妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

勇気があってもできないこと feat.愛のバカヤロー

注意......

日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。

クパン(両親?)と、ホシウジ(子供=小学校5年生頃)設定の301号室と、

ジョシュア(保護者)と、ディノ(永遠の5歳児)設定の302号室と、

ウォヌ(社会人)とミンギュ(大学院生)の、兄弟?設定の303号室。

1階で花屋さんを営んでるドギョムとか。

202号室の先生チャイナ(ジュンとディエイト)とか。

2階のソラブーとか。

そんな彼らのおはなしですが、それでも良ければどうぞ............

 

sevmin.hateblo.jp

 

勇気があってもできないこと

5年生にもなると、いっぱしの韓国ナムジャになるのかもしれない。
ウジは毎朝、全然起きない。ほぼ寝ながらご飯を食べる。ホシは朝から元気で、でも忘れ物は相変わらず多い。
でもジョンハンはもう2人を起こしたり食べさたりトイレにいかせて着替えを手伝ったりなんてしない。
時々「急げよ。遅れるぞ」っていう程度だった。
小学校にも、ディノと3人で通う。
もうジョンハンとジョシュアが後ろからついてくることもない。
ホシとはもう同じクラスでもないけど、それでビクビクしてるウジでもなかった。
勉強は普通ぐらいにはできた。でも1番好きなのは音楽の授業で、次は体育だったから、やっぱり普通の小学生だった。
休み時間にはホシが当たり前のようにやってくる。長い休み時間にはホシとウジはディノのところに行く。
昼も一緒に食べる。
ディノだけ物凄く早く終わる時もあるけど、そんな時以外は、早く終わってもディノは待っていて、帰りもほとんど一緒だった。
ウジもホシも、もう判ってた。ディノが普通じゃないってことは。
ホシもまだ小さいけれど、ウジはもっと小さい。それでもディノは2人のことをヒョンって呼ぶ。
一緒にいることで恥ずかしいと思ったことだってある。それを反省したことも。子ども相手だってのに、いや子ども相手だからか、何かを言ってくる大人たちもいる。そんな大人たちを見てるからか、子どもたちだって生意気にも、「学校に通って何の意味があるわけ?」とか、言ってくる奴がいる。
でも意味ならきっといっぱいある。
ディノがいないよりは、いた方が楽しい。3人でいることがもう当たり前で、いないことは考えられない。ただそれだけだった。
何が幸せで、何が愛で、何がより自分にとって大切なのか。そんな難しいことはまだわからなかったかもしれない。でもきっと、心の中のどこかではちゃんとわかってもいたかもしれない。
だからこそウジとホシは、長い休み時間になればディノのもとに行ったんだから。
ディノが1人ならバカにする誰かが、ウジとホシがいるだけで寄って来ないと知っていたから。
ディノのクラスの先生が、いつだかウジに向かって言った。
「勇気があってもできないことだ」って。
そうだろうか。ウジやホシを見つけたら、嬉しそうに「ヒョンッ」って言ってくれるディノがいる。ただ自分より大きな弟を、家族を守ってるだけなのに、そこには勇気が必要なんだろうか。家に帰ってから家族相手にそう言えば、お前もやっぱり韓国ナムジャだなってエスクプスが嬉しそうに笑ってた。

The END
1060moji