妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

ぶっきらぼうでごめん

 

ウォヌのぶっきらぼうでごめんを、いいなぁ、いいなぁって、言ってたのはホシだった。
「何がいいの? ぶっきらぼうなウォヌヒョンが? それともそのネタ的なものが? でも実際にはウォヌヒョンぶっきらぼうとかじゃ全然ないし、ネタ的だって言うなら、ホシヒョンのホランへの方が浸透度も使い勝手の良さも、全然上じゃん」
と言ったのはディノだった。
マンネなディノの成長を感じてホシがすげぇってなったのは言うまでもない。

 

ウォヌのぶっきらぼうでごめんが、可愛かったよね? うん、可愛かったよって、独り言のように何度も言ってたのはスングァンだった。
「お前の方が可愛いけど?」
スマホに視線を落としながら、何も聞いてないように見えるバーノンが不意にそんなことを言うから、スングァンが真っ赤な顔して黙り込んでしまった。
最近いろいろあったから、バーノンはスングァンに優しい。
いやいろいろなくたって優しい。それは判ってる。でも今までなら言葉にしなかったあれやこれやを、全部ちゃんと口にしてくれるだけ。
「そんなの、知ってるけど?」
スングァンが真っ赤な顔で、それでも頑張って言い返していた。恥ずかしがった分だけ小声だったけど。

 

ウォヌのぶっきらぼうでごめんが良かったってはなしながらも、「でもお前の方がぶっきらぼうじゃね?」って言ったのはエスクプスで、言われたのはジョンハンで。
「なんでだよ。俺のどこがぶっきらぼうなんだよ」
ジョンハンがそう言えば、「勝手に出かけるし、気づけば飯食べ終わってたりするし、俺が誘わなきゃほとんどタイミングあわせないじゃん。連絡だって小まめじゃないし、俺はいつでも電話出るのに、お前はつながらない時あるもん」と、エスクプスの言葉は尽きない。
いや、俺らってつきあって半年ぐらいなの? みたいな気持ちになったジョンハンだった。

 

ウォヌのぶっきらぼうでごめんに、にやついてたのはミンギュで、そりゃ当然ぶっきらぼうなウォヌも、ぶっきらぼうじゃ全然ないウォヌも、カワイイウォヌもカッコイイウォヌもダレてるウォヌも寝てるウォヌも食べてるウォヌも疲れてるウォヌも、なんだかんだあった後のウォヌも。全部知ってるからだろう。
ニヤニヤしてたら「顔が変態になってるぞ」とディエイトにツッコまれて、慌ててシャキって顔に戻したミンギュがいた。
ギリギリカメラには抜かれてなかったけれど、メンバーと古家さんには見られてた......。

 

ウォヌのぶっきらぼうでごめんを見て、ジョシュアは「キョ~」って言い続けてたら、不意に横から「シュアヒョンって、結構なんでもキョ~って言うよね」とドギョムが言ってきた。
「いやでもほんとにカワイイじゃん」
素でそう思ってるっていうのに、「いや、なんか詐欺臭がする」とか酷いことを言う。
ディノがそれを聞いて爆笑してる。でも笑ってるディノだってカワイイ。そう言えば「どこがだよ」とスングァンにツッコまれる。
それでスングァンとディノが揉めはじめたけど、そんな2人を見てるのもカワイイ。
まぁしょうがない。不愛想なウジだってカワイイし、デカすぎるほどデカいミンギュだってカワイイし、驚くほどに整ってるジュンだってカワイイんだから。
そう言えばドギョムがまたもや「シュアヒョンって案外、趣味悪いよね」とか酷いことを言う。でもジョシュアに「いやでもお前が一番カワイイと思ってるけど」って言われて、微妙な顔になったドギョムだった。

 

ウォヌのぶっきらぼうでごめんを見て、「ほへ~」って声を出してたのはジュンで、なんでか感心してるようだった。
「なんだよ」ってウォヌが言えば、「器用で羨ましい」とジュンが返す。
アイドルなんてしてるくせに視線を集めると途端に照れたりするジュンのことを知ってるウォヌが笑う。こんなの、テキトーにやればいいんだって言いながら。
ほどほどにやってもカラットたちは喜んでくれるし、なんでかメンバーはさらに喜んでくれる。
頑張ってたら褒めてくれるし、頑張れなかったら励ましてくれたり慰めてくれたりもする。だから楽しめばいいんだってとウォヌが饒舌に話せば、ジュンは頷く。
「いやでもお前のどこが、ぶっきらぼうなの?」
ジュンが笑って言うのに、「だな」ってウォヌも笑う。

 

ウォヌのぶっきらぼうでごめんを見て、「ウジヒョンの方がぶっきらぼうじゃない?」って言ったのはディエイトで、「え? お前の方がだろ?」って言い返したのはウジだった。
お互い愛想がいいタイプじゃないことは知ってるからかもしれない。
「でもウジヒョンたまに甘えるじゃん」とディエイトが言えば、「お前だってなんでかドギョミにはデレデレになってたりするじゃん。ジュニにはキツイのに」と言い返されて、珍しくディエイトが撃沈していた。
「でもまぁ2人とも、機嫌とらなくても、謝らなくてもいい相手だからいいよな」
そう突然2人の会話に割り込んできたのはユンジョンハンで、見れば遠くでマネヒョンに向かって「ジョンハニがぶっきらぼうだよ。アイツが絶対一番だって」と何故かゴネてるエスクプスがいた。
「ハニヒョンファイト」って言ったのはウジで、「でも嫌いじゃないんでしょ」って言ったのはディエイトで。
そんな2人の言葉に盛大にため息を吐いたジョンハンは、それでも笑って「はいはいはいはい。ぶっきらぼうなハニが行くよ~」とか口にしながらエスクプスのもとへと歩いて行った。

ぶっきらぼうでごめん......。カラットたちが盛大に喜んでいたけれど、セブチの面々だって、結構それで喜んでいた............。

The END
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