注意......
日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。
クパン（両親？）と、ホシウジ（子供＝小学校1年生頃）設定の301号室と、
ジョシュア（保護者）と、ディノ（永遠の5歳児）設定の302号室と、
ウォヌ（社会人）とミンギュ（大学生）の、兄弟？設定の303号室。
1階で花屋さんを営んでるドギョムとか。
そんな彼らのおはなしですが、それでも良ければどうぞ............
大人になっても判らないこと
愛がないと生きていけないとか、愛がなくても生きていけるとか。
そういうことを考えて生きてきたことは一度もない。
でも結局ウォヌは、ミンギュにダクダクに愛されている。
いやもう爛れてる。
だってホテルに籠りすぎているから。
普通の大人なら、ミンギュよりウォヌの方が年上でもあるし、社会人でもあるし、そういうのを律するのはウォヌの方かもしれない。
でもウォヌはちょっと普通とはかけ離れてる。自分がちょっと、いや大分、世間とズレてることはウォヌだって判ってる。
それに2人の関係には誰も介在してないから、自分がよくてミンギュがよければ、それは何も問題なくて。
もちろんホテル代を結果踏み倒すようなことにでもなったら、問題だけど、聞けばウォヌの荷物だってすでに戻ってきていて、ジョシュアに押し付けたって言うし、連泊しても不審がられないように、ミンギュのことだから部屋代を先に払ってもいるだろう。
時々部屋の入り口にまで届けられるルームサービスだって、全部ミンギュがうまくやっているから。
大人になると、そういうのは自然とできるようになるんだと思ってた。
誰かを好きになって、誰かに好きになってもらって。
その相手は当然女性で。
誰に言われなくてもそういうもののタイミングが来て、プロポーズを口にして、結婚すれば子どもができるんだと思ってた。
ウォヌよりも世間ズレしてる父親と母親が結婚したんだから、ウォヌだってできると漠然と思ってた。
まぁそういうことが起きない人もいて、シングルで生きている人もたくさんいるから、結果1人ってこともあるとは思ってた。
それでも全然困らない人生を歩むと思ってたのに、気づけばミンギュに愛されていて、ミンギュを愛してて、それが当然で、いなくなるなんてもう考えられなくて。
きっと今から1人で生きていけと言われたら、ウォヌの生活は立ち行かないかもしれない。
でも結婚したら愛情はただの情に変わって、長く長く暮らしていくうちに憎しみあう人もいて、でも安定と引き換えに色んなことを我慢して生きていくとも聞いていたのに。
「どうしよう。俺、いつかお前に飽きるのかな？」
だから素直にそう口にしたら、真っ裸で寝っ転がってたミンギュが笑ってた。
元からキレイな身体だったけど、しっかりと筋肉がついて精悍さが増していて、これが自分の男だと思うと惚れ惚れもするっていうのに。
「なに？ 抱かれ過ぎて飽きてきた？」
そうミンギュが聞いてくるから。
「ホテルには確かに飽きたかも。家に帰ってゆっくりしたい。でもまたシたいけど」
「素直すぎ」
ミンギュが笑って、「じゃぁ帰ろうか」って言うから頷いた。
でも結局、家に帰ったのは2日後だった。
ちょっと腰が立たなかったからだけど............。
The END
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