妄想heaven

SEVENTEEN全員でのドラマか映画が見たいな......

昨日と同じ明日が今日を超えていく

 

旅立ちの朝。

「おぉ、行ってこい」ってエスクプスが言ったけれど、寝てないのが丸わかりなその姿に「ヒョン、大丈夫だよ」ってジュンが言えば、「当然だろ」って言ってくれた。

「何かあったら、飛んで行くから」ってジョンハンが言ってくれて、「ハニヒョンが言うとホントっぽいね」ってジュンが言えば、「当然だろ」ってエスクプスと同じ言葉を口にしてジョンハンが笑ってた。

「..................」

こんな時、さらっとカッコイイ言葉を言ってくれそうなジョシュアが、何も言えずに、でもギュッとしてくれたから、ジュンもギュってする。

見送ってくれたのは、95ラインのヒョンたちだった。

 

96ラインのチングたちは、帰る準備をしてる時にそれぞれやって来た。
「戻ってくる時に買ってくるリストはコレ」と、ウォヌは手書きのメモを渡しに来た。
「多くない?」って言えば、「いやこれでも厳選したから」と言う。
「帰ってくるのが遅くなったら、お土産リストの追加をカトクするから」とウォヌが言うから、結構なリストのお土産リストは、離れてる時間に比例してるようで。
いつも通りに笑ってたけど、ウォヌの手書きのそのリストは、ウォヌが寂しい寂しいって言ってくれてるようなもんだった。

ウジは作業部屋に今から行くからって言いながら、その前に顔を出してくれた。
「元気でな~」って軽く言いながら、荷物を詰めてるジュンの後ろから背中にのしかかって来てくれた。
「お前もな~」って言えば、「おぉ~」って言って去っていった。それだけ。

ホシはうるさく、やって来た。
自分が今からどっかに行って踊るかのようなテンションでやって来て、「ジュニならできる」って熱く、「お前なら負けない」って煩く、「お前らは俺の自慢だッ」って吠えていた。

決して湿っぽくならないのは、わざとなのか、自然なのか。
でもいつだって気持ちは寄り添ってくれてるような気がする。
だってどんなに夜中だってカトクで呟けば、いつだってウジが「どうした?」って言ってくれて。パフォチからは2人も抜けるのに、「お前らの分まで俺が踊る」って当然のように言ってくれるホシがいて。飛行機の中の暇つぶしにって、長い長い手紙のようなカトクをくれるウォヌがいるから。

昨日と同じように明日が続いていくはずなのに、突然違う世界がはじまるこの人生を、悲しむことなく、落ち込むことなく、ただただ楽しもうと思えるのは、結構な決断なはずなのに誰も反対もしなければ、「行ってこい行ってこい」と言ってくれた仲間がいるからで。

帰ってくる場所があるからで。
もうすでに「ただいま」っていう日が楽しみでしょうがないからで......。

The END
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