妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

異常な水道の使用量

ご注意ください

ナナツアーネタです。
読んだってネタバレではないと思うけれど、嫌だなって言う方は、ナナツアー見てからお読みください。
いやでも、見なくたって全然いいと思うけど......。

 

ホシとウジの水問題

誰が悪いって言ったら、それはホシかもしれない。
水が出なくなる1時間ほど前のこと。
「ジフナ〜。ヘルプッ」
そう言いながらホシは部屋に戻ってきた。
右手にシャンプー、左手にトリートメントを握りしめながら。ジョシュアとスングァンに脱がしてもらったシャツを頭にのせて。
「お?」
「俺いまからシャワーするから、パンツ脱がせてパンツ」
「おぉ」
上も下も、裸なんて見慣れてる。だから手伝うのは特に問題でもなかったけれど、「ズルっておろすだけでいいから」と言いながら、なんでかホシはウジの方に向く。
「いやここでかよ。部屋にカメラあんだろ」
さすがに後から編集するスタッフさんに悪いだろうし、この部屋だけ使えないと思われるかもしれないし、後からわざわざこの部分は削除しましたとか、事務所とのやりとりも大変だろう。
そう思ってウジが言ったのに「あ、クレ?」とか言いながら、ホシがじゃぁこっちこっちとシャワー室の中へと入ってく。
「なんでシャンプーとトリートメントを握りしめて帰ってくんだよ。お前バカだろ」
そう言えば、「閃いた時には俺すげぇってなったんだよ」とホシは笑ってるだけだった。
ジョシュアとスングァンに2人がかりで上を脱がして貰ってる姿は映像に残ってたらしいが、さすがにウジがパンツをおろす姿はなかった。
もちろん音声も......。
だってホシが撮られていることをまったく意識もせず、「ジフナ、一緒に入ろうぜ」とか言うから。
「狭いだろ」
「狭いからいいんじゃん」
「俺の分のシャンプーとトリートメントもないし」
「そんなの、これを分ければいいじゃん。昔だってそうだったし」
確かに全員で1つの宿舎に住んでた頃は、安いシャンプーだってすぐに無くなるから、僅かに残ったそれを泡立てたものを分け合っていたほど。
「いいよ。俺は後で」
そうウジが断ればホシはしつこく誘うでもなく。でもなんでか、「じゃぁこれ持ってて」と、トリートメントをウジの手に押し付けてきたけど。
それを律儀にウジは手にしたまま、シャワーをするホシの側にいた。
そんなの、音声だけでも流せなかっただろう。
その後水が止まったけれど、「ほらさっき、俺と入っとけば良かったじゃん」とホシに言われたウジだった。
でも別にムカついたりはしない。別にシャワーが1日2日入れないぐらい、気にすることでもないから。それにキッチンに行けば僅かに水が出て、顔は洗えたから。
でも結局ホシとウジの部屋はほぼほぼ放送にのらなかった。もちろん他にもっと面白いことが盛り沢山だったからだろうけど、その大まかな原因はホシだっただろう。
他のメンバーにもそうだったように、当然のようにウジにも躊躇いもなく抱きついて添い寝してと、謎なスキンシップを見せていて、それに慣れているのかウジは何も言わず受け止めていて、でもウジは大抵上半身ハダカで......。自主規制的なものが発動されたとかされなかったとか。
やっぱり誰が悪いって、絶対ホシだろう......。

The END

 

ミンギュとスングァンの水問題

水が止まった。
結果、理由は異常な水道の利用量でセブチのせいだけではなかったけれど、最初それも判らなくてスタッフたちはバタバタしてた。
それでもミンギュはゲームの途中に一度シャワーもしていたから気にしてなくて、寝てる間に治ってるだろうって程度だったのに、「どうしようヒョン」と言ってミンギュのとこに来たのはスングァンだった。
一応番組のロケでやって来てるけど、いつものマネヒョンたちはいない。ナナツアーのスタッフたちは当然のように親切で優しいけれど、いざって時に咄嗟に頼ったのは、どうしたってメンバーだったんだろう。
「どうした? シャワーは水が復活したらって言ってたけど」
「そうじゃなくて、トイレ」
「さっきスタッフさんが、2階の奥の部屋だけ使えるって言ってたじゃん」
「でも............」
モジモジとしながら、スングァンが見上げてくる。全部言わなくても当然判る。確かに色んなスタッフさんと同じトイレを使うのは微妙だし、ましてやそのトイレに長時間入るのも憚られるだろう。
「ちょっと待ってな」
そう言ってミンギュがトイレの中を見れば、確かに水が止まってるから給水はされないけれど、給水された水が一度トイレの上部にある陶器のタンクに貯められていて、そこから水が流れる仕組みだった。それならそこまで自分たちで水を運べば、都度都度ではあるが自室でトイレが使えるだろう。
「風呂の水をあそこに入れられるか試してみるから」
そう言えばスングァンが嬉しそうに頷いていた。
ミンギュは器用だから、大抵のことはどうにかする。それに当然のようにさりげなく気を使えるから、トイレが問題なく使えることを確認したら、それをメンバーたちにだって伝達した。すでに寝てるメンバーには、グループのカトクに情報をのせておいた。
トイレなんてどこだっていい......ってメンバーだって確かにいるけれど、それでも自分たちだけでどうにかしてきた暮らしが長かったから、自分たちで解決するクセがついている。
心配ごとが無くなったからか、スングァンが部屋に戻っていき、ミンギュは改めて全員を確認してから眠ることにした。
大抵のことはできてしまえるミンギュのことを、ナナツアーのスタッフたちは不思議顔で見ていたけれど......。きっとエスクプスがいれば言ったはず。ミンギュがいれば、俺たちはどこでもやっていけるんだって......。

