LEFT&RIGHT2（MV100M Anniversary）
2022/8/8（月）記念すべきスンチョルさんのお誕生日に、見事100M達成♪
ということでレフライ2はじまってます。
そして現在5周目ですが、まだまだ取っ散らかってます!!!!!
sevmin.hateblo.jp
は、犯人は犯行現場に戻る2
ディエイトはヘンガレに戻って来た。
ヘンガレの世界のオークションに人が乗れるルンバが出ると知って、適当な額で参加しようとやって来たから。
なのにヘンガレに戻って来た瞬間には「は？」ってなっていた。
何も考えずにオフった場所に戻って来てみれば......。
目の前にはジュンがいた。座ってる。
その横にはドギョムもいた。座ってる。
そしてその横には見知らぬギャルがいる。座ってる。何故かドギョムを越えるようにして伸ばした手はジュンの手首をしっかりと握りしめていた。
「誰だよ」
思わずリアルな世界でそう呟いたほど。
3人とも動きもしなけりゃ話もしない。だからヘンガレからログアウトした訳じゃなく、身体を置いたままその場を離れているんだろう。
時々ディエイトだってそうする。ヘンガレの世界で物凄い綺麗な空とかを見たら、その場に座り込んで放置する。そうするとリアルな世界で忙しくて、なんだか癒されもするから。そうしたら大抵ヘンガレの世界の自分の横にはいつの間にかジュンがいたりして、リアルな世界では一緒にいられなくても、ヘンガレではずっと一緒だと思うとやっぱり癒される。
だからそれはある意味特別だっていうのに、今は見知らぬギャルがいる。まぁドギョムもいるけど。
物凄い短いスカートに、それを隠すためなのか可愛らしさをアピールするためなのか、ひざ掛けなんてものもかけている。
ゲームの世界のことなのに、思った以上にイラっとしたディエイトは気づけばジュンの手首を掴むそのギャルの手を外してした。それからちょっとだけその身体も動かして距離を開けてみる。1人だけ遠くにするのも微妙かもと、ジュンとドギョムとギャルと、等間隔で離しておいた。
それから、ヘンガレの世界のデータも勝手に改ざんしておいた。
普通は確認なんてしないけど、それでも犯罪的なことが起きた時にサポートに問い合わせれば、どんな場所でも時間でも、その場の様子が確認できるシステムになっている。
別にギャルに悪戯した訳でもないけれど、ちょっとだけ後ろめたかったからかもしれないし、そんなことでムッとした自分が恥ずかしかったからかも。
まさかそのギャルの中身もまたジュンだなんて、当然ディエイトは知らなかったから。
ジュンの予想通り、犯人は犯行現場に戻って来ていた......。
けれど残念ながら絶妙なタイミングで、ドギョムもジュンもヘンガレの世界にはいなくて。
ディエイトはオークションのことをすっかり忘れて、そそくさとヘンガレの世界を後にした。
The END
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