LEFT&RIGHT2（MV100M Anniversary）
2022/8/8（月）記念すべきスンチョルさんのお誕生日に、見事100M達成♪
ということでレフライ2はじまってます。
そして現在5周目ですが、まだまだ取っ散らかってます!!!!!
sevmin.hateblo.jp
は、犯人は犯行現場に戻る
ジュンはヘンガレに戻って来て、言葉を失っていた。
いや、正確にはリアルな世界では「ぅえ？」とは言ったけど。
ホンモノの自分が座ってる横にはドギョムがちょこんと座ってた。動きがなくて、ドギョムも乗っ取られた可能性があると思ったら、動かずにはいられなかった。
だからそのドギョムの横にピチピチギャルな自分を座らせて、ヘンガレの世界を放置する。
リアルな世界でドギョムの連絡先は知らないけれど、勤め先だけは判ってた。
だから取引先の人みたいな風情で電話したのに、「イソクミンは先日から病気療養中で休みをいただいております」って言われて電話口で言葉を失った。思わず電話を切るタイミングを失って、後任の担当者と挨拶までしてしまったほど。
全然、ヘンガレの世界では当然元気で、そんな素振りは全く見せていなかったのに。
それほど長くヘンガレの世界を放置してた訳でもなかったのに、ウジからの連絡も気づいてなかったし、リアルな世界ではもっと忙しなくてウォヌからもジョシュアからの連絡にも対応できていなかった。
そうしてヘンガレに戻って来てみたら、なんでか自分には似合わない花柄のひざ掛けなのか、綺麗な布が自分の膝にかけられていたから。
ホンモノの自分もドギョムも全く動いてなくて、誰かに話しかけられたログもない。だから見知らぬ誰かの親切というよりも、それにすら何か意味があるような気すらして。
ジュンはウジに連絡を取ろうとした。ウォヌはきっとミンギュの件でゆとりなんてないだろうし。
ヘンガレで話しかけようか一瞬悩んでスマホを手に取った。
その時にはスマホにウォヌからもジョシュアからも連絡が入っていたことには気づいていたけれど、珍しくもジュンだって慌てていたのかもしれない。
とりあえずヘンガレの世界でジュンは、隣りのドギョムを挟んで向こう側にいるホンモノの自分に手を伸ばす。しっかりとその手を掴んでおけば、犯人にだけは伝わるはずだから。
そして今度はパソコンの前に座った状態でスマホを操ることにした。ヘンガレの世界から目を離さなければ、何があったとしてもすぐに対応できるはずだから。
でもそんな努力は数分で邪魔されたけど。
ホシが「ジュナッ」って叫びながら部屋の中まで飛び込んで来たから。
玄関を開けるための電子音は確かにしたからてっきりディエイトだと思ったってのに。
「なんでホシが、俺んちの暗唱番号知ってるんだよ」
そう言えば、「いや、勢い？」と謎なことを言われたけれど、結局そんなことがあってヘンガレの世界から目を離してしまったジュンだった。
「ジュナ、ヘンガレに俺もこっからログインしてい？」とか、ホシに言われてパソコンの前を追われたりもしたからでもあるけれど......。
The END
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