妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

僕が死のうと思ったのは

この歌、もともと好きなんだよ......

歌詞の一つ一つが元からステキなのに、歌う時に言葉一つ一つを大切に紡いでいくジュンさんが歌っちゃったんだよ?
きっとまた、目の前においた譜面台には、たくさん色んなメモをして、丁寧に歌ってくれたんだろうなって思う。

 

基本、本家よりカバーの方が好きなんだよ......

むかしblogでも、この歌のカバーした、BTOB?の方のYouTubeを貼ったんだよ。
今回も貼るけどさ。

sevmin.hateblo.jp

 

この人の声が好きで、これまでは一番好きだったんだよ。
名前もちゃんと覚えてないくせに、人としてタイプなんだよ。きっとwww

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そして多分、有名な方。ステキに歌うよなって思ってた。

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絵も綺麗だけど、歌がやっぱりステキだった分。

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あぁでも、とびきりができてしまった......

そりゃしょうがないよね。ムンジュニが歌うんだから。
ステキな歌に優しい声が混ざり込み、そこに愛しさだって生まれてしまえば、どうしたってしょうがないよね。

もう歌がうまいとか下手だとか。そういう判断基準を超えたところに行ってしまうんだよ。でもこんなに彼らが好きでなかったとしても、上手いとは言ってるはずなんだけど、どうだろう。


[COVER] JUN - 僕が死のうと思ったのは (내가 죽으려고 생각한 것은) (원곡 : amazarashi)

 

僕が死のうと思ったのは

自分でピアノを弾きながら、時々スタジオの中で歌ってる姿は、メンバーも事務所のスタッフたちも見ていたのに、その歌のレコーディングしたとは全然聞かなかった。
どんな形でカバーを出すのかを決めかねているんだと勝手に思ってたのに、「ジュニヒョン、あの歌、いつ出るの?」と真正面からスングァンが聞いた時、「え? 出す予定なんてないけど」ってジュンが驚いていて、逆にスングァンが驚いたほど。
「は? ヒョン何言ってんの?」
スングァンがそう言った時、「うん、なんか、まだまだな感じだから」とジュンは言ったらしい。
それを聞いてスングァンがしたことと言えば、10人のヒョンと1人の弟に個別でカトクを送ったこと。一瞬グループラインで叫ぼうかと思ったのをグッと我慢して、物凄い高速でカトクを送りまくった。まぁ最初に送ったジョンハン以外は全部コピペだったけど。

 

ジュン以外の全員にカトクが回って、それによって襲撃されたのはウジだった。
「あ? どういうことだよ。アイツがまだまだなんて言ったら、歌える奴なんて数人に限られてるだろうが」
なんでかジョンハンが怒ってた。
「ウジヒョン、ほんとにまだまだとかじゃないんだろ?」
心配そうなのはドギョムで。
「歌わせてやれって」
適当なことを言ったのはホシで。
「いや、俺がまだまだって言った訳でもないわ」
そう言ったウジだったけど、それでも「じゃぁ背中をドーンと押してやれよ」とまたジョンハンに言われ、「ウジヒョン、でも押したよね? 押してあげたんだよね?」と心配そうにドギョムに言われ、「ドーンってやってやれって」と適当なことをホシが言う。
最終的には「やめてあげなって。ウジヒョン忙しいんだし」というディエイトがいて、「やめてやれやめてやれ」と今度も適当なホシがいて、イラついたのかウジに殴られそうになっていた。

 

当然直接ジュンを襲撃した人間もいて、スングァンとディノに引き連れられてバーノンまでそこにはいて、マンネラインの3人に囲まれて、なんでかジュンが焦ってた。
「ジュニヒョンがまだまだなんて言ったら、俺なんて、まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだ......」
必死に言い続けるディノを押し退けて、スングァンだって「そうだよ。どこのどいつだよ、俺のジュニヒョンのこと、まだまだなんて言った奴は」とか言い出していた。
2人の謎な勢いにやっぱりジュンは焦ってたけど、そんな中でものんびりした口調で、「ジュニヒョンの中のまだまだが、まだまだじゃなくなるのには、後、何が必要なの?」って案外核心をついたのはバーノンだった。
マンネラインの勢いに、ジュンが苦笑する。
何度かマネヒョンからも事務所のスタッフからも、当然ウジからも、一度録音してみようと言われたことはあったけど、それを「もうちょっともうちょっとだけ」と引き延ばしてるのはジュンだったから、誰かから「まだまだだな」と言われた訳じゃない。
でも、まだまだじゃなくなるのに何が必要なのか......は、考えたこともなかった。
「自信?」
そう言えば、「ジュニヒョン、嘘でしょ」ってディノが驚いていた。「その顔で自信がないってどういうことだよ」ってなんでかスングァンはキレていた。「なんだ、何が必要かは判ってるなら、話は早いじゃん」と何故か喜んでいたのはバーノンで、ジュンはやっぱりマンネラインのそれぞれの発言に焦ったかもしれない。

