ご注意ください
ナナツアーネタです。
読んだってネタバレではないと思うけれど、嫌だなって言う方は、ナナツアー見てからお読みください。
いやでも、見なくたって全然いいと思うけど......。
部屋割りで揉めない男だち
今回は12人だけれども、普段は13人もいる。
1人減っても人数は多い。だけどしっかりルールができているんだろう。
いつだって楽しそうにしてるけど、モタモタした印象はなかった。
皆で同じものを食べたって飲んでたって、楽しそうに笑ってる。
各々が好き勝手にしたら、到底時間が足りないことは十分理解してるんだろう。だからこそ注文する役目を担った人間は、ケチケチせずに全員が満足するようなものをちゃんと注文する。
それに感謝の言葉を口にして、決して不満なんて誰も言わない。多少の失敗があったって、「じゃぁ次のために覚えとこう」と誰かが口にして終わりだった。
でもさすがに宿泊施設の部屋割りは外での話じゃないから、揉めるまでは行かなくても喧々諤々ぐらいはするかと思ったのに、ジョンハンがさっさと2つに分かれてジャンケンして、勝った奴から部屋を選んでと口にすれば、一瞬で2つグループに分かれてジャンケンが始まって、そしてさっさと部屋を選びにメンバーが消えていく。
やっぱりそこにはモタモタ感なんて全然なかった。
しかも選ぶ部屋がキレイに分かれて、誰一人不満を口にする人間がいなかった。
番組スタッフにすればある意味面白みはなかったかもしれないけれど、純粋に眼の前で見てるだけの立場で考えれば、これほどやりやすいグループはないかもしれない。
行きしにパスポートを2度も無くしたグループでなければ、信頼度はマックスを超えていただろう。
でも明確に希望の部屋があったバーノンとディエイトには、スタッフたちが後から聞いてみた。
もしも希望の部屋が得られなかったら、どうしてた?って。
「諦めて別の部屋に行っただけだよ」とディエイトは笑った。「俺だってそうだけど、でもこの部屋が良かったんだって言えば、ヒョンたちは変わってくれるけど」とバーノンは言った。
どちらも正解かもしれない。
だって誰と一緒だって楽しそうで、どこにいたって楽しそうで。
仲だけはいい。そう断言したセブチのスタッフたちの言葉は嘘じゃなかったってことだろう。
2日目の朝、メンバーたちはそれぞれに散ってった。朝早くから旅を満喫するメンバーもいれば、のんびりと動き出すメンバーもいる。
不思議と誰1人、不平不満を見せる素振りすら見せない。常にカメラが動いていても、ぎこちなさも見せなければ隠れるような素振りすらなく、文句1つ言わず、それすらも楽しんでいる。
不思議だったと後から言えば、ずっとカメラの前で過ごすのは、もう慣れてますからとセブチのスタッフたちは笑ってた。
いつだってウォヌを筆頭に誰かが誰かを褒めていて、カメラの前だけかと思ったら、カメラを止めたってそれは変わらなかった。
それは何故なのか......。
聞けば「だって気分いいじゃん。どうせやらなきゃいけないことでも、気分良かったら楽しいし」とホシがなんでもないことのように答えてくれた。
あぁきっと、長く続けてきたからだろう。そして、結果を残してきただけのことはある。
部屋割りで揉めない男たち。それはある意味、最強な彼らだからこそ......なのかもしれない。
The END
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