妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

THE SUN RISES AGAIN

落ち着く声......

ジョシュアさんのその声は、優しくて落ち着く。
あぁでも凄いな。声だけを聴いて、ジョシュアさんだと判るんだから。
しみじみする。


SEVENTEEN NEW RINGS CEREMONY : The Sun Rises

指輪物語......

指輪のおはなしは、前にリクエストをいただいて書いたんだよな。
適当に書いた割には気に入っている。クパンな2人のはなしだった気がする。

sevmin.hateblo.jp

 

続けることに意味があるよね......

小さい理由は、最初は誰も知らなかったのに。
気づけば誰もが信じる理由になっている。
何事も、続けることに意味があるのかもしれないね。
その指輪にいつのまにか込められた思いは、世界中のカラットの分も含めて、かなり重いだろうに。
でも、13人が同じ指輪を嵌めていることに、きっとカラットたちは自慢だし、嬉しいだろうな。

 

そうなんだよ。継続は力なりなんだよ......

努力も怠惰も、チリツモなんだよ。
いや、反省しそうになるなwww
でもセブチの皆が、毎日毎日、頑張っていることも知っている。
その努力が、あれだけ踊りが揃うことに繋がってるんだと思うと、しみじみするな。
ということで、地味に私も書き続けよう。大したおはなしじゃないけどさ。

 

THE SUN RISES AGAIN

声が聞こえた。ディノの声が。
「ウジヒョン、何してんの?」
仕事に決まってんじゃん。何してんのも何も、今も当然のように編曲しながら、後何かが足りないと音を探してる最中で、眠ったか眠ってないかも判らないような感じで、座りなれた椅子からもう数時間以上も動いてない。
さすがにトイレに行きがてら身体を伸ばして、それから何かカロリーを取らなきゃって思ってるのに、声も出なけりゃ身体も動かなかった。
「シッ。やっと寝たとこだから」
ホシの声が聞こえる。
あぁ、座りながら寝落ちして、身体をソファに移動させられたのか。そこまで気づいて、すぐに起きるよ。寝てる時間なんてないんだから。って言ったのに、やっぱり声なんて出なかった。
「もうずっと、曲作りを続けてるじゃん」
そうだよ。作り続けないと、先に進めないから。
「そろそろ限界じゃないの?」
限界なんてない。まだまだ俺らは、上に行くんだから。
「ウジヒョンが、すり減っちゃうよ」
誰かがそう言って、ウジの頭を撫でていく。
声はディノだけど、ディノが容易にウジに触れてくるとは考えられない。だから頭を撫でたのはホシかもしれない。
すり減っただろうか。ちょっとだけ考える。でも一曲作り上げた時の力尽きる感じは何度も経験したけど、気分は悪くない。はじめて皆に聞かせる時のドキドキ感と高揚感も嫌いじゃない。音源が出る時はさすがにビクつくけれど、音源のダウンロード数や再生回数はウジの慰めにもなる。
体調管理も大事だから、どんなに時間がなくても運動場には必ず行く。体力も落としたくないから、時間がなくても何かは口にする。ついていけなくなる訳にはいかないから必死に踊る。
無理するなって声はいつだってあちこちから聞こえるけれど、無理はしてない。
あぁでももう無理することが日常になっているかもしれない。
1人で苦しむなとも、ヒョンたちは言ってくれるけど、曲を作るなら、その苦しみはどうしたってついてくるから。
真っ暗闇に包まれる。まぁ寝てるから、しょうがない。
もう少ししたらきっと、「ジフナ、そろそろ起きろって」って、ホシが起こしてくれるはず。ゆっくり寝かせたいとも思ってくれてるはずだけど、寝過ぎたらまた起きた後に自分が苦労することも知っていてくれるから。
少しだけ、休んだら。また頑張るから。
でも真っ暗な中でも、音が聞こえる。あぁ、落ち着いたらこんな曲も作りたいって思えるような。
だから職業病がひどすぎると笑ってしまう。
「ジフナ。俺たち、練習に行くから」
ホシの声がして、閉じてた目が開く。やっぱり身体はソファの上で、そこにはパフォチが揃ってて今から練習があるという。時計を見れば夜中の2時過ぎだった。
「戻ってきたらまた起こしてやるから、このまま寝ててもいいぞ」
ホシはそうも言ったけど、「起きる」って言ったウジだった。声がちゃんと出て、ちょっと笑う。
それから真っ暗闇で流れた音をメモに残した。イメージとか、音そのものとか、いろいろ。それからまたちょっと笑う。
時々皆がウジのことを辛そうに見る時があるけど、でも今の自分は思った以上に悪くない。作り出すものの8割は駄作だけど、2割は気に入ったものができて、そのうちの極々僅かなものが世の中に出て行く。
さっきまでは何度聞いても違和感しかなかった音が、少しずつ聞きなれてきたのか耳に馴染んできたのか、悪い気はしなくなっていた。一瞬の睡眠が、何かを変えたのかは判らないけど、ホシたちが練習を終えて戻って来るまでには、何かが完成しそうな予感がしてた。
こんな時は太陽が顔を出す頃には、もう1曲ぐらいはできちゃうかもしれない。

The END
1509moji