妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

悩んだり喜んだり笑ったり泣いたり feat.愛のバカヤロー

注意......

日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。

クパン(両親?)と、ホシウジ(子供=baby)設定です。

それでも良ければどうぞ............

 

sevmin.hateblo.jp

 

悩んだり喜んだり笑ったり泣いたり feat.愛のバカヤロー

ホシが歩くようになってしまえば、元から元気なホシは楽しそうに部屋の中を動き回っては、色んなものを倒したり壊したり落としたりと騒がしい。
気づけばウジのことを引きずって行こうとするもんだから、ウジを抱き上げて家事をしたり仕事をすることが増えた。
前にも後ろにも抱っこできるヒモを常に身体につけておいて、ホシがウジを引きずりはじめたらパパっとウジを取り上げて。

そんな暮らしにもすぐに慣れたし、立ち仕事中に気づけばホシが自分の足元にいて、両手を広げてくるところなんて、可愛すぎて堪らなくなって、後ろにウジを背負いつつもホシまで抱っこして、腰痛に苦しむことにもなったりして。

半年の違いなんて一瞬なはずなのに、日増しに二人の差が開いていく感じがして、落ち込んだってしょうがないと判ってはいるけど落ち込んだり。
赤ちゃんなままのウジに、少しずつ育っていくホシに。
寝てばかりのウジに、行動的なホシに。
起きていても笑わないウジに、よく笑うホシに。

比べる相手がいなければ、それはそれほど気にならなかったかもしれない。
でも定期健診に行けばいつだってホシは褒められるのに、ウジはいつまで経っても小さすぎて体重も増えなくて、泣く時以外は声もそれほど発しなくて。

耳が悪いかもしれないと言われて、赤ちゃん用の難聴の検査方法を説明されて、大きな病院に検査を受けに行って。

赤ちゃんにしては落ち着きすぎているそれを、ウジの個性なんだと考えられるようになるまでに、バカみたいにジタバタしたかもしれない。
小さいけどよく食べると笑えるようになるまで、やっぱり時間はかかったけれど。

ウジがはじめて立ったのは、実はホシよりも早かったけれど、ホシに無理やり引っ張られて立っちゃったって感じだったから、それを喜んでいいかちょっとだけ迷ったのは内緒だった。

でもちゃんと動画を撮って、ホシの時のようにクプスに電話して。
きっと誰よりも自分が、二人を同じように育てたいと思っていたから、余計に比べてしまったのかもしれない。

そんなことに気づいたのも、大分経ってからだったけど。
二人ともが自分で歩けるようになっても、やっぱり二人は全然違った。

どこにでも駆けて行ってしまうホシに、あんまり動かないウジに。
色んなものに興味をもつホシに、じっと自分の好きなことだけしかしないウジに。
家に帰ってきても、玄関の前で反り返って泣き叫んでまだ帰りたくないとアピール激しいホシに、靴を履いたままだけどテケテケと部屋の中に入って行くウジに。

大変だったけど、楽しくて。
何もしてなくてもヘトヘトになる日もあって。
こんなの続けていけないんじゃないかって思った日は、それこそたくさんあって。

でも一瞬だった。
毎日が大変だったのに、悩んだり喜んだり笑ったり泣いたり。そんなことばかりしてたら、一瞬だった。
二人が眠った後に、クプスと二人でそんな話をすれば、グズグズ泣いてしまうのは自分の方で。辛い訳じゃなくて、哀しい訳でもなくて。なんか、よく頑張ったよ自分......って気持ちになるからで。

 

The END
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