注意......
日頃から妄想を書いてますが、さらに妄想となっておりますので、ご注意ください。
クパン（両親？）と、ホシウジ（子供＝小学校1年生頃）設定の301号室と、
ジョシュア（保護者）と、ディノ（永遠の5歳児）設定の302号室と、
ウォヌ（社会人）とミンギュ（大学生）の、兄弟？設定の303号室。
そんな彼らのおはなしですが、それでも良ければどうぞ............
学校は寝ちゃいけないらしい
ウジは小学校に通いはじめた時のことを、鮮明に覚えてる。
ジョンハンとホシとウジの3人で、毎日毎日登校の練習をしたことは覚えてないけど、はじめて小学校に登校した日。たぶんそれは入学式ってやつで、ホシと手をつないで学校に入ったとこまでは良かったのに、教室に入ってみれば1人だったから。
クラスがホシとは違うっていうことの意味が判らなくて、教室で小さい机と椅子に座ったまま、固まっていた。頭の中はパニックで、もう少しで泣きそうだった。
でも泣かなかったのは、教室の後ろにはジョンハンがいて、「ウジや。ケンチャナ？」って時々声をかけてくれていたから。
その時別の教室ではホシが、「ウジがいないッ！」って騒いでたとは知らなかったけど、ホシのところにはエスクプスがいてやっぱり「ホシや。ケンチャナ」って言ってたらしいが、ホシだってパニクって、「モヤケンチャナッ！」って言いながらウジを探しに行こうとしたらしい。
ウジだって、その気持ちはよくわかる。だって振り返ってジョンハンに向かって必死に、「ホシがいない」って伝えたから。いつだって勢いに任せて走っていってしまうから、きっと今も教室が判らなくなってるはずで。
小学校に通う練習をする前に、ホシと離れ離れになることを教えといて欲しかったし、そっちの練習をさせてくれた方が良かったとは、大分大きくなってから思ったことだけど、とにかくホシと離れ離れになるなんて聞いてなくて、大パニックな小学校初日だった。
帰りにエスクプスとジョンハンとホシとウジで、なんでか家族写真を撮りに行った。珍しく全員小綺麗な恰好をしてたからだろうけど、離れ離れがショックすぎて、それからその後再会できたことが嬉しくて、ホシとウジはなんでか盛大に泣いていたから、その家族写真は全然小綺麗じゃなかった。まぁ良い思い出にはなったけど。
それから、しばらくの間は何を勉強したとかは、全然覚えてない。
クラスにいる騒がしい子どもたちのことや、男子や女子や、先生のことも。
休み時間になるたびに、ホシが教室にやって来てくれるのを、ただただ待ってた気がする。
時々授業中でもホシはウジの教室に飛び込んできたけど、怒られてホシが連れ戻されていくのを見るたびに、ウジは密かにドキドキしてた。
でもやっぱりウジは固まっていて、何も言わなかったけど。
ホシが授業中にウジのもとを訪れるのは、学校では問題だったのか、そうでもなかったのかは、正直判らないけれど、不思議なことにホシはしばらくして、ウジの教室に移動になっていた。
どっかから遅れて転校生がやってきて、人数調整のためだとかって大きくなってから知ったけど、その時はただただ嬉しくて。それからはただただ、楽しかったはず。
「ウジや。お前知ってた？ 学校って、寝ちゃいけないんだって」
ホシがそんなことを言ってくるのに、ウジは驚いて「ウソッ」って言えば、「本当らしい」って答えられて。
急いで2人で家に帰ってジョンハンに聞けば、「当然だろ。学校は勉強するところなんだから」って答えられてショックを受けたこともあったけど、その頃にはホシと同じクラスだったから......。
2人が学校に慣れた頃にはディノも通いはじめたから、毎日3人で学校に行き、毎日一緒に帰ってきて、それから3人で遊んで。
学年があがる頃にはウジだって、ホシと一緒じゃないとダメなんてことはなくなっていたのに、それからもホシは時々ウジのクラスにやって来たけど......。
The END
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