひと息ついた今、ようやくトイレに行けたんだろう。
「子どもじゃないんだから」と言ってジュンが笑う。
「もしかして、あいつ今でもトイレのドア閉めないの？」と言ったのはウォヌで、さすが幼馴染......。
タイミングがいいのか悪いのか、遠くからホシの叫び声が聞こえてきた。
「ジフナぁッ！ 手にウンコついたぁーーーッ！！！」
「は？ 見せにくんなよッ！ 拭けよ。流して来たのかよッ！」
ヘッドセットを外したのか、ウジの声が音声チャットから遠ざかっていく。
「........................」
「........................」
思わず言葉を失ったウォヌとジュンだった。
それからおもむろに、「俺はミンギュが美味しいコーヒー淹れてくれるから」とウォヌが言えば、「うちはハオがお茶をたててくれるし」とジュンが言う。
ということで、疲れてるのに完勝したのはウジだったけど、残念ながらそれはウジには伝わらかった。
ホシはスッキリした顔で楽しそうに笑ってた。
ウジはいつも通りと言えばいつも通りの顔で、パソコンの前で落ち着いていた。
2人がそれからヘンガレの世界に戻ったのは、あーだこーだ言いあってたために大分後になってからで、そこにはもうエスクプスとNPC化したジョンハンしかいなかった。
もちろん2人とも、人間が乗れるルンバを欲しがったエスクプスのせいで、弟たちが動き始めたことなんて、微塵も知らなかった。
The END
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