妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

ディエイト、燃える

LEFT&RIGHT2(MV100M Anniversary)

2022/8/8(月)記念すべきスンチョルさんのお誕生日に、見事100M達成♪
ということでレフライ2はじまってます。4周目です!!!!!
sevmin.hateblo.jp

 

ディエイト、燃える

ディエイトが燃えていた。
ヤル気が漲って燃えている......とかじゃなく、火がついて、煙が出て......の燃えるの方で、燃えていた。
「ディエイヒョン、燃えてる......」バーノンは思いのほかゆっくりそう言った。
「え?」普通にビックリしたのはスングァンで。
「あ?」よく判ってなかったのはドギョムで。
「ぁあッ!」瞬間理解したのはミンギュだった。
でもみんな、ちょっとずつ微妙な反応で、一番正しい反応をしたのはマンネなディノだった。
「ヒョンッ! 燃えてるッ!!」ってちゃんと叫んだから。
そこはヘンガレの世界だったから、燃えても熱さを感じてリアルな世界でも皮膚が本当に焼け爛れる訳じゃない。
でも傷をつくれば治るまでにはちゃんと時間がかかる世界でもあった。
ディエイトのお気に入りの洋服がもはや熱で溶け始めてた。
ゲームの世界と言えども燃えるその姿には躊躇するのか、全員が思わず燃えるディエイトを見て固まった。
そしてディエイトが何故燃えているかというと、問題はやっぱりエスクプスが欲しがったルンバだった。
「それ、欲しいんですけど、いらなかったらくれませんか?」って素直に真正面からお願いしに行ったら、快諾ではなかったものの「何かと交換なら」って話になった。
ゲームの世界ではよくあること。
珍しい武器を生成するための材料を、変わりに集めて欲しかったものと交換するとか。
スングァンはそれでせっせと色んなものを集めてはお金を貯めて、少しずつグレードの高いバレーボールをゲットしていっているから。
果たして、ルンバは何と交換できるのか。
とりあえず乗り物同士の交換がいいだろうっていう話にはなった。ルンバが乗り物なのかは微妙だけど。
でも相手はルンバだし、「自転車ぐらいでいいんじゃない?」って言ったのはドギョムで、何かの景品で貰ったマウンテンバイクを出したけど、残念、「同じものもってるんで」って断られた。
そこでディエイトが出して来たのが、ジュンのバイクだった。
本気カスタマイズされたそれは、すべてブラック。ジュンの長い脚のサイズにあわせてあるからか、バイクのくせにデカかった。
それをディエイトは、勝手にジュンのIDでヘンガレにログインして勝手にジュンの倉庫から取り出して、そして再度ディエイトとして戻って来て、「面倒だし、もうこれでいこう」とのたまった。
いやそこにいた全員、ドギョムもミンギュもスングァンもバーノンもディノも、目の前で行われた行為がドロボー以外のナニモノでもないなと気づいてはいたけど、「カスタマイズされてるから世界に1台だし」「乗ってるの一度も見たことないし」「これなら即決だと思うし」などなど言われて、流された。
一応マンネなディノが、「ジュニヒョン怒るんじゃない? 乗ってないのは、それだけ大切にしてるってことなんじゃない? せめて一回、聞いてからにした方が......」とかなりまともなことを言ったけど、「俺は怒られたことなんて一回もないから大丈夫」っていう強気のディエイトに押し切られた。
いや罰が当たったのかもしれない。動かすためにこれかなって適当にスイッチなのかボタンなのかレバーなのか、さわってたらいきなりバイクが火を噴いてディエイトもろとも燃えだしたから。
まぁでも、色々あちこち触ってたのは、リアルな世界で自分もバイク乗ってるからたぶん判るとか言ったミンギュだったけど............。

The END
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