妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

こんなのただのミーニーじゃん

 

ウォヌとのデートにミンギュがついてくる......

 

スングァンはムムムム

ウォヌヒョンとデートだデートだ〜って、セブチで抑えてるホテルのフロアのエレベーターホールで待ってたら、当然って顔でキムミンギュがやって来た。
「あれ? ヒョンも出かけるの?」
別口でどっかに行くと思ったのに、「お邪魔虫」って堂々と笑う。
別に、一緒に行きたいと言われたら断りはしないのに。

「おまたせ」

でもそう言いながらのんびり現れたウォヌは、そこにいるミンギュに何も言わなかった。やっぱりと思ってるのか、知っていたのか、それとも気にしてないのかは判らないけど......。
俺たちデートなのに。

「手を繋ごうよ」

だからそう言ったら、ウォヌヒョンはちゃんと手の平を上に向けて、手を差し出してくれた。
高そうな、ミンギュとお揃いの手袋してたけど......。
しかもその手の上に手をちゃんと置いたのに、握ってもくれなかったけど。
まぁ手を繋いで歩くほど道幅が広い訳でもなかったからだけど......。

いやまぁデートだデートだと言ったって、海外公演の隙間をついて、気になってた店に行ってみたいと行ったらウォヌヒョンも行くというから、じゃぁデートしようよと言っただけ、でもウォヌだって楽しそうだなと頷いて、2人で高級レストランにも行こうと話し合ったほど。

一応ちゃんと、ミンギュは後ろをついてくる。
横並びになったって、真ん中はスングァンが当然のように歩く。
でもウォヌは時々振り返るし、真ん中のスングァンの上で視線が交わされてる気配もする。
欲しいものは買えたけど、これじゃぁお邪魔虫は完全に自分じゃん......と思って、ちょっとだけムムムムって気持ちになったスングァンだった。

 

バーノンはホクホク

ウォヌヒョンとのデートなのにミンギュがついてきた......とスングァンが文句を言っていたのを聞いて、何を文句を言うことがあるのか不思議だったバーノンは、空港での空いた時間に「ウォヌヒョン俺ともデートしよう」とウォヌを誘った。

「いいよ」

ウォヌはそう言って、ラウンジのソファから立ち上がる。
そうしたらミンギュが普通に「トイレ?」って聞いてきた。

なんで連れションがデートになるんだよ......っていう、周りの痛い視線とかは、バーノンにもウォヌにもミンギュにも刺さらない。
まぁ性格だろう。

「買い物行く予定。ウォヌヒョンが持ってる香水が売ってるって、来た時に言ってたから」

バーノンがそう言えば、なんでかミンギュも立ち上がる。
遠くの方ではスングァンが、『ほら、ほら』みたいな口をしている。

「ヒョンも行くの?」

そう聞いてみたら当然のようにミンギュが、「ウォヌヒョンじゃ、香水の銘柄知っててもどれかまではわからないよ」と普通に言った。
きっとウォヌの香水はミンギュが選んで買って、それをウォヌが気に入って使ってるってことだろう。
特に反論はないのかウォヌは何も言わない。
言われたバーノンだって特に何も思わないのか、「そうなんだ」程度。
そしてなんでかミンギュが「ほら急ぐぞ」と2人を先導する。

やっぱり少し遠くからスングァンだけが『ほら、ほら』みたいな顔をしていたけれど、特に周りは何も言わなかった。
いつものことだと思っているからか、バーノンとウォヌの買い物だと時間がかかってしょうがないとでも思っているからか。

結局バーノンは、ウォヌが使ってる香水と、新しく出たばかりの香水で悩みはじめ、それぞれをミンギュとウォヌに買ってもらって帰って来たからホクホクだった。
ウォヌとのデートには確かにミンギュがついてきたけれど、それだって特に気にもしていないバーノンだった。

 