The END

 

ジョンハンとドギョムの水問題

「ヒョン、ハニヒョン」
「ん?」
「水が出なくなったって」
「ん、クレ......」
カトクの情報や、ミンギュから直接聞いたことをドギョムはジョンハンに伝えるけれど、すでにお疲れで眠りに入りかけているジョンハンはあんまりどころか、全然ちゃんと聞いてくれない。
「スタッフさんたちが、バタバタしてるみたい」
「ん......」
「シュアヒョンはシャワー待ちするって」
「ん......」
「原因は判らないって」
「......」
大きな声を出さずにドギョムは囁くけれど、放っておけばずっと何かを言い続けるかもしれない。
「ドギョマ。いざとなったらヒョンがどうにかするから、とりあえず寝ろ。明日も撮影があるだろ」
疲れてたけど、このままじゃドギョムが寝ないかもしれないと思ったのか、ジョンハンが結構長く喋った。
いざとなったら何をどうしてくれるのかは判らなかったドギョムだったけれど、でもその言葉を聞いただけで安心したんだろう。
やっと静かになって、落ち着いてしまえば疲れてるのはドギョムだって一緒だから、すぐに眠りについてしまった。
起こされたジョンハンはたまったもんじゃないけど、不測の事態だからしょうがない。
眠れなくなったついでに一度起き出して全員の様子を確認してこようと思ったけれど、実際にはしなかった。それは逆に部屋を覗きにきたミンギュがいたから。
「バタついてるのか?」
「いや、スタッフさんたちはバタついてるけど、俺らはそれほど。もうウォヌヒョンもボノニもチャニも寝てるし、ホシウジもチャイナの2人も、細かいことは気にしないし、シュアヒョンとスングァニも大丈夫そう。トイレ問題も片付いたし」
それだけ聞けば十分だろう。
「いざって時は俺が出るから、その時は起こして」
そう言えばミンギュが軽く「了解〜」って言いながら去ってった。でもミンギュがいれば大抵のことはどうにかなる。やっぱりジョンハンもそう思ってて、大丈夫そうだとホッとする。
後は目がさめてしまった自分が眠れるかどうかだが......。でもそれほど心配することなく、ジョンハンは眠った。やっぱり旅の疲れがあるからだろう。
目がさめても水は出ないままだったけど、それも旅の醍醐味だと言ってやれば、炭酸水で作ったラーメンだって美味しい美味しいと楽しむ弟たちがいた。
ジョンハンが出るようないざって時も、きっとないだろう。いやでもいざって時には本気で自分が前に出るつもりではいるジョンハンだったけど......。

The END

 

ジュンとディエイトの水問題

2人にしてみれば、何も問題なかった。
ディエイトはゲーム中にシャワーしていたし、ジュンもさっさと寝る準備をしてシャワーも終わらせていたから。
ミンギュがトイレ問題まで解決してたから、特に何を言うこともすることもなく、明日のためにさっさと寝ようって程度。
ディエイトは冷たいものは極力食べないし飲まない。ジュンにも健康のために冷たいものはダメだよと言ってくるけれど、別に宗教上の理由でもないから守れなかったとしてもペナルティがある訳でもない。
結局バタバタしたゲームが終わってみれば2人ともミッションに成功してて、ディエイトは終始ご機嫌だった。
次の日になっても水は出ないままだったけど、ディエイトのご機嫌は良いまま。時折テンションは高くなるけれど、ジュンは大抵いつも同じ感じだから、水が出なくたって慌てることもない。
「いざとなったらヒョンがどうにかするから」
そういうジョンハンがいるからかもしれない。
いざって時に何をどうしてくれるかは判らないけれど、謎に安心感がある。
そしてチングたちがそれぞれ、水なんて出なくても旅を楽しんでいるからかも。きっとそれはディエイトも一緒で、今日もミンギュは男前で飯を美味くつくり、ドギョムは朝から楽しそうに歌ってる。
時折ディエイトと目が合うけれど、やっぱりただただ楽しそうだった。

