妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

平凡な一日のあいまに猫がついてくる

 

ミンギュがリビングに行った時、そこにはウォヌが幸せそうに寝てた。
さっきまではジュンと一緒に寝てたのに、ジュンはもういなかった。きっと自分のフロアに戻ったんだろう。
本当は夕飯は何がいいかって聞きたかったけど、もう少しだけ寝かせて置こうと通りすぎる。

乾いた洗濯物をしまって、ついでに風呂場の掃除までしてリビングに戻って来た時、ウォヌの隣りにはウジとホシが寝てた。ウォヌが枕変わりにしてたクッションも、ウォヌにかけておいた上掛けも、全部2人が奪い去っていた。
作業部屋に行ったはずのウジと、どこかに踊りに行くと言ってたはずのホシが一緒に帰ってきたことに笑いつつも、しょうがないとばかりにウォヌにはまた別の上掛けをかける。

それから頼まれてもいないけど、ウォヌとエスクプスが一緒に使っているパソコンの配線周りも整える。2人ともそのうちやらなきゃやらなきゃって言いつつ、全然やろうとしないから。
当然一旦バラして埃を払って掃除機をかけて、それから配線を整えていく。
机の後ろのちょっと下に、表からは見えないように邪魔にならないように、それを1人でやり切って完璧なことに自画自賛して、でもきっと2人ともすぐには気づかないだろうけど、そんなことは関係ないとばかりに。
そうしてリビングに戻ったら、ウォヌが起きたのか、ホシとウジが眠る横で1人座ってた。

「ウォヌヒョン起きたんだ」
「ん」
「夕飯何がいい?」
「んー、まだいらない」
「うん。今じゃないけど。今ならなんでも用意できるよ」
「ん」

どうやら座り込んでるだけで、まだ半分以上は寝ているんだろう。
そんなウォヌを放置して、ドギョムの部屋にある段ボールの山を片付けに向かう。
ネットで買い物して放置してるものたちの整理を、そろそろしなきゃって言うばかりで全くしないから。
こないだから「ヤー、勝手に俺がするからな」と言うたびに、「いいよ。自分でするって」って言うぐらいで強く拒否とかはしないから、こっそり期待はしてるんだろう。

ドギョムの部屋でバタバタしてたら、リビングでボーっとしてたはずのウォヌがやって来て、ドギョムのベッドに横になる。それからミンギュが次々に段ボールを開けていくのを見てた。

「お前は? 寝ないの?」
「俺はちゃんと夜に寝るよ。ヒョンは寝れないんじゃない? 朝も遅かったし、昼寝もしちゃったし」
「んー、そうかも」
「それなら夜には一緒にお酒でも飲む?」
「んー、でも寝れる気がする」

そう言いながらもウォヌはドギョムのベッドでウトウトしはじめて、横でミンギュが段ボールの中身を確認して「あ? なんだよこれ」とか「オットケー」とか、「テバッ!」とか口にしても、もう何も言わなかった。

また寝たんだろう......って思ってたのに、段ボールをあらかた片付けて、今度は自分の部屋に戻って溜まってきた洋服の整理をしはじめたら、またウォヌがやって来て、今度はミンギュのベッドに横になるから、面白くて笑う。
なんだかまるで、甘えたの猫を飼ってる気分になるから......。

でも「夕飯、食べたいもの決まった?」って聞いても、「んー」としか言わなかったけど............。

 

The END
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