両手を広げて、手を繋いで。
13人もいるから、大きな丸になるね。
誰かが手を離せば、一瞬で終わってしまいそうなのに、思った以上に強固で、それは強い絆になっていた。
楽しいことも、面白いことも。山とあったね。
1人だと耐えられない何かも。越えられないと思った夜もあったのにね。
思った以上に自分にあうと思ったカバー曲は、1人で歌った。
そのために用意したマイクと、たくさんため込んだ映像を編集するソフトと。
「なんだよスングァナ、俺には1番に聞かせてくれたっていいだろ」
ジョンハンだってエスクプスだって、言った。
でも本当に1番はウジだったけど。
それはもちろん、冷静に曲の良しあしを判断して欲しかったから。
映像も全部見せて、変にセンチメンタルに陥ってないかも判断して欲しかったから。
それなのにウジは、「なんだよ。なんなんだよ」って言いながら泣いてしまった。
「ヤー、何ジフニのこと泣かしてんだよ」と怒ってきたのはホシだったけど、そんなことを言われても。
「ウジヒョン、ミアネ」
しょうがないから謝った。
でも結局ウジヒョンは、このままでいいと言ってくれた。
事務所のスタッフにも見せるし、その結果NGが出るかもしれないって覚悟もしてたのに、「俺が絶対押し通すよ」とも言ってくれた。
その歌を聞いた時、エスクプスもジョンハンも泣いたらしい。
それを聞いて、ジョシュアは俺は1人で見ると言っていた。だから泣いたかどうかは判らない。
ウォヌヒョンは1人じゃ泣きたくないと言っていたから、ミンギュと見たのかもしれない。
ドギョムは目を真っ赤にして、スングァンのことを抱きしめにきてくれた。
ディノは「良かった」と伝えにきてくれて、そのたびに背中に手をまわしてくれた。
バーノンは何も言わなかった。
ジュンとディエイトは2人で見て、いつかこの歌を歌いたいと言ってくれた。
チャイナの2人に褒められるのが一番嬉しい。言葉を越えた何かが歌にはあると思えるから。
そう言えば、「お前の歌だからだよ」と言ってくれた。
あぁでも1人ではきっと歌えなかった。
歌おうとも思えなかったかもしれない。
絶対に手を離さないと言って、そして本当にずっと手を繋いでくれていたヒョンたちがいて。愛を惜しまずに感じさせてくれるヒョンたちがいて。
何も言わないバーノンが、震えてるのも知ってる。
何を口にしても足りなくて、慰めにもならなくて、簡単に言葉になんてできなくて。
そう思ってるのを知ってる。
5年経っても、10年経っても、15年経っても。きっと悲しい。
だけど歌おうと思ったのは、歌いたいと思えたのは............。
手を繋いで、13人で、愛を伝えあって、幸せに笑う。
その姿を見て誰かが幸せになってくれるなら嬉しいし。誰かが泣いて、でもまた一歩進めるならもっと嬉しいから。
The END
1160moji
[COVER] 승관 - 동그라미 (원곡 : 최유리)
— 세븐틴(SEVENTEEN) (@pledis_17) 2024年1月16日
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