妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

元気に返事ができること feat.愛のバカヤロー

注意......

日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。

クパン(両親?)と、ホシウジ(子供=小学校1年生頃)設定の301号室と、

ジョシュア(保護者)と、ディノ(永遠の5歳児)設定の302号室と、

ウォヌ(社会人)とミンギュ(大学生)の、兄弟?設定の303号室。

1階で花屋さんを営んでるドギョムとか。

そんな彼らのおはなしですが、それでも良ければどうぞ............

 

sevmin.hateblo.jp

 

元気に返事ができること

ディノはホシとウジに遅れること少ししてから、小学校に通いはじめた。
カバンの中には、ディノの名前が書かれたタオルと水筒が入ってる。
最初はジョシュアと手を繋ぎながら通っていたけれど、慣れてきてからはホシとウジと一緒に手を繋ぎながら通ってる。
もちろん後ろからジョシュアやジョンハンが一緒に歩いていたけれど。

学校に行くまでに頑張って練習したのは、名前を呼ばれたら元気に返事ができること。
何度も名前を呼んでもらってディノが元気に返事して、練習はバッチリだったのに、ディノは他の子が呼ばれてても元気に返事をしてしまうから、成功してるかというとそうでもないけれど、それでもそれを怒られることもなく、いつだって誰からも元気だと褒めてもらっていて、毎日ディノは楽しそうに通っていた。

それからディノは、お名前はって聞かれたら、「ディノッ!」って言えるようにもなった。
時々は間違って「ホシッ!」とか「ウジッ!」とか答えてしまうけど。

小学校までは、それほど遠くない。危険な道だってない。
さすがに一年生ではいないけれど、保護者が一緒じゃない生徒たちだって見かけるし、先生たちが校門に立っている。時々は地域の人たちも道にたってくれて、地域全体で子どもたちを見守っているような感じだった。

ディノは今日も元気で、ホシと一緒に先に駆けていく。
ウジはいつだってジョンハンと手を繋いでトコトコと歩く。朝が苦手だからか、半分以上眠ってるような感じで。

ホシとディノは止まって、道端で枝を拾って、それで遊びながらウジたちが追いつくのを待っていた。
だから突然と思えたけれど、その人はずっと側に、いたのかもしれない。

「お名前は?」

そう聞かれて、ホシは何も言わなかったけど、ディノは元気に「ディノッ!」って答えた。
大抵の人は褒めてくれるのに、その人はそれ以上何も言わなかった。

でもディノが気になっていたのはそんなことよりも、その人のヒラヒラしたスカートに、花と一緒にでっかいちょうちょまでいて、持ってた枝をちょうちょに伸ばそうとしたらホシに「アンデ」って止められた。

追いついてきたジョシュアにも「ディノや」って止められて、枝とはそこでバイバイすることになったけど、ディノはホシとウジと手を繋いでまた元気よく歩いてく。

ジョシュアが一瞬そこで足を止めて、「ヌナ............」って言ったことも気づかずに。
だって振り返ったら、やっぱりそこにはジョンハンとジョシュアがいて、校門のところでバイバイをする。

でもディノは知っていて、いつだってジョシュアは教室の廊下から覗いてたりすることを。
ディノが元気に返事をすると、いつだってジョシュアが笑ってくれることを。

The END
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