妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

青春讃歌

なんだかんだで初めて向き合う今日だから......

いつだって、はじめての今日。
曲だけでもステキなのに、歌詞もよくて、そしてMVはもっともっと良かった。


SEVENTEEN (세븐틴) '청춘찬가' Official MV


SEVENTEEN(세븐틴) ‘청춘찬가' M/V BEHIND THE SCENES


SEVENTEEN(세븐틴) - 청춘찬가 (Cheers to youth) @SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’ AGAIN TO SEOUL

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[INSIDE SEVENTEEN] ‘LALALI, Spell, 청춘찬가’ MV 리액션("LALALI, Spell, Cheers to youth" MV Reaction Sketch)

青春賛歌

「わーわーわーわー」とドギョムがなんでか叫んでる。
「落ち着け〜」とジョンハンは気にしてない。
どっかでギャハハハとウジが笑ってて、スングァンは何かを見つけたのか凄い凄いとスタッフさんたち相手に騒がしく、それもこれも全部いつも通りだと笑顔で見守ってるジョシュアがいた。
ある意味、ボカチは通常運転だった。
集まっても騒がしいが1人ずつでも騒がしい。
食べてる時と寝てる時は静かとは言われるが、大抵の人がそうだろう。まぁボカチは時々は食べてる時も騒がしいけど。
「だって俺ら1人多いもん」
と、ジョンハンもジョシュアもウジもドギョムもスングァンもそれぞれ言うけれど、全スタッフたちがそれはあまり関係ないだろうと思ってた。
争いごとというか、諍いは、常日頃から起こる。
それは笑いに貪欲なスングァンの文句からはじまることもあれば、一度ウケたことは本人が飽きるまで繰り返すウジの言動によることもあれば、人のネタを丸パクリしていくドギョムが原因のこともあれば、優しく笑ってるくせに全然人の話を聞かずに相槌を打つジョシュアが原因なことも。
いやでも天使の笑顔で悪魔の所業を行うジョンハンが原因なこともあるんだから、ボカチが騒がしいのはもはやしょうがないかもしれない。
そして今まさにスングァンとドギョムが揉めだした。どうやら何かのネタ的なものをお互いやって、どっちの方が上手いかでヒートアップしたらしかった。
絶対元ネタを知らないだろうに、ジョシュアが適当に上手い上手いととドギョムに言ってしまったことも、間違いのもとだったかもしれないし、似てるか似てないかも判らないのに大抵爆笑してるウジだって悪かったかもしれない。
まぁでもウジの笑いのハードルは下手したら小学生レベルだからしょうがないけど。
「だいたい最初にやったのは俺なのに。いっつもドギョミヒョンは後から乗っかってくるじゃん」
「そ、そんなことないだろ」
「そんなことあるよ。そんなことばっかりだよ」
「ヤーッ。なんでだよッ」
「いつもそうじゃん。ドギョミヒョンはいっつもそうだよッ」
スングァンは迂闊に色んなことを言う。ドギョムはうっかりそれを本気にする。お互い傷つけるつもりはなくても傷つくこともある。
話が拗れそうなら誰かが止めただろうが、ジョシュアはどっちかの味方はしないし、ウジは多少まわりが騒がしくても頭の中で音を奏でられるし、色んなことに目が届くジョンハンは、ミンギュの訪れに気づいてたから放置してた。どうせミンギュがどうにかするだろうと......。
ミンギュは大抵、互角の勝負なら弟を優先する。でもどちらか一方が押されてたりより傷ついてたりするなら、そっちを優先する。
だから今度も「そんな言い方したらドギョミが誤解するだろ」って言いながら、ドギョムのことをガバっと抱きしめる。
「ミンギュや〜」とドギョムは喜んで。
「なんでドギョミヒョンの味方すんだよ」とスングァンは怒って。
でもミンギュはちゃんと、「俺はお前の味方でもあるよ。当然だろ」と言ってスングァンにも手を伸ばした。そうしたらそれこそ当然のようにスングァンもミンギュに抱きついてくるから、結局ミンギュは2人を抱きしめる。
抱きしめられながらもスングァンはまだ「う〜う〜」唸ってはいたけれど、最終的には「ごめんヒョン」と謝ってもいて、そしてドギョムも「うん。大丈夫」と返していた。
