妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

超スロースターター、ムンジュンフィ目覚める

LEFT&RIGHT


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超スロースターター、ムンジュンフィ目覚める

ミンギュとスングァンが、バイクを押しながら歩いていた頃、ムンジュンフィは目覚めた。
一度寝たら、ほぼほぼ一人では起きることはない。まぁ睡眠時間が少なすぎるのが原因だろうが、目覚まし時計だろうが、モーニングコールだろうが、ムンジュンフィを起こすことはできない。

ということで、大抵いつも起こしにくるのは、the8だった。
ムンジュンフィをよく知ってる人間は、ムンジュンフィを確実に捕まえたい時や動かしたい時には必ず、the8に連絡を取る。

「Hey! マイヒーロー。起きろ!」

足からはじまって、背中まで。叩いて叩いて叩いて叩いて。当然それぐらいじゃ起きないけど、とりあえずはそれが毎回の決まり事。その後the8はお湯を沸かして、熱めのお茶を入れ始める。起きる頃にはちょうど良い飲み頃になっているから。

それからもう一度身体を叩いて、次には着替えるための服を用意する。
無造作に選んでるように見えて、その日その時にあう服を選んでる。まぁもともと洋服を買ってくるのはthe8なので、どんな服があるかも判ってる。

「Hey! マイブラザー。起きろ!」

二度目に声をかけた頃、ようやく「何時?」と聞き返してくる。
リアルタイムな時を告げれば、「俺はまだ寝る」と、せっかく起きかけたというのにまた寝始めてしまった。自分が起きる時間じゃないと認識したんだろう。

「ブスングァンの居場所がバレたってよ。キムミンギュが駆け付けたらしいけど、スマフォを忘れてったらしい。ウォヌヒョンからこっちにヘルプ要請が来たよ。帰ってこないし連絡つかないし、間の悪いことにツーリング帰りにそのまま出てったらしいから、ウォヌヒョンがどうせガス欠にでもなって、歩いてるんだろって」

事実だけを告げれば、働いてない頭でも考えたんだろう。
うつ伏せに寝た状態のまま、謎におケツだけを持ち上げて、どこから起きようと思ってんだかって感じ。

「あぁ、そっか。俺が行かなきゃ......ダメなのか............」

謎にthe8が起こさないと起きないけれど、起きれば誰よりも行動は早い。
用意された服を着ながら、適温になったお茶を飲み。スマフォを手にしながらも、the8が投げた車のキーを見もせずに掴んでそのままドアを出ていった。

ムンジュンフィの愛車はピックアップトラックだった。
人も乗せられるが、バイクも乗せられる。
それになにより名乗らなくても、ムンジュンフィを見ればスングァンは気づくだろう。いつも一緒にいる左のジュンが、ムンジュンフィだってことに。

『ジュニヒョンが出たよ。多分そっちに直接行くと思う』

ウォヌにカトクをしたthe8は、ムンジュンフィが抜け出したベッドにそのまま横になる。the8だって起きる時間じゃなかったのに、ウォヌからの連絡でたたき起こされたから。

ちょっとだけ横になるだけ......って思いながら横になった瞬間には爆睡したthe8だった。多分the8が起きる頃には、もう少しは話しが進んでるだろう。

 

The END
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