妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

愛は深い。そして重い。

 

そうしたら、いつでもお前にまとわりつけるのに。
風になれたらと言いながら、エスクプスが鬱陶しいことを言った。
でも付き合いは長いから、「でも風だと触れないじゃん。こうやって」って言いながら手をツンツンしてやったら、エスクプスは嬉しそうに笑ってた。
2人して必死に育てた訳でもないのに、愛は深い。そして重い。
エスクプスのその気持ちの重さに、ミンギュは昔、結構真剣な顔をして「大丈夫?」って聞いてきたのに、とぼけているようで案外見てるのか、ウォヌは逆に「それ、クプスヒョンに聞いてやりなよ」と笑ってた。
つまりは、ジョンハンの気持ちだって十分に重い。いやもしかしたら、より......なのかもしれない。
愛してると言ったら愛してると返しいて欲しいとエスクプスは言う。もちろんそう言われれば素直に愛してると返すジョンハンだったけど、誰かに愛を求めることはあまりしない。
きっとそれは、俺が愛してるからいいとでも思ってるからかも。
それとも、愛されてるのは当然とでも思ってるからかも。
大抵の人は愛されているかどうかが不安になるのに。こんな自分でも、この世界のどこかに愛してくれる人が本当にいるんだろうかって思いながら生きてる人が多くて。そんな誰かに出会っても、それがホンモノかどうかが、相手の気持ちだけじゃなく、自分の気持ちまでをも疑う時があるっていうのに。
ジョンハンは揺るがない。
不安になることだってたくさんあるはずなのに、「ケンチャナ」って笑う。
もう大切な存在になってしまったら、それはもう守るべきもので慈しむもので、この世界のどこでもいいから幸せでいてくれないと困るもので。
幸せにと願う。ただ漠然と。
でもそれは改めてじゃなくて、当たり前のように毎日の中にある。
ちょっとだけ深い愛。そう見えて、底なし沼のような愛だったりするけれど、一生このままずっと一緒にいたいとか、離れたくないとか言っても喜ぶ相手がいるんだから、何も問題ない。
苦しむことも、耐えることも、2人なら何も問題ないと本当にいいあって生きてきたんだから。
グループのために、メンバーのために、自分たち以外に膨れ上がる仲間たちのために。
それからいつだって、側にいてくれるカラットたちのために。
不意に手を繋いでくるのに、当然のように握り返す。
そっと腕をさすってくるのに、ポンポンと叩いて返す。
愛情表現なんて僅かでも、そこにはちゃんと愛があるってお互い知っている。
置いて行くこともあれば、置いて行かれることもある。
でもどちらかがいれば、弟たちを守れるとも思ってて......。
ちゃんと話し合ったこともないのに、お互いの愛が深くて重いってことをなんでか理解してるのは、相思相愛だからかもしれない。
守りたいものが増えていくってため息をつきながら、でも諦めないエスクプスがいて。
見返りを求めない愛はだって、諦めるようなもんじゃないだろ......って当然のように思ってるジョンハンがいて。
何かがあったて、すぐには会えない距離だって、誰かが失敗したって無理をしたって頑張れなくたって。何も問題ない。
俺がいるよ。いつだって側にいるよ。
そうやってジョンハンは生きているから。
愛は深い。そして重い。
その事実を知ってる人も、いつか、遠い未来にきっとまた知るだろう。
いや、どれほどだよ......って。

The END
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