妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

家に帰れない理由

 

ジョンハンが家に戻ることになったのは、予定してた病院がキャンセルになったから。いつもお世話になってる先生が体調を崩したらしい。もちろん他の先生へスライドすることもできたけど、慣れ親しんだ人の方が良いに決まってる。
スングァンのスケジュールはもう終わってると聞いていたから、アイスコーヒーを2つ買って家に帰った。
いつものように電子キーを操作して玄関のドアを開けたら、見慣れないけど見慣れた雰囲気のショートブーツがあって、ちょっとゴテゴテした感じはもろバーノン好みで、あぁ来てるんだって思った程度だったのに............。
バタンガタン、ドタドタ、『んッ』、バサッ、バタバタ......的な音が、スングァンの部屋から聞こえて来たと思ったら、次はシーンって音がしそうなぐらいの静寂.........。
いや、別に何をしてたとしても、勝手に人の部屋に入ったりしないし、用事があればもちろんスングァンの部屋には入るけど、それだってちゃんとドアをノックする。まぁいなけりゃ勝手に声をかけるだけで入るけど。
「スングァナ〜、ヒョン帰ったよ。先にシャワーするから〜。お土産、テーブルの上に置いてあるから〜」
普通にそう声をかけて、いつも通りにさっさとシャワーを浴びる。
きっとその間に2人は、必死に色々するんだろう。いや逆にシャワーを譲った方が良かったかもしれないと思わないでもないけれど、いつもと違った行動をとる方がきっと、2人にとっては迷惑な話だろう。
いつもなら着替えるのも含めて15分もかからないのに、しかもシャワーしながら音楽なんて聞かないのに、思わず気を使ってソノゴンはかけたけど。
だから多分、バレてることはバレてるだろう。
シャワーを浴び終わってみれば、テーブルの上に置いといたアイスコーヒーが2つ、無くなっていた。玄関にあった見慣れぬ靴もない。
「スングァナ? ボノニ帰ったのか?」
そう言っても返事もなかったから、スングァンともども、出てったんだろう。
いや、自分がどんな状態の2人の邪魔をしたかは知らないが、そのまま出ていける状態だったのかはちょっと気になった。
思わずジョンハンは、エスクプスに電話したほど。
「なぁ、俺ら、昔、宿舎でやったじゃん。若気の至りってやつで。皆が寝静まってから」
電話がつながった瞬間にそう言ったら、『ヤー、なんだよ急に、俺がスピーカーで出てたらどうするつもりなんだよッ』とエスクプスは焦っていたけれど、「え、スピーカーなの?」と聞けば『違うけど』と言っていた。
「じゃぁ何も問題ないじゃん。で、覚えてるだろ? あの時さ、やっぱり、バレてたかな?」
それこそ若気の至りで、ただ抱きしめて寝るだけとエスクプスは言ったし、別にその手をさわさわしたりはしなかったけど、逆にそれで我慢できなくなったのはジョンハンの方で、でももちろん最後までヤるつもりなんて当然なかったっていうのに、結果としては致してしまっただけだ。
『ミンギュにはバレてたな。次の日、俺アイツに怒られたもん』
なるほど、バレていたのか。
まぁ2人の関係を正しく知っていれば気づくのは当たり前かもしれない。
『なんだよ急に』
「いや、俺らも若かったなって思って」
『飯でも行くか?』
「そうしようかな。それでもって、帰りにクプスんとこ行こうかな」
そう言えば、『うちのヒョン、今日仕事で遅いからいいよ』とエスクプスが言うから......。
ジョンハンはすぐにセブチ全体に向けて、カトクしておいた。
エスクプスと飯を食って、その後エスクプスの家に泊まるから、今日は帰らない......って。
そうすればスングァンだけじゃなく、バーノンだって同じものを見るはずだから。
2人して外に出てってどこまで行ったかは知らないが、落ち着いたらそのうち戻って来るだろう。
カトク上ではミンギュやドギョムが「俺も行きたい」とか言い出しはじめていたけれど、「飯だけならいいぞ」って返事をしておいた。
それから大分経ってエスクプスやドギョムやミンギュと飯を食べていたら、スングァンがカトクに🍊のスタンプを出していた。
意味は判らないけれど、まぁ🍊だし、悪い意味ではないんだろう。
「アイスコーヒー1つは俺のだったから、買って返せよ」
誰に向けてでもなくそうカトクしたら、今度はバーノンが「웅」とだけ。
どうやら自分が飲んだ分がジョンハンのものだっていうことは認識してるらしい。
楽しくて笑った。
酔ってもないのに酔った振りしてエスクプスにしなだれかかれば、ミンギュもドギョムも「酔ったふり早すぎ」って呆れてたけど......。
エスクプスの家に当然のように泊まりに行ったって、まさかそれが実は家に帰れない理由があるから......とは、誰も思わないはず。
まぁでもそれも、楽しいでしかないけど。

The END