The END

 

ウォヌとバーノンとディノの水問題

ウォヌは結構酔っていたけど、リビングでジョシュアと話す映像を見る限りはまともに見えていた。でも水が出ないと聞いた時、なんでかボイラー室が調子悪いのかと思った。韓国では大抵のことがボイラー室でなんとかなるから。そう言ったら誰かが笑ってた。もはや誰と話してたかの記憶もなく、気づけば寝てたウォヌだった。
バーノンは水が出ないってはなしをベッドの中で聞いた。シャンプーが回ってくるのにはどうしたって時間がかかる。でも待つのも面倒で、どうせ放置しててもそのうち誰かがそろそろ風呂に入れと言ってくれる。だから気にせずゴロゴロしてたら、水が出ないとミンギュが言いに来てくれた。「ぉ? チンチャ?」とは言ったものの、別にだからって何をするでもなく、じゃぁ寝るかと寝た気がする。何かあればキムミンギュのとこに行けばいいんだなって思いながら。
ディノもどちらかというとそっち系で、疲れてたのもあってベッドの中に入ればすぐに寝てしまった。ミンギュがバタバタしてたのは知ってるし、遠くで水が出ないって誰かが言ってたのも聞いた気がする。でも睡魔には勝てなかった。
どっちにしろ起きた時に何かあれば、誰かに聞けばいい。聞く相手が見つからなければグループのカトクを見れば、何等かの情報があるはずで。なによりいざとなればジョンハンが絶対出てくるのが判ってる。
過去、いざって時があったかというと記憶はないが、いつだって95ラインのヒョンたちは、いざとなったら俺らが出るから......と言うから。
時々96ラインのヒョンたちが「ヒョンたち今がいざじゃない?」とか言っているけれど......。
そういうことを考えると、いつだって大丈夫な気になって、やっぱり睡魔には勝てなくなってしまう......。
そして起きればやっぱりそこには全部掴んでるミンギュがいて、完結に事情を説明してくれた。
ウォヌはいつもと同じような寝ぐせをこしらえて起きてきた。バーノンは朝から整っていた。ディノはミンギュと一緒に朝から美味しいものを食べ、水はまだだと言われても焦ることもなく、ちゃんと頭も洗った。

The END

 

エスクプスの水問題

起きたらカトクが山のように来てた。
もちろんグループのカトクも見てるから、イタリアで水が出なくなるというトラブルが起きてることだって知った。
しかし炭酸水のラーメンが美味しいとか、大浴場的な風呂の水で頭を洗っただとか、なんだかんだ楽しそうな情報も送って来てたから問題なかったんだろう。
「大丈夫か?」
ジョンハンのカトクにだけそう送ってみれば、「全然大丈夫」とあっさりとした返事が、秒速で戻って来た。
だから大丈夫なんだろう。
なのにメンバーを預けたマネヒョンたちは、何かやらかすんじゃないかとビクビクしてるらしく、しかもクプスと違ってメンバーだけのグループカトクの内容も見れないからだろう。
現地のナナツアースタッフからのコマ切れの情報を得て、「どうやらセブチがゲーム中に大暴れして、借りてる宿の水道を破壊したらしい」とか言い出していた。
こんなことならナナツアースタッフに紛れさせてマネヒョンを1人連れていかすんだったとか、いやなんならマネヒョン1人クビにして、急遽ナナツアースタッフに雇って貰えば良かったとか。何やらとち狂ったことを言いだしていた。
いやでも判る。メンバーだけのイタリアは、楽しそうではあるけれど心配でしかない。行きの飛行機でもはやパスポートを2度も無くしかけたはなしも聞いているから特に。
「大丈夫。いざとなったら俺が出るから」
そんなカトクがジョンハンから来てたけど、チングとして言うが、そう言ったジョンハンが前に出たことなんて一度も見たことはない..................。
いやでもミンギュがいたら大抵のことは大丈夫。そう言えば、その場にいたマネヒョンやスタッフヌナたちから「あの子が一番やらかすじゃないか」と言われ、まぁ確かに......となったエスクプスだった。

The END
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