ディノはテキパキ

ウォヌとのデートには何故かミンギュがついてくる。とスングァンは文句を言っていたし、でもお得だよとバーノンは言っていたけれど、ディノにしてみれば、それは当然と言えば当然な、普通の出来事だった。

「ディノや。ヒョンとデートしよう」

それだけでスングァンは文句を言うかもしれないが、ディノにはウォヌの方からそう言って声をかけてくる。
当然いいよと言うけれど、そこには普通にミンギュもいる。
仕事の都合で後から合流したり、先に帰ったりってことはあったかもしれないけれど、大抵送って来るか迎えに来るかする。

まぁそれだってディノにしてみれば当たり前みたいな感じだから、文句も出ない。
一緒に暮らしてるからか、ウォヌとミンギュはもうセットみたいなものだからだろう。

「ヒョン俺今日はあんまり時間ない」

もう本当の家族や兄弟のようだから、ディノは遠慮がない。
ウォヌはわかったと頷くし、ミンギュは早く提供される料理を選択する。それからどこまで送ればいいんだと確認もしてくれる。
予定を告げれば当然それにあわせた行動もしてくれる。

のんびり気味なウォヌや、ゆったり構えてるミンギュと違って、ディノはテキパキ型だからだろう。せっかちとも言う。詰め込み過ぎともよく言われるけれど......。

なんでかいつも手土産を持たされる。
宿舎に帰らずにどこかに行くと言っても、行く先に誰かがいるなら絶対に。それを不思議とも思わず、当たり前のように貰ってしまうのも、もう慣れ過ぎたからだろう。

遊びならまだしも、仕事系なら時々はウォヌとミンギュがついてきて、挨拶だってしてくれる......。
甘やかされてると思わないでもないけれど、どちらかというとヒョンたちが甘やかしたいんだろう。と、もう大人なディノは気づいてる。

そして今日も当然のようにミンギュが気づけば支払いを終わらせている......。
ということで、ウォヌとのデートにはほぼ確実にミンギュがついてくるけれど、それすらも気にせず、テキパキ過ごしてるディノだった。

 

チングたちはワラワラ

マンネラインの3人が、それぞれウォヌとのデートにはミンギュがついてくるって話をしてた。
スングァンはちょっと怒り気味に。
バーノンはちょっとラッキー気味に。
ディノはちょっと当たり前気味に。

それを聞いてドギョムは、「俺たちのには、着いてこないよな」と首を傾げていたけれど。それもそうだろう。
ディエイトとドギョムが誘うのはチングのミンギュであって、ウォヌはそこに無理やり着いてこようだなんて考えはない。

「いや、ミンギュの方じゃなくて、ウォヌヒョンを誘えばミンギュが着いてくるってはなしだよ」

改めてディエイトがそう説明してやれば、「それがだから?」って全然わかってないドギョムがいた。
彼女とのデートにヒョンの誰かが着いてきたら嫌だろって、わかりやすい説明をしたってのに、「いや、俺、最初はハニヒョンに着いてきて欲しいかも」とか、ある意味凄いことを言った。
まぁ心配なのもわかるし、ユンジョンハンがいたらどうにかなるのもわかるけど......。

「じゃぁ俺らも、今度ウォヌヒョンだけ誘ってみる? ミンギュになにか買って貰えるんだろ?」

ドギョムが嬉しそうに言うけれど、それはどうだろうか......。
弟たちにはそういうことがあるかもしれないけれど、チングの自分たちには盛大に文句を言いそうな気もする。
2人を誘うならまだしも、ウォヌだけ誘うってなんだよって......。
そして考えなしのドギョムは本当に実行にうつそうとしてあっさりとミンギュにバレ、なんでかムッとしてるミンギュに薄暗い廊下で詰められていた。

「あ? お前何やってんの?」

って......。
しかもミンギュが言うには、「俺抜きでウォヌヒョン誘って許されるシチュエーションなんて、俺のセンイルのサプライズパーティの準備の時だけだからな」ってことらしい。