いやきっとドギョムは後でジョンハンやジョシュアにカトクをいっぱい送って、『俺って、そうかな?』とか言い出しそうだけど、ひとまずその場は収まった。かに見えた。
でも今度はなんでか、スングァンとドギョム対ミンギュで言い合いがはじまっていた。
スングァン曰く、「キムミンギュは自分がハグしたら俺たちなんてどうとでもなるって思ってるよ絶対」ってことで、ドギョミ曰く、「俺らお前にほだされてやってるんだよ」ってことらしい。
「なんだよ。じゃぁこれから2人には絶対ハグしないけど、いいのかよ」
さっきまでは大きな心で2人を包み込んでいたはずのミンギュがそんなことを言い出すもんだから、ちょっと静かになったはずの部屋の中はさらにうるさくなったかもしれない。
「ハニヒョンもシュアヒョンも、見てただろ? 俺優しかっただけなのに、この2人は恩を仇でかえしてくるよッ」
ミンギュがジョンハンとジョシュアを味方にしようと頑張れば、当然スングァンとドギョムだって頑張ることに。まぁその相手はウジだったけど。
「ウジヒョンだって見てたよね? いやせめて聞いてたよね?」そうスングァンが言う。
「そうだよ。ウジヒョンも何か言ってやってよ。ボカチの輪を乱そうとしてるんだよッ」とドギョムが言う。
最初は2人でケンカしてたくせに、どの口が言ってんだ......って感じだけれど、ウジはそこにふれずに「背の高い奴は自分本位だからな」とか、適当なことを口にする。
「ヒョ〜〜〜〜ン」
ミンギュがジョンハンとジョシュアに向かって甘えた声を出す。デカい図体して気色悪い......とか言われそうだが、どんだけデカくたって可愛いと思ってるんだろう。
「まぁミンギュは悪くないよ」と笑いながらジョシュアが少しだけミンギュに加勢した。
「ほらみろよ」とミンギュが威勢よく言えば。
「なにがほらだよ」とスングァンが受けて立つ。
そして「そうだそうだ」とドギョムが言えば、ウジがそれにあわせて「そうだ〜そうだ〜」とまるでハモってるかのように音を刻む。
まぁいつも通りと言えばいつも通りな、ただただ煩いボカチの部屋だった。
そんな部屋にエスクプスが突然やってきて、「ヤー」って言葉で全員を黙らせて、それから「ミンギュや、戻れ。ボカチが2番手だぞ」って言葉でミンギュを連れ去ろうとした。
詳しい説明なんて何一つないというのに、ジョンハンはすかさず立ち上がる。スングァンがすぐにそれに続く。
何かあれば、そしてその内容を知りたければ、マネヒョンの動きを見れば大抵のことは判るとばかりに、2人は廊下を覗き込んだ。
でもマネヒョンを見つける前に、廊下の端に立つ弟たちを見つけた。
いつから待ってたかは知らないが、エスクプスが来たってことは待たせてたってことだろう。
ジョシュアとドギョムに説明するのを、ウジはしっかり聞いていた。
スングァンとドギョムはテンションがあがって、手に手を取り合う勢いで喜んでいる。
ジョシュアだってニコニコで、でも写真と撮るならとスタイリングをメイクヌナに頼んでた。
当然それを見て「シュアヒョンだけ狡いよ」とスングァンとドギョムがまたしても騒がしい。
「ハニヒョンは? いいの?」そうスングァンが聞けば、「俺はどんな時でもカッコイイか美人か可愛いかキレイかだから、何も問題ない」とか言い切って、ドギョムを笑わせていた。
「俺らが2番目ってことは、最後がどうせパフォチだろ? チャレンジでもするのかな」
なんの興味もありませんって顔をしながら、ドンピシャな推測をしてみせたウジに、スングァンとドギョムが「おぉ」とか「ぅわぁ」とか、やたらろリアクションすら騒がしい2人がいた。
でも結局のところ、ボカチが騒がしいのは2人のせいだけでは決してない。
「じゃぁ俺らはどうする?」
大抵ジョシュアが澄ました顔でぶっ込むから。
「まぁじゃぁ俺らは歌う?」
それにジョンハンが乗っかるから。
当然スングァンとドギョムだって、「じゃぁ俺らハモる?」「アレンジも入れたい」とか言い出して、「「ウジヒョンッ」」って、変なとこだけ2人は揃う。
ケンカしてたはずなのに......。
まぁでもウジだって、バカなことには付き合わないみたいな顔をしていて1番笑ってるし。忙しいからそんなことはしませんみたいな顔をして乗り気になるのは早いし、最終的にはボカチ全員でワイワイガヤガヤしながらも笑ってる。
無事に弟たちを迎え入れた時には、勝手に編曲した弟たちのデビュー曲を歌って見せて、どうだって感じで楽しんでいた。
ボカチはいつだって1番騒がしいけれど、1番楽しそうでもあった。だって全員、笑ってるから......。

The END