부석순 가자!......
ブソクスンカムバック祭り!の告知と予定を書いたblogはこれ~。
そしてSECOND WINDのblogはこれ~。
Lunch -ビタミンBの効能-
ブソクスンは3人しかいない。
13人のセブチとは違うから。
いつもならマネヒョンが幾つか食べたいものを聞いてくれるのに、「とんかつ弁当でいいですか」としか言われなくて3人はちょっとだけ次のメニューを待ってしまった。
「いや、3人しかいないんで」
そう言われて初めて、メニューは1つだけで、選択肢がないことに気づく。
13人もいれば、一度に注文しても出来るまでに時間がかかるから、2つ3つメニューを用意してるんだろう。
「じゃぁ焼肉はどうです?」
別のメニューを口にされて、3人はちょっとお互いを見合う。
「俺、リーダーだから」ドギョムが言う。
「ヒョン、リーダーだから譲るんだよね?」スングァンが言う。
「リーダーとか関係ないじゃん」ホシが言う。
3人で歩み寄ろうとする前に、自分の食べたいものにしたいという気持ちが溢れたんだろう。
ブソクスン、華麗にデビューして第4世代を抜きまくって爆走してるってのに、早速解散の危機に見舞われていた。
「成績順......でもいいけど?」ドギョムが言う。
「ヒョン、それでもヒョンじゃないと思うけど?」スングァンが言う。
「ヤー、俺らブソクスンだろ。成績順だけは絶対違うだろッ!」謎に必死なホシが言う。
成績順ではないらしい。
そこは3人の意見が一致して、謎に結束力があがったかもしれない。
そんな3人の横ではマネヒョンが「サブウェイとかで、もういいですか」となんでか投げやりになっていた。
まぁそりゃそうだろう。
13人の面倒を見るのは大変で、これがブソクスンなら3人になるんだから楽勝だと思ってたのに、13人いる時の方が遥かに楽だった。
なにより13人の時にはちゃんとしたヒョンラインがいたり、素直なマンネがいたり、何よりホシを力業で止めてくれるウジがいて、ドギョムをあやしてくれるジョンハンがいて、スングァンを腑抜けにしてくれるバーノンがいるんだから............。
「一番歌が上手いとかは?」ドギョムが言う。
「ヒョン、そんなこと言われたら俺だって引けないけど?」スングァンが言う。
「ヤー、俺の歌が一番だってジフニはいつも言うんだぞ。それなら俺だって負けられないじゃん」ホシがさらにテンション高くなって言う。
「は? そんなの聞いたことないけど?」
「俺もない。ホシヒョン何勝手なこと言ってんの?」
スングァンにドギョムに、どちらもホシに食ってかかれば、「俺が嘘なんてつくわけないだろ」とホシだって迎え撃つ。
そして「嘘しかつかないじゃん」とか言われて、3人でさらにヒートアップする。
テレビ局の中の楽屋の中だというのに......。
元気すぎるし勢いはあるし言葉もポンポン出てくるし。傍から見てたら本気で揉めてるようにも見える。
3人だからとスタッフはいてもマネージャーは1人だというのに、こんなのもうどうしたらいいんだか......。
完璧頭を抱えかけたマネヒョンだったけど、「ブソクスンにはイソクミンがいるから、どうしたって止まるだろ」とウジが言ってたことを思いだした。
録音ブースでも、スタジオでも、GOINGの打ち合わせでも、カメラなんてなくたって3人はいつだって楽しそうに、でも本気で意見出しをして、結果揉めそうになることも何度もあったけど、時々はハラハラするスタッフがいる中で、ウジも他のメンバーも「ドギョミがいるから、あそこには」と笑ってた。
いつだって誰かの言葉がキツすぎたら、ふと真顔になってドギョムが「今の本気? え? 本気だった?」って言うから、そうするとホシもスングァンも「ぇえ~い、そこまで本気の訳ないじゃん」と言う。
「え? じゃぁちょっとは本気じゃん。傷つくじゃん」ってドギョムは真剣な顔で言う。
それは自分に対して言われた言葉にだけじゃなくて、誰かが言われた言葉にだって同じようにそう言うから、本気で笑えないような言葉は言わないことは、気づけばメンバーの中では当然のように守られてきた。
「三回勝負で行く?」ドギョムが言う。
「一発勝負でもいいけど」スングァンが言う。
「いや、七番勝負とかって言うじゃん」ホシが言う。
「ぇえい、ホシヒョン、どんだけジャンケンするつもりなんだよ」とドギョムとスングァンが言う。
どうやらジャンケンで行くってことにはなったらしいが、今度はその回数で揉めだしていた。
でも結局、メニューを決めたのはブソクスンの誰でもなかった。
ふらりと遊びにきたエスクプスが、両手に荷物を抱えて現れたから。
「やー、お前らのせいで、あちこち回ったんだからな」って文句を言いながらエスクプスは3人の前に、トッポッキにティギムにスンデを広げだしたから。
3人のテンションは爆上がりして、「トクティスン」コールが巻き起こっていた。
当然マネヒョンはあちこちの楽屋に「ブソクスンが煩くてすみません」と頭を下げてまわった。
ビタミンBの効能はもう少し強くてもいいんじゃないか......とか、思ったマネヒョンだった。
The END
2024moji