 

ウジでもなく、本人でもなく、事務所に顔を出したのはエスクプスとジョシュアとミンギュだった。
「本人の意思で、まだまだなんですよね?」
それ以外には考えられなかったけれど、ちゃんと確認したいと言ったのはジョシュアで、「クプスヒョンも俺もそれはないって言ったんだけど、シュアヒョンが確認だけはしたいってきかなくて」とミンギュが爽やかに笑って見せた。
そもそも3人で、事務所に確認しようとなった時に、「俺が一番手で突っ込むから、お前がフォローして」とか、計画をたてて本当にそのまま実行した3人だった。
目の前では副社長や、デジタル音源の権利関係を握ってるヌナが笑ってる。
「当然ジュニの意思だよ。俺らはウジもそうだけど、説得したのも懇願したのも一度じゃないよ」
ヌナが言う。副社長も笑って、「お前らも言ってやれよ」と呆れてた。

でもそれぞれが情報を持ち寄ってみれば、足りないものは明確で、そしてそれはジュンの意思で、そこには誰かの何かなんてものは存在してなくて。
「でもさ、足りないものが自信ってなんだよ。そんなこと言ったら、俺なんて外も1人で歩く自信ないよ」
ドギョムが言えば、あちこちから「いや外ぐらい歩けるだろ」とかツッコミが入っていたけれど、でも自信なんて、あるようでないような、ないようであるような。そして誰のものとも比べられないような。厚顔無恥な人の方が勝ってしまいそうな、そんな不確かなものだから。
「ミンギュなんか自信しかなさそうだもんな」
なんでか突然そんなことを言われて、「いや確かに自信はあるけど、それ以外も普通に持ってるって」とミンギュが反論してた。
「ディエイトは? お前。何か言ってやらなかったのかよ」
ドギョムがさっきから何も言おうとしないディエイトにそう聞けば、「言ったよ。自信なんて、あると思えばあるし、ないと思えばないよって、言った」と飄々と答える。
「もっと押してやれよ」ミンギュが言えば、ドギョムもまた「そうだよ。逆ならジュニヒョンはもっと親身になってくれるだろ」と怒ってる。
「なんだよ。俺のどこが親身じゃないって言うんだよ」
ムッとしたディエイトがそんなことを言い始めてみれば、97ラインの3人は少し不穏な空気を出して揉めはじめたけど、周りはそんな3人をまとめて放置した。

 

でも結局ジュンは歌った。そしてそれを公開した。
映像はなくて声だけだったけど、そこが唯一、ジュンが譲った場所だったのかもしれない。
ドーンと背中を押したのは、96ラインだったかもしれない。
「俺らがお前の自信だろうが」
なんて、意味不明な、だけど物凄いドーンとしたことを言い切ったのはホシで、「ダメなら絶対ウジが首を縦に振らないしな」と笑って言ったのはウォヌで、「俺はお前の歌を、いつだって誰かに自慢したいけどな」って言ったのはウジだった。
自分が言われた訳でもないのに、ミンギュとディエイトと揉めかけていたはずのドギョムが一瞬で泣きそうになってそれを我慢して、「なんでお前が泣きそうなんだよ」って言いながらミンギュに抱きしめられて我慢できなくなったのか泣き出して、ディエイトからも抱きしめられていた。
「そうだよ。ジュニヒョンの歌が一番好きだよ。誰が歌ってようが関係ない。ジュニヒョンが歌えば、俺の中で世界一が書き変わるんだから」
照れて、驚いて、泣きそうでもあって、逆にもう無表情でしかいられなかったジュンの手にしがみつきながら、スングァンが言う言葉が、最後の一押しになったんだろう。

スングァンの言うように、世界中のカラットたちの世界一は書きかわったはずで、音楽関係者たちの評判だって良かったっていうのに、ジュンは「元々の曲の力だよ」と否定するばかりだったけど。

でもとりあえず、全員が嬉しそうだった。なんでか謎に、「お前が俺らの財布だろうが」と、ホシの言い回しが流行ってジュンがタカられていたけれど、しばらくは機嫌よく奢ってくれていた。
まぁもちろん、そのうちブチ切れ出したけど.........。

The END
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