ゆったり構えてるようでいて、ことウォヌのことだけは心が狭いのかもしれない。
まぁでも97ラインでは、長く続く笑い話の1つにはなったけど......。

 

ヒョンたちはハイハイ

一連の、ウォヌをデートに誘えばミンギュがついてくる問題を聞いても、ヒョンたちはまぁハイハイって感じだった。
とりあえずウジもホシもジュンもだから?って感じ。
まぁそうだろう。96ラインの飲み会にだってミンギュはくる。
練習だって仕事だって、内緒の会合だからダメだって言ったって、絶対くる。

弟たちと違って大抵はウジが支払ってしまうから、ミンギュが来たって何かが得ってこともない。
ウォヌが酒乱だとか、飲むと寝るとか、なにか問題行動があるならミンギュがいたらありがたいかもしれないけれど、ウォヌはデカい割に小さく過ごしてるから、邪魔にもならない。
なのにその横にミンギュが割り込むもんだから、邪魔でしかない。

でももうそれにも慣れたから、やっぱり96ラインでは、それがどうした調のだから?って感じ。

そして95ラインのヒョンたちは、それが?って感じ。
そんなの当たり前じゃんって思ってる風のエスクプスはジョンハンの行く場所には俺も行きたいと思ってる派だからかもしれない。
誰にも迷惑かかってなきゃいいんじゃないの? って感じのジョンハンは、見た目に反して案外細かいことは気にしない。明らかにそれで不機嫌なのはスングァンだけだからってことだろう。
そして一番にこやかで優しい笑顔で常にいてくれるのに、俺に何も関係ないじゃん......ってふる放置なのはジョシュアだった。
自分に迷惑がかかる訳でもなし。外部の人間に迷惑がかかる訳でもなし。ってことだろう。

ある意味95ラインの3人は、良い意味で弟たちを信頼してるんだろう。まぁ放し飼いとも言うけれど......。
だから何かを聞いたって、何を言われたって、受け止めることもなく受け流しながらそれが?って感じの95ラインの3人だった。

 

ほかの人たちはモヤモヤ

ウォヌと誰かの行動にミンギュがついて行く。
別に悪くないかもしれないけれど、テレビ局とか会社とかスタジオとか移動中とか。そういうところでもそういうことは普通に起きる。
ウォヌを探してる時は助かるだろう。ミンギュが大抵一緒にいるから。
万が一にもいなくても、ミンギュに聞けば居場所がわかるから。
いやでもそれでも、一緒にい過ぎじゃないかと、ちょっとドキドキする。というか、モヤモヤする。

宿舎も一緒で。仕事も一緒で。僅かな移動も一緒で。
気遣ったマネヒョンやスタッフヌナたちが、移動車だけでも分けますか?って聞いたことすらあったほど。

ウォヌは不思議顔で「なんで?」と言っていた。きっと本当に理解してないんだろう。
ミンギュは不機嫌顔で「なんで?」と言っていた。きっと本当になりそうなら猛反撃するぞって感じで......。

それなのに、僅かな隙間時間のプライベートですら一緒にいるという。弟たちとの交流の場にミンギュが割り込むという。
うっかり世間にバレたら、『こんなのただのミーニーじゃん』と世界中のカラットたちに言われてしまいそうだった。

一度なんて本気で心配してそうメンバーのウォヌ以外のヒョンラインに相談だってしたのに、95ラインも96ラインも、何も問題ないとばかりに気にもしなかった。

「いや、路チューとかしてるってなら、俺が注意するけど」

そうジョンハンが言えば、「してそうだけどな」ってエスクプスが言う。
そしてまぁ手ぐらいは繋いでそうだよなって話題になっても、みんな笑ってて誰一人気にも止めず......。

スタッフだけがモヤモヤしただけの、出来事だった......。

 

The END
4592moji

 

20250125 de UP(20250317)