妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

ウォヌヨンが眠ってる BitterSweet

BitterSweet

ビタスイのミーニーの続きが書きたくて、でも長いのは書けそうになくて、ミニマムで時々、ビタスイの2人を書こうと思う............。えへへ。

sevmin.hateblo.jp

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ウォヌヨンが眠ってる

ミンギュが奥での仕事を片付けて店に出てきたら、店内は小洒落た音楽が鳴ってる以外は驚くほど静かでちょっとビビったほど。
見ればウォヌがカウンターの内側のいつもの場所で寝ていた。
読みかけの本をそのままに。寝てる割にはいつも通り姿勢が良くて、寝ててもウォヌっぽかった。

ミンギュの姿を確認して、座ってたお客さんが2人立ち上がってきたから、ウォヌのその姿に注文すら我慢してたんだろう。
黙ったままでメニューを指さして注文してくるのに、思わずミンギュも頷くだけで答えてしまう。そして店内にはスマホ決済の音だけが響くという。
さすがにミンギュはウォヌに甘い認識があるけど、どうやらこの店では誰もがウォヌには甘いのか。それともその眠る姿が珍しいのか。

少し早いけど、店の表にはクローズの札を出す。
すでにいるお客さんたちには気にせずのんびりしていって欲しいと、これまたジェスチャーで伝えれば、お客さんたちも黙ったままで頷いていた。

店にこれ以上誰かが入ってくることはないけれど、寝てるウォヌをそのままに離れる気にはならなくて、カウンターの中でできる仕事を探す。
眠たいならそう言ってくれたら、もっと早く店を閉めたのに。そう思いながらもウォヌのことを見るともなく見ていると、時折眉間に皺を寄せていたから何か夢でもみてるのかもしれない。

誰も話さないから、時折コーヒーカップのカチャリって音だけが聞こえてくる。普通のカフェだと言うのに、お客さんたちはカトクでやりとりでもしてるのか、それとも筆談か。どちらにしろ大変だと言うのに、帰る時にカウンターまでグラスやカップをさげに来てくれるお客さんたちはみんな、何故か今日のこの沈黙の時間にテンションがあがったと、物凄く頑張ってジェスチャーで伝えてくれた。もちろんお詫びにと全員に小さなクッキーをあげたらそれも喜んでくれた。そしてみんな、物凄い静かに店の扉を開けて去っていく。もう絶対にウォヌの眠りは妨げないと思ってくれているんだろう。

1時間も経てば、店の中にはウォヌと2人きりだった。
もっとゆっくりしてくれてもいいのに、座りながらも器用に寝るウォヌが疲れて見えたのかもしれない。ゆったりできないカフェなんて、それこそ口コミですぐにお客さんが離れて行ってしまうはず。まぁでも今よりお客さんが少なくなったらなったで、少しのんびりできるから、それでもいっかと思うけど。

そろそろウォヌのことを起こして帰り支度でもはじめるかって思った時、ゆっくりとウォヌの身体が傾きはじめた。
慌てて駆け寄って支えようとしたけれど、間に合わなくてウォヌの身体を支えながらもそのまま倒れこむ。

「わ............。俺、落ちる夢見た」

人の身体の上で目覚めて驚いたのかと思ったら、落ちる夢を見て驚いたらしかった。

「いや、夢じゃないから、確実に落ちたから今」

そう言ってもまだ頭が寝てるのか、「うん」とは言うものの、ミンギュの身体の上から起き上がろうともしない。まぁいいけど。店にはもう客もいないし。

「落ちる夢だった」
「うん。夢じゃなくて落ちたけどね」
「あぁ、落ちたのか」

しばらくウォヌはボーっとしてたけど、「なんで俺ら、こんなとこで抱き合ってんの?」って驚いていた。
ミンギュがため息を盛大につきつつ「だから、落ちたんだって」ともう一度言って、危ないから店の中で寝ないでよと言えば、「いや、お前が昨日、なかなか眠らせてくれなかったからじゃん」と言い返された。
いやまぁ確かにもごもごもごってなったミンギュに、「まぁでも俺も楽しんだからな」と、からからと笑うウォヌがいた。

後から店の中が沈黙に支配されていたと聞いて、自分もそれを体感したかったとそれを一番悔しがっていたウォヌだったけど、きっとミンギュが寝ていてもそんなことにはならないだろう。

